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公開番号2024130672
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040527
出願日2023-03-15
発明の名称収音設定方法及び収音装置
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類H04R 3/00 20060101AFI20240920BHJP(電気通信技術)
要約【課題】遠い位置の音声及び近い位置の雑音を収音しない収音設定方法を提供する
【解決手段】マイクの指向性を設定する収音設定方法は、マイクを設置した面に対して鉛直上向き方向からの離角を設定し、設定された離角以下の範囲に、マイクの指向性を向けることを特徴とする。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
マイクの指向性を設定する収音設定方法であって、
ある離角閾値を設定し、
マイクを設置した面の法線方向とマイクