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公開番号2024127371
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036493
出願日2023-03-09
発明の名称動画再生装置、プログラム、及び動画再生方法
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類H04N 5/93 20060101AFI20240912BHJP(電気通信技術)
要約【課題】スポーツにおける動作を撮影してられる2つの動画をユーザの指定したタイミングで同期して再生する動画再生装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】処理装置、撮影装置、操作入力装置、表示装置、記憶装置及び通信装置を有し、例えばスマートフォンである情報処理装置において、処理装置10は、取得部101、第1特定部102、第2特定部103及び表示制御部104を有する。取得部は、ユーザの第1動作及び比較対象の第2動作に含まれ、ユーザが指定する所定の姿勢を示す指定情報を取得する。第1特定部及び第2特定部はそれぞれ、動作を撮影して得られた複数のフレームのうち、指定情報に対応するフレームを特定する。表示制御部は、特定した各フレームの再生タイミングが一致するように、各動作のそれぞれに対応する動画データを並列に再生する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの第1動作及び前記第1動作との比較対象となる第2動作に含まれ、前記ユーザが指定する所定の姿勢を示す指定情報を取得する取得部と、
前記第1動作を撮影することにより得られる第1動画データが表す複数のフレームのうち、前記指定情報に対応する第1フレームを特定する第1特定部と、
前記第2動作を撮影することにより得られる第2動画データが表す複数のフレームのうち、前記指定情報に対応する第2フレームを特定する第2特定部と、
前記第1動画データ及び前記第2動画データを、前記第1フレームの再生タイミングと前記第2フレームの再生タイミングとが一致するように並列に再生することによって、前記第1動作に対応する動画及び前記第2動作に対応する動画を表示装置に表示する表示制御部と、
を有する動画再生装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記第1動画データ及び前記第2動画データは記憶装置に記憶されており、
前記表示制御部は、前記第1動画データ及び前記第2動画データのうちの一方の動画データについての前記記憶装置からの読み出しを開始するタイミングに対して、他方の動画データについての前記記憶装置からの読み出しを開始するタイミングを遅らせる、
請求項1に記載の動画再生装置。
【請求項3】
前記第1動画データ及び前記第2動画データは記憶装置に記憶されており、
前記表示制御部は、前記第1動画データ及び前記第2動画データのうちの一方の動画データについての前記記憶装置からの読み出しを開始する位置と他方の動画データについての前記記憶装置からの読み出しを開始する位置とを異ならせる、
請求項1に記載の動画再生装置。
【請求項4】
前記取得部は、前記第1動作及び前記第2動作の特徴を表す複数の姿勢のうちの何れかの姿勢を指定する前記ユーザの指示を受け付け、受け付けた指示に応じて前記指定情報を取得する、
請求項1に記載の動画再生装置。
【請求項5】
前記第1特定部は、前記第1動画データの表す複数のフレームと前記第1動作に含まれる前記複数の姿勢との対応を示す第1情報を前記第1動画データに基づいて生成し、生成した第1情報に基づいて前記第1フレームを特定し、
前記第2特定部は、前記第2動画データの表す複数のフレームと前記第2動作に含まれる前記複数の姿勢との対応を示す第2情報を前記第2動画データに基づいて生成し、生成した第2情報に基づいて前記第2フレームを特定する、
請求項1に記載の動画再生装置。
【請求項6】
前記第1動作及び前記第2動作は、所定のスポーツにおける一連の動作であり、
前記第1特定部は、前記第1動画データが表す複数のフレームの各々から推定される前記ユーザの骨格に基づいて前記第1情報を生成し、
前記第2特定部は、前記第2動画データが表す複数のフレームの各々から推定される前記スポーツの競技者の骨格に基づいて前記第2情報を生成する、
請求項5に記載の動画再生装置。
【請求項7】
前記所定のスポーツでは、前記所定の姿勢となったタイミングにおいて所定の音が発生し、
前記第1動画データ及び前記第2動画データは、前記所定の音を含み、
