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公開番号2024127499
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036687
出願日2023-03-09
発明の名称発光素子、光電変換装置、電子機器、照明装置、移動体
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G09G 3/3233 20160101AFI20240912BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】画素の行によって水平同期信号の間隔が異なる場合であっても、映像の表示品位を向上させる。
【解決手段】映像信号に基づき発光を行う発光素子は、マトリクス状に配された複数の画素を有する画素アレイと、前記映像信号に含まれるデータを前記複数の画素に供給する信号線と、を有する。前記データを画素に書き込む期間では、当該画素は非発光の状態である。
第1の行および第2の行それぞれに対応する前記映像信号のデータ量が、第3の行および第4の行それぞれに対応する映像信号のデータ量よりも少ない。前記第2の行の消灯開始タイミングの時刻から前記第1の行の消灯終了タイミングの時刻を減算した第1の値よりも、前記第4の行の消灯開始タイミングの時刻から前記第3の行の消灯終了タイミングの時刻を減算した第2の値の方が大きい。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
映像信号を受信して、前記映像信号に基づき発光を行う発光素子であって、
マトリクス状に配された複数の画素を有する画素アレイであって、連続する第1の行と第2の行と、連続する第3の行と第4の行とを含む複数の行を有する画素アレイと、
前記映像信号に含まれるデータを前記複数の画素に供給する信号線と、
を有し
前記データを画素に書き込む期間では、当該画素は非発光の状態であり、
前記第1の行は、前記第2の行の前の行であり、
前記第3の行は、前記第4の行の前の行であり、
前記第1の行および前記第2の行それぞれに対応する前記映像信号のデータ量が、前記第3の行および前記第4の行それぞれに対応する前記映像信号のデータ量よりも少なく、
前記第2の行の消灯開始タイミングの時刻から前記第1の行の消灯終了タイミングの時刻を減算した第1の値よりも、前記第4の行の消灯開始タイミングの時刻から前記第3の行の消灯終了タイミングの時刻を減算した第2の値の方が大きい、
ことを特徴とする発光素子。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1の値と前記第2の値とのいずれもが正の値である、
ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
【請求項3】
前記第1の値と前記第2の値との少なくともいずれかが負の値である、
ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
【請求項4】
消灯開始タイミングの情報と消灯終了タイミングの情報との複数の組を決定する決定手段と、
発光が制御される行を第5の行と呼ぶ場合に、前記第5の行に対応する前記映像信号のデータ量に基づき、前記複数の組のうちから、前記消灯開始タイミングの情報と前記消灯終了タイミングの情報の1つの組を選択する選択手段と、
選択した前記1つの組に基づき、前記第5の行の画素の発光を制御する制御手段と、
をさらに有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
【請求項5】
消灯開始タイミングの情報と消灯終了タイミングの情報との複数の組を決定する決定手段と、
発光が制御される行を第5の行と呼ぶ場合に、前記第5の行に対応する水平同期期間の長さに基づき、前記複数の組のうちから、前記消灯開始タイミングの情報と前記消灯終了タイミングの情報の1つの組を選択する選択手段と、
選択した前記1つの組に基づき、前記第5の行の画素の発光を制御する制御手段と、
をさらに有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
【請求項6】
前記消灯開始タイミングと前記消灯終了タイミングは、水平同期信号に従った基準時刻からの経過時間により定義される、
ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
【請求項7】
前記消灯開始タイミングと前記消灯終了タイミングは、予め用意されているデータテーブルを参照して、決定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
【請求項8】
前記消灯開始タイミングと前記消灯終了タイミングは、レジスタの設定値にて応じて制
御される、
ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
【請求項9】
前記データ量または水平同期期間の長さに基づき、前記消灯開始タイミングと前記消灯終了タイミングを生成する生成手段を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
