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公開番号2024128015
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2024108552,2022197638
出願日2024-07-05,2018-12-27
発明の名称新規エマルション及びこのエマルションを用いた塗料用組成物
出願人株式会社日本触媒
代理人個人
主分類C08F 212/14 20060101AFI20240912BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】新規なエマルション及びこのエマルションを含む組成物を提供する。
【解決手段】芳香族基を複数有する反応性乳化剤(A)及び重合性不飽和結合基を有するシランカップリング剤(B)を少なくとも重合成分とする(メタ)アクリル系ポリマーのエマルション。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
芳香族基を複数有する反応性乳化剤(A)及び重合性不飽和結合基を有するシランカップリング剤(B)を少なくとも重合成分とする(メタ)アクリル系ポリマーのエマルション。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
反応性乳化剤(A)が下記式(1)で表される反応性乳化剤を含む請求項1に記載のエマルション。
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2024128015000010.jpg
47
153
(式中、Dは下記式(D-1)又は(D-2)を示し、Aは炭素数2~4のアルキレン基を示し、Tは水素原子又は-SO

M(Mは、水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子又はNH

)を示し、lは1~2を示し、mは1~3を示し、nは1~1000を示す。)
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2024128015000011.jpg
18
153
JPEG
2024128015000012.jpg
18
153
(式中、R

は水素原子又はメチル基を示す。)
【請求項3】
重合成分が、さらに、脂環族基を有する単量体及び芳香族基を有する単量体から選択される1種以上の単量体を含む請求項1又は2に記載のエマルション。
【請求項4】
反応性乳化剤(A)の割合が、重合成分全体に対して0.1~10質量%である請求項1~3のいずれかに記載のエマルション。
【請求項5】
シランカップリング剤(B)の割合が、重合成分全体に対して0.05~10質量%である請求項1~4のいずれかに記載のエマルション。
【請求項6】
反応性乳化剤(A)以外の乳化剤の割合が、重合成分全体に対して5質量%以下である請求項1~5のいずれかに記載のエマルション。
【請求項7】
(メタ)アクリル系ポリマーのガラス転移温度が-40~80℃である請求項1~6のいずれかに記載のエマルション。
【請求項8】
芳香族基を複数有する反応性乳化剤(A)及び2-エチルヘキシル(メタ)アクリレートを少なくとも重合成分とする(メタ)アクリル系ポリマーのエマルション及びウレタン会合型増粘剤を含む塗料用組成物。
【請求項9】
エマルションが請求項1~7のいずれかに記載のエマルションである請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
請求項1~7のいずれかに記載のエマルション又は請求項8~9のいずれかに記載の組成物を含む塗料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規なエマルション等に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
建築物の内装用塗料や外装用塗料(トップコート、上塗り塗料)は、環境配慮の観点から、溶剤系塗料から水性塗料に移行しつつある。
【0003】
このような水系塗料として、例えば、特許文献1には、スチレン系単量体とシラン基含有単量体を原料として用いたアクリル系樹脂の上塗り塗料用樹脂エマルションが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-179313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、新規なエマルション及びこのエマルションを含む組成物(特に、塗料用組成物)を提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、耐水性に優れた塗膜を効率よく形成しうるエマルション及びこのエマルションを含む組成物を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、増粘応答性に優れるエマルション及びこのエマルションを含む組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記特許文献1のように、エマルションを利用した水系塗料が知られているが、本発明者の検討によれば、このような水系塗料には、耐水性が十分でないものがあり、場合によっては、塗装の際に雨がかかる場合や梅雨時期などの多湿下で塗装される場合等において、塗膜強度の低下によって、塗膜が剥がれるなどの問題を生じうることがわかった。
【0009】
また、塗料の粘性は、増粘剤の添加によって調整しうるが、本発明者の検討によれば、エマルション(又はエマルションを構成するポリマー)の種類によっては、増粘剤により粘性を十分に付与できず(すなわち、増粘応答性が十分でなく)、多量の増粘剤を要する場合があること、そして、このように多量の増粘剤を使用することで塗膜形成において悪影響を生じうる(例えば、塗膜の耐水性を低下させる、保管時に経時で粘度が上昇する)ことがあることがわかった。
【0010】
このような中、本発明者は、上記課題を解決するためさらに鋭意研究を重ねた結果、エマルション(又はエマルションを構成するポリマー)の重合成分を、芳香族基を複数有する反応性乳化剤(A)及び重合性不飽和結合基を有するシランカップリング剤(B)を少なくとも含む重合成分で構成することにより、耐水性に優れた塗膜を形成しうること、増粘応答性を改善又は向上しうることなどを見出した。
(【0011】以降は省略されています)

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