前記第1特定部は、前記ユーザの骨格と前記第1動画データにおける前記所定の音とに基づいて前記第1フレームを特定し、
前記第2特定部は、前記競技者の骨格と前記第2動画データにおける前記所定の音とに基づいて前記第2フレームを特定する、
請求項6に記載の動画再生装置。
【請求項8】
前記第1動画データにおける前記第1フレームに基づいて所定のエフェクトを前記第1動画データに付与することにより第3動画データを生成する生成部と、
前記第3動画データを外部装置へ出力する出力部と、を備える請求項1に記載の動画再生装置。
【請求項9】
コンピュータを、
ユーザの第1動作及び前記第1動作との比較対象となる第2動作に含まれ、前記ユーザが指定する所定の姿勢を示す指定情報を取得する取得部と、
前記第1動作を撮影することにより得られる第1動画データが表す複数のフレームのうち、前記指定情報に対応する第1フレームを特定する第1特定部と、
前記第2動作を撮影することにより得られる第2動画データが表す複数のフレームのうち、前記指定情報に対応する第2フレームを特定する第2特定部と、
前記第1動画データ及び前記第2動画データを、前記第1フレームの再生タイミングと前記第2フレームの再生タイミングとが一致するように並列に再生することによって、前記第1動作に対応する動画及び前記第2動作に対応する動画を表示装置に表示する表示制御部と、
して機能させるプログラム。
【請求項10】
ユーザの第1動作及び前記第1動作との比較対象となる第2動作に含まれ、前記ユーザが指定する所定の姿勢を示す指定情報を取得すること、
前記第1動作を撮影することにより得られる第1動画データが表す複数のフレームのうち、前記指定情報に対応する第1フレームを特定すること、
前記第2動作を撮影することにより得られる第2動画データが表す複数のフレームのうち、前記指定情報に対応する第2フレームを特定すること、及び、
前記第1動画データ及び前記第2動画データを、前記第1フレームの再生タイミングと前記第2フレームの再生タイミングとが一致するように並列に再生することによって、前記第1動作に対応する動画及び前記第2動作に対応する動画を表示装置に表示すること、
を含む動画再生方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、動画再生装置、プログラム、及び動画再生方法、に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
スポーツでは、一連の動作を正確に行うことが成績の向上につながる場合がある。スポーツにおける一連の動作の一例としては、ゴルフにおけるゴルフクラブのスイング、野球におけるバットのスイング、又は野球における投球が挙げられる。近年では、スポーツにおける一連の動作を撮影し、撮影された動画を当該動作の改善に利用する技術が種々提案されている。動作改善に利用する技術の一例としては非特許文献1に開示の技術が挙げられる。非特許文献1には、ユーザが、自己のスイングの動画と、理想的なスイングの動画とを見比べられるようにするスマートフォン向けアプリが開示されている。このアプリでは、ユーザのスイングの動画の再生を開始するタイミングと理想的なスイングの動画の再生を開始するタイングを揃えることができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
“Golf Vision|プロ監修 - AIゴルフスイング解析アプリ”,[online],[令和5年3月3日検索],インターネット<URL:https://www.golf-vision.com/ja/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ゴルフのスイングでは、始動からトップ及びインパクトを経てフィニッシュに至るまでに競技者の姿勢が連続的に変化する。始動とは、ゴルフクラブの振り上げを開始したタイミングのことをいう。トップとは、振り上げたゴルフクラブの振り降ろしを開始したタイミングのことをいう。インパクトとは、振り下ろしたゴルフクラブのヘッドがゴルフボールを打撃するタイミングのことをいう。フィニッシュとは、ゴルフクラブを振り切り、スイングが終了したタイミングのことをいう。ゴルフのスイングの改善を試みる場合、始動、トップ、インパクト及びフィニッシュのうちからユーザが改善を所望するタイミングにおける姿勢を、プロゴルファーのスイング等の理想的なスイングにおける姿勢と見比べることができると便利である。しかし、スイングにおけるトップからフィニッシュまでの時間、トップからインパクトまでの時間、及びインパクトからフィニッシュまでの時間の各々は競技者毎に異なることが一般的である。このため、従来の技術では、ユーザのスイングの動画と理想的なスイングの動画とを並列に再生したとしても、ユーザが改善を所望するタイミングの前後におけるユーザの姿勢と理想的なスイングにおける姿勢とを見比べることは困難である。
