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公開番号2024135800
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046671
出願日2023-03-23
発明の名称スピーカー装置およびその設置構造
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類H04R 1/02 20060101AFI20240927BHJP(電気通信技術)
要約【課題】放音動作に起因した振動がスピーカーユニットから外部構造体に伝達することを抑制する。
【解決手段】スピーカー装置21は、音波が通過する開口Oを包囲する放音部34を有するスピーカーユニット30と、スピーカーユニット30を内装部材10に対して弾性的に支持する支持機構40と、放音部34に沿う音響シール部材50とを具備し、音響シール部材50は、内装部材10の設置面S2から突出し当該内装部材10の放音孔12を包囲する突出部14により押圧されることで弾性変形する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
音波が通過する開口を包囲する放音部を有するスピーカーユニットと、
前記スピーカーユニットを外部構造体に対して弾性的に支持する支持機構と、
前記放音部に沿う音響シール部材と
を具備し、
前記音響シール部材は、前記外部構造体の設置面から突出し当該外部構造体の放音孔を包囲する突出部により押圧されることで弾性変形する
スピーカー装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記支持機構は、
前記外部構造体に固定される第1固定部と、
前記外部構造体に固定される第2固定部と、
前記第1固定部および前記第2固定部に前記スピーカーユニットを弾性的に連結する支持部とを含み、
前記スピーカーユニットは、中心軸の方向にみて前記第1固定部と前記第2固定部との間に位置する
請求項1のスピーカー装置。
【請求項3】
前記スピーカーユニットと前記突出部との位置関係の変動に応じて前記音響シール部材は弾性変形する
請求項1のスピーカー装置。
【請求項4】
前記音響シール部材は、
前記放音部に固定される取付部と、
前記取付部から内側に突出する封止部とを含み、
前記封止部は、前記突出部により押圧されることで弾性変形する
請求項1の何れかのスピーカー装置。
【請求項5】
前記音響シール部材は、
前記封止部の内周縁に連続し、当該封止部に対して角度をなす内周部を含む
請求項4のスピーカー装置。
【請求項6】
前記内周部は、前記封止部の内周縁から前記スピーカーユニットとは反対側に向けて突出する
請求項5のスピーカー装置。
【請求項7】
外部構造体と、
前記外部構造体に設置されるスピーカー装置とを具備し、
前記スピーカー装置は、
音波が通過する開口を包囲する放音部を有するスピーカーユニットと、
前記スピーカーユニットを前記外部構造体に対して弾性的に支持する支持機構と、
前記放音部に沿う音響シール部材と
を具備し、
前記音響シール部材は、前記外部構造体において放音孔を包囲する突出部により押圧されることで弾性変形する
スピーカー装置の設置構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、スピーカー装置およびその設置構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば自動車の内装等の構造体(以下「外部構造体」という)にスピーカーユニットを設置するための各種の構造が従来から提案されている。例えば特許文献1には、外部構造体に固定される取付部材とスピーカーユニットのコーン部とが板バネにより連結された構成が開示されている。また、特許文献2には、外部構造体とスピーカーユニットの放音部との間に、弾性変形可能な保持部が介在する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-123478号公報
国際公開第2017/022254号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように板バネや弾性変形可能な保持部が設置された振動伝達抑制スピーカーにおいては、外部構造体とスピーカーユニットとの隙間を密封すること(すなわち音響シール)が重要である。以上の事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、放音動作に起因した振動がスピーカーユニットから外部構造体に伝達することを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、本開示のひとつの態様に係るスピーカー装置は、音波が通過する開口を包囲する放音部を有するスピーカーユニットと、前記スピーカーユニットを外部構造体に対して弾性的に支持する支持機構と、前記放音部に沿う音響シール部材とを具備し、前記音響シール部材は、前記外部構造体の設置面から突出し当該外部構造体の放音孔を包囲する突出部により押圧されることで弾性変形する。
【0006】
本開示のひとつの態様に係るスピーカー装置の設置構造は、外部構造体と、前記外部構造体に設置されるスピーカー装置とを具備し、前記スピーカー装置は、音波が通過する開口を包囲する放音部を有するスピーカーユニットと、前記スピーカーユニットを前記外部構造体に対して弾性的に支持する支持機構と、前記放音部に沿う音響シール部材とを具備し、前記音響シール部材は、前記外部構造体において放音孔を包囲する突出部により押圧されることで弾性変形する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態における音響システムの設置例である。
内装部材およびスピーカー装置の分解斜視図である。
スピーカー装置の上面図である。
図3におけるIV-IV線の断面図である。
スピーカー装置の各要素の位置関係に関する説明図である。
対比例1の説明図である。
音響シール部材の近傍を拡大した断面図である。
第1実施形態の効果を説明するための断面図である。
第2実施形態におけるスピーカー装置の断面図である。
第2実施形態における音響シール部材の近傍を拡大した断面図である。
第2実施形態の効果を説明するための断面図である。
第3実施形態におけるスピーカー装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A:第1実施形態
図1は、第1実施形態における音響システム100の設置例である。第1実施形態の音響システム100は、例えば自動車等の車輌Cに設置される車載オーディオシステムである。具体的には、音響システム100は、車輌Cの天井部に設置されたオーバーヘッドコンソールを構成する。
【0009】
第1実施形態の音響システム100は、内装部材10とスピーカー装置21とマイクロホン22とを具備する。内装部材10は、車輌Cの内装を構成する構造体である。第1実施形態の内装部材10は、基礎部11を含む。基礎部11は、意匠面S1を含む板状部分である。意匠面S1は、車輌Cの内側を向く表面である。内装部材10のうち意匠面S1とは反対側の表面(以下「設置面S2」という)にスピーカー装置21とマイクロホン22とが設置される。第1実施形態の内装部材10は、「外部構造体」の一例である。
【0010】
スピーカー装置21は、車輌C内に音響を放射する。例えば、音楽の再生音のほか、搭乗者(運転者または同乗者)に緊急事態を通報する通報音声、または運転者を案内する案内音声等の各種の音響が、スピーカー装置21から放射される。マイクロホン22は、車輌Cの搭乗者の音声を収音する。例えば車輌C内の情報機器の音声操作のために搭乗者が発声した操作音声がマイクロホン22により収音される。なお、第1実施形態においては1個のスピーカー装置21と1個のマイクロホン22に便宜的に着目するが、2個以上のスピーカー装置21と2個以上のマイクロホン22とが設置されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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