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公開番号
2024143530
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023056258
出願日
2023-03-30
発明の名称
金管楽器
出願人
ヤマハ株式会社
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
G10D
9/10 20200101AFI20241003BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】音のバランスを維持しながら、ピッチの調整量が増大された金管楽器を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る金管楽器は、マウスピースの差込口からベルまでを含む主管、を備え、前記主管は、前記マウスピースの差込口から前記ベルまでの経路上で順に分割された第1分割部分、第2分割部分、及び第3分割部分と、前記第1分割部分と前記第2分割部分とを接続する第1調整管と、前記第2分割部分と前記第3部分とを接続する第2調整管と、を含み、前記第1調整管及び前記第2調整管は、前記主管の全長を調整する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
マウスピースの差込口からベルまでを含む主管、を備え、
前記主管は、前記マウスピースの差込口から前記ベルまでの経路上で順に分割された第1分割部分、第2分割部分、及び第3分割部分と、前記第1分割部分と前記第2分割部分とを接続する第1調整管と、前記第2分割部分と前記第3部分とを接続する第2調整管と、を含み、
前記第1調整管及び前記第2調整管は、前記主管の全長を調整する、金管楽器。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記第1分割部分に連結可能な複数の迂回管をさらに備える、請求項1に記載の金管楽器。
【請求項3】
前記第1調整管は、前記第1分割部分と連結する第1摺動部と、前記第2分割部分と連結する第2摺動部とを含み、
前記第2調整管は、前記第2分割部分と連結する第3摺動部と、前記第3分割部分と連結する第4摺動部とを含み、
前記主管の全長は、前記第1摺動部と前記第1分割部分との接続長及び前記第2摺動部と前記第2分割部分との接続長、並びに前記第3摺動部と前記第2分割部分との接続長及び前記第4摺動部と前記第3分割部分との接続長に応じて変化する、請求項1に記載の金管楽器。
【請求項4】
前記第2調整管の外径は、前記第1調整管の外径よりも大きい、請求項3に記載の金管楽器。
【請求項5】
前記第4摺動部の外径は、30mm以上50mm以下である、請求項4に記載の金管楽器。
【請求項6】
前記第2調整管による、前記主管の全長の変化量は、最大約140mmである、請求項1に記載の金管楽器。
【請求項7】
前記第2調整管は、前記第1調整管よりも前記差込口に構造上の距離が近い、請求項1に記載の金管楽器。
【請求項8】
前記主管は複数の屈曲部を有し、
前記第2調整管の摺動方向の延長上に前記複数の屈曲部のうちの所定の屈曲部が存在する、請求項1に記載の金管楽器。
【請求項9】
前記第1調整管は、ウォーターキーが設けられる、請求項1に記載の金管楽器。
【請求項10】
前記金管楽器はチューバである、請求項1に記載の金管楽器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金管楽器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
金管楽器は、楽器の音のピッチを調整するための調整管、所謂、抜差管を備える。このような調整管の長さを調整することにより、楽器の全長を調整して、楽器の音のピッチを調整することができる。特許文献1及び特許文献2には、抜差管を備えるトランペットが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-114029号公報
特開2017-173567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
金管楽器の演奏者は、調整管(抜差管)の長さを調整することにより、楽器から出る音のピッチを微調整することができる。また、オーケストラで採用される地域ごとのピッチを設定する場合、及び演奏する環境(例えば、厳寒地又は高温地)に応じてピッチを設定する場合は、調整管の長さを調整することにより、ピッチを微調整することができる。
【0005】
しかしながら、金管楽器に設けられる調整管の数が一つである場合、調整できるピッチに限界がある。一つの調整管によるピッチの調整量を大きくするには、調整管の長さを長くして、一つの調整管による楽器の全長の可変量を大きくすることが考えられる。しかしながら、テーパ状に構成される楽器において、直管部分を有する一つの調整管の長さを長くすると、音程、音階などの楽器から出る音のバランスが崩れるという問題がある。
【0006】
また、金管楽器に設けられる調整管の数が一つである場合、金管楽器における調整管の位置によっては、演奏中に楽器の演奏者が調整管の位置を調整できず、演奏中にピッチの微調整ができないという問題がある。
【0007】
本発明の目的の一つは、金管楽器において、音のバランスを維持しながら、ピッチの調整量を大きくすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施形態によると、マウスピースの差込口からベルまでを含む主管、を備え、前記主管は、前記マウスピースの差込口から前記ベルまでの経路上で順に分割された第1分割部分、第2分割部分、及び第3分割部分と、前記第1分割部分と前記第2分割部分とを接続する第1調整管と、前記第2分割部分と前記第3部分とを接続する第2調整管と、を含み、前記第1調整管及び前記第2調整管は、前記主管の全長を調整する、金管楽器、が提供される。
【発明の効果】
【0009】
金管楽器において、音のバランスを維持しながら、ピッチの調整量を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係るチューバの外観を示す図である。
一実施形態に係るチューバの主管の構成を説明するための概略図である。
一実施形態に係る第1調整管の構成を示す図である。
図1に示したチューバにおける第2調整管を示している。
一実施形態に係る第2調整管の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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