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公開番号
2024129682
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-27
出願番号
2023039035
出願日
2023-03-13
発明の名称
シーリング材均し器具、シーリング装置、およびシーリング材
出願人
株式会社フジタ
,
株式会社ヒロテック
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
E04F
21/165 20060101AFI20240919BHJP(建築物)
要約
【課題】外壁の目地にシーリング材を充填する作業をより簡便な構成で行う。
【解決手段】シーリング材均し器具は、第1方向に延在する板状に形成された第1板状部材と、第1板状部材の上に形成された均し部材と、を有し、第1板状部材上の中央に鉛直に形成され、かつ第1方向に延在する第2板状部材と、第2板状部材を挟み、かつ第1方向に延在するように設けられた1対の第3板状部材と、第3板状部材を挟み、かつ第1方向に延在するように設けられた1対の第4板状部材と、を有し、第1板状部材及び均し部材を貫通する貫通孔を有し、貫通孔より、シーリング材が供給され、均し部材は、第1方向に進行し、第2板状部材、1対の第3板状部材、および1対の第4板状部材で形成された均し部材の幅によりシーリング材の幅が決定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に延在する板状に形成された第1板状部材と、前記第1板状部材の上に形成された均し部材と、を有し、
前記第1板状部材上の中央に鉛直に形成され、かつ前記第1方向に延在する第2板状部材と、
前記第2板状部材を挟み、かつ前記第1方向に延在するように設けられた1対の第3板状部材と、
前記第3板状部材を挟み、かつ前記第1方向に延在するように設けられた1対の第4板状部材と、を有し、
前記第1板状部材及び前記均し部材を貫通する貫通孔を有し、
前記貫通孔より、シーリング材が供給され、
前記均し部材は、前記第1方向に進行し、
前記第2板状部材、前記1対の第3板状部材、および前記1対の第4板状部材で形成された前記均し部材の幅により前記シーリング材の幅が決定される、シーリング材均し器具。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記第3板状部材は、前記第1板状部材および前記第2板状部材と接し、
前記第3板状部材において、前記第2板状部材と接する面は、最大の面積を有する、請求項1に記載のシーリング材均し器具。
【請求項3】
前記第4板状部材は、前記第1板状部材および前記第3板状部材と接し、
前記第4板状部材において、前記第3板状部材と接する面は、最大の面積を有する、請求項2に記載のシーリング材均し器具。
【請求項4】
前記貫通孔に隣接し、かつ前記第1方向とは反対側に位置し、前記第2板状部材上に設けられた第5板状部材をさらに有する、請求項3に記載のシーリング材均し器具。
【請求項5】
前記均し部材を覆うコーティング層をさらに有する、請求項1に記載のシーリング材均し器具。
【請求項6】
前記第5板状部材の幅は、前記第2板状部材の厚さよりも大きい、請求項4に記載のシーリング材均し器具。
【請求項7】
前記第4板状部材の硬度ショアAは、前記第3板状部材の硬度ショアAより大きい、請求項1に記載のシーリング材均し器具。
【請求項8】
前記均し部材の一端から前記貫通孔までの長さは、前記貫通孔から前記均し部材の他端までの長さよりも長く、
前記第5板状部材は、前記貫通孔から前記均し部材の一端までの領域に設けられる、請求項4に記載のシーリング材均し器具。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか一項に記載のシーリング材均し器具を備える、シーリング装置。
【請求項10】
壁材の目地が延在する方向と交差する方向に沿って切断したときの断面形状は、前記目地を形成する両側の壁材と接する第1の領域の厚さよりも、前記第1の領域によって挟まれた第2の領域の厚さの方が小さい、シーリング材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の外壁の目地にシーリング材を充填するシーリング材均し器具、シーリング装置、およびシーリング材に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
外壁を複数の外壁パネルによって施工した場合には、外壁パネル間に形成される目地に防水のためのシーリングが施工される。人手によってシーリング材を充填する工事を施工するためには、外壁に足場を架設したり、ゴンドラを吊り下げたりする必要がある。また、外壁パネルにシーリング材が付着するのを防止するために、目地の周りにマスキングテープを貼って養生する作業や、充填されたシーリング材の表面をヘラで均す作業が必要となる(特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-28450号公報
特開2018-70822号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、目地の周りにマスキングテープを貼り、充填されたシーリング材の表面をヘラで均した後、マスキングテープを剥がす作業が必要となるため、作業工程が増加する。また、シーリング材をヘラで均しシーリング材の表面を平滑にする作業には、施工者の技量が必要となる。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑みなされたものであり、外壁の目地にシーリング材を充填する作業をより簡便な構成で行うことを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のシーリング材均し器具は、第1方向に延在する板状に形成された第1板状部材と、第1板状部材の上に形成された均し部材と、を有し、第1板状部材上の中央に鉛直に形成され、かつ第1方向に延在する第2板状部材と、第2板状部材を挟み、かつ第1方向に延在するように設けられた1対の第3板状部材と、第3板状部材を挟み、かつ第1方向に延在するように設けられた1対の第4板状部材と、を有し、第1板状部材及び均し部材を貫通する貫通孔を有し、貫通孔より、シーリング材が供給され、均し部材は、第1方向に進行し、第2板状部材、1対の第3板状部材、および1対の第4板状部材で形成された均し部材の幅によりシーリング材の幅が決定される。
【0007】
本発明のシーリング材均し器具において、第3板状部材は、第1板状部材および第2板状部材と接し、第3板状部材において、第2板状部材と接する面は、最大の面積を有していてもよい。
【0008】
本発明のシーリング材均し器具において、第4板状部材は、第1板状部材および第3板状部材と接し、第4板状部材において、第3板状部材と接する面は、最大の面積を有していてもよい。
【0009】
本発明のシーリング材均し器具において、貫通孔に隣接し、かつ第1方向とは反対側に位置し、第2板状部材上に設けられた第5板状部材をさらに有していてもよい。
【0010】
本発明のシーリング材均し器具において、均し部材を覆うコーティング層をさらに有していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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