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公開番号2024129452
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038671
出願日2023-03-13
発明の名称吸収性物品
出願人日本製紙クレシア株式会社,栗田工業株式会社
代理人弁理士法人坂本国際特許商標事務所
主分類A61F 13/15 20060101AFI20240919BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】使用後に効率的にマテリアルリサイクルすることが可能な吸収性物品を提供する。
【解決手段】本開示は、液透過性のトップシート21と、液不透過性のバックシート22と、トップシート21とバックシート22との間に配置される吸収体23と、を備え、使用後に洗浄し分離してリサイクル可能な紙おむつ10であって、紙おむつ10に使用されているホットメルト接着剤には、軟化点が60℃以上90℃以下の低軟化点ホットメルト接着剤が含まれる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収体と、を備え、使用後に洗浄し分離してリサイクル可能な吸収性物品であって、
前記吸収性物品に使用されているホットメルト接着剤には、軟化点が60℃以上90℃以下の低軟化点ホットメルト接着剤が含まれる
ことを特徴とする吸収性物品。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記低軟化点ホットメルト接着剤の総重量は、前記吸収性物品に使用されている全てのホットメルト接着剤の総重量の70%以上100%以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記吸収体は、基体不織布と高吸収性ポリマーとを含み、
前記低軟化点ホットメルト接着剤は、前記高吸収性ポリマーを前記基体不織布の起毛した部分の繊維間に固着するために使用されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
【請求項4】
前記吸収体に使用される前記低軟化点ホットメルト接着剤の含有量は、5g/m

以上10g/m

以下である
ことを特徴とする請求項3に記載の吸収性物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、吸収性物品に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、パンツ型吸収性物品が開示されている。このパンツ型吸収性物品の外装体は、腹側部及び背側部(ウエスト領域、腸骨領域、胴周り領域)に対応する部分に、複数の胴周りギャザー形成用弾性部材が横方向に伸縮可能に配置されている。複数の弾性部材は、外装体を構成する外層シートと内層シートとの間において横方向に伸長可能に接着剤により固定され、且つ縦方向に間欠配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-048114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、紙おむつ等の吸収性物品の使用量、廃棄量は、社会の高齢化の進行に伴って年々増加傾向にある。使用済みの吸収性物品は、現状大部分が焼却処理されており、一部がリサイクルされている。リサイクルの内訳は、RPF(Refuse derived paper and plastics densified Fuel)等に加工してサーマルリサイクルされているものが主流で、マテリアルリサイクルされている分は少ない。
【0005】
一般に、使用済みの吸収性物品をマテリアルリサイクルする場合、水中で吸収性物品を撹拌して汚物を除去し、吸収性物品の構成材料を分離して洗浄し、再利用可能な原料を回収する。しかし、吸収性物品の各構成材料を貼り合わせているホットメルト接着剤が水中や温水中で剥がれ難く、各構成材料の分離が難しい。このことは、使用済みの吸収性物品のマテリアルリサイクルの効率を悪くする要因となっており、マテリアルリサイクルされる量が少ない一因となっている。
【0006】
そこで、本開示は、使用後に効率的にマテリアルリサイクルすることが可能な吸収性物品の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収体と、を備え、使用後に洗浄し分離してリサイクル可能な吸収性物品であって、前記吸収性物品に使用されているホットメルト接着剤には、軟化点が60℃以上90℃以下の低軟化点ホットメルト接着剤が含まれる。
【0008】
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の吸収性物品であって、前記低軟化点ホットメルト接着剤の総重量は、前記吸収性物品に使用されている全てのホットメルト接着剤の総重量の70%以上100%以下である。
【0009】
本発明の第3の態様は、上記第1の態様又は上記第2の態様の吸収性物品であって、前記吸収体は、基体不織布と高吸収性ポリマーとを含み、前記低軟化点ホットメルト接着剤は、前記高吸収性ポリマーを前記基体不織布の起毛した部分の繊維間に固着するために使用されている。
【0010】
本発明の第4の態様は、上記第3の態様の吸収性物品であって、前記吸収体に使用される前記低軟化点ホットメルト接着剤の含有量は、5g/m

以上10g/m

以下である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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