【0005】
このような事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、一連の動作に含まれる姿勢のうちユーザが指定する姿勢と、比較対象となる動作に含まれる姿勢とを比較できるようする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る動画再生装置は、取得部と、第1特定部と、第2特定部と、表示制御部と、を有する。取得部は、ユーザの第1動作及び前記第1動作との比較対象となる第2動作に含まれ、前記ユーザが指定する所定の姿勢を示す指定情報を取得する。第1特定部は、前記第1動作を撮影することにより得られる第1動画データが表す複数のフレームのうち、前記指定情報に対応する第1フレームを特定する。第2特定部は、前記第2動作を撮影することにより得られる第2動画データが表す複数のフレームのうち、前記指定情報に対応する第2フレームを特定する。再生制御部は、前記第1動画データ及び前記第2動画データを、前記第1フレームの再生タイミングと前記第2フレームの再生タイミングとが一致するように並列に再生することによって、前記第1動作に対応する動画及び前記第2動作に対応する動画を表示装置に表示する。
【0007】
また、本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、取得部と、第1特定部と、第2特定部と、表示制御部と、して機能させる。取得部は、ユーザの第1動作及び前記第1動作との比較対象となる第2動作に含まれ、前記ユーザが指定する所定の姿勢を示す指定情報を取得する。第1特定部は、前記第1動作を撮影することにより得られる第1動画データが表す複数のフレームのうち、前記指定情報に対応する第1フレームを特定する。第2特定部は、前記第2動作を撮影することにより得られる第2動画データが表す複数のフレームのうち、前記指定情報に対応する第2フレームを特定する。再生制御部は、前記第1動画データ及び前記第2動画データを、前記第1フレームの再生タイミングと前記第2フレームの再生タイミングとが一致するように並列に再生することによって、前記第1動作に対応する動画及び前記第2動作に対応する動画を表示装置に表示する。
【0008】
本開示の一態様に係る動画再生方法は、ユーザの第1動作及び前記第1動作との比較対象となる第2動作に含まれ、前記ユーザが指定する所定の姿勢を示す指定情報を取得すること、前記第1動作を撮影することにより得られる第1動画データが表す複数のフレームのうち、前記指定情報に対応する第1フレームを特定すること、前記第2動作を撮影することにより得られる第2動画データが表す複数のフレームのうち、前記指定情報に対応する第2フレームを特定すること、及び、前記第1動画データ及び前記第2動画データを、前記第1フレームの再生タイミングと前記第2フレームの再生タイミングとが一致するように並列に再生することによって、前記第1動作に対応する動画及び前記第2動作に対応する動画を表示装置に表示すること、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る情報処理装置の使用状況の一例を示す図である。
情報処理装置のハードウェアの構成を示す図である。
ユーザデータの一例を示す図である。
目標データの一例を示す図である。
姿勢テーブルの一例を示す図である。
情報処理装置の機能ブロック図である。
情報処理装置の表示装置に表示されるUI画面の一例を示す図である。
動画再生の進捗状況を示す画像一例を示す図である。
第1関係情報の一例を示す図である。
第2関係情報の一例を示す図である。
表示制御部の動作を説明するための図である。
情報処理装置の表示装置に表示されるUI画面の一例を示す図である。
動画再生装置の処理装置10が制御プログラムPR1に従って実行する動画再生方法における処理の流れを示すフローチャートである。
変形例(2)における表示制御部の動作を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態に係る動画再生装置について図面を参照して説明する。
なお、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施形態は、好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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