【請求項10】
前記生成手段は、発光が制御される行に対応する前記映像信号の受信完了前に、前記発光が制御される行に対する前記消灯開始タイミングと前記消灯終了タイミングを生成する、
ことを特徴とする請求項9に記載の発光素子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発光素子、光電変換装置、電子機器、照明装置、移動体に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
仮想現実(VR)システム、または拡張現実(AR)システムなどに使用される表示装置には、「中心窩レンダリング」と呼ばれる処理が用いられる。「中心窩レンダリング」は、人間の網膜の錐体感度が中心窩から離れるほど低下する特徴を利用する。「中心窩レンダリング」は、人間の感度の低い部分に対応する表示データの解像度を下げることによって、レンダリング処理の計算負荷を減らす処理である。
【0003】
こうした表示装置に用いるディスプレイは、表示データの解像度に合わせて、表示データをディスプレイへ送信する際の帯域幅(データ量)を動的に切替可能であることが好ましい。特許文献1では、中心窩に対応する領域(以下、「中心窩領域」と呼ぶ)の表示データは、通常の帯域幅でディスプレイに送信される。一方で、中心窩領域の周辺の領域(以下、「周辺領域」と呼ぶ)の表示データは、帯域幅が削減されて、ディスプレイに送信される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2017/142613号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の表示装置では、画素の各行は、水平同期信号(以下、「Hsync」と呼ぶ)により駆動される。このため、Hsyncのタイミングに基づいて、画素の全行の発光期間の長さが、一律に制御される。一般的に、Hsyncは等間隔の信号であるため、画素の各行の発光期間の長さを一致させることができる。
【0006】
一方で、特許文献1に記載の表示装置では、受信データ量が画素の行ごとに異なるため、Hsyncの間隔が行ごとに異なる。特許文献1に記載の表示装置を従来の表示装置と同様に駆動させると、Hsyncの間隔が短い行では、消灯期間が短くなり、かつ、発光期間が長くなる。このような行間の発光期間の差分は、例えば、画素の各行で同じ輝度を実現しようとしても、輝度差が横縞として視認されて、映像の表示品位が損なわれる。
【0007】
そこで、本発明は、画素の行によって水平同期信号の間隔が異なる場合であっても、映像の表示品位を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の1つの態様は、
映像信号を受信して、前記映像信号に基づき発光を行う発光素子であって、
マトリクス状に配された複数の画素を有する画素アレイであって、連続する第1の行と第2の行と、連続する第3の行と第4の行とを含む複数の行を有する画素アレイと、
前記映像信号に含まれるデータを前記複数の画素に供給する信号線と、
を有し
前記データを画素に書き込む期間では、当該画素は非発光の状態であり、
前記第1の行は、前記第2の行の前の行であり、
前記第3の行は、前記第4の行の前の行であり、
前記第1の行および前記第2の行それぞれに対応する前記映像信号のデータ量が、前記第3の行および前記第4の行それぞれに対応する前記映像信号のデータ量よりも少なく、
前記第2の行の消灯開始タイミングの時刻から前記第1の行の消灯終了タイミングの時刻を減算した第1の値よりも、前記第4の行の消灯開始タイミングの時刻から前記第3の行の消灯終了タイミングの時刻を減算した第2の値の方が大きい、
ことを特徴とする発光素子である。
【0009】
本発明の1つの態様は、
映像信号を受信して、前記映像信号に基づき発光を行う発光素子であって、
マトリクス状に配された複数の画素を有する画素アレイであって、第1の行と第2の行とを含む複数の行を有する画素アレイと、
前記映像信号に含まれるデータを前記複数の画素に供給する信号線と、
を有し、
前記データを画素に書き込む期間では、当該画素は非発光の状態であり、
駆動信号に応じて画素の消灯開始タイミングおよび消灯終了タイミングが制御され、
前記第1の行に対応する第1の水平同期期間が、前記第2の行に対応する第2の水平同期期間のN倍(Nは自然数)である場合には、前記駆動信号は、前記第2の水平同期期間の長さの間隔で周期的に変化し、
前記第1の水平同期期間では、N-1回だけダミー行が消灯され、1回だけ前記第1の行が消灯され、
前記第2の水平同期期間では、1回だけ前記第2の行が消灯される、
ことを特徴とする発光素子である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、画素の行によって水平同期信号の間隔が異なる場合であっても、映像の表示品位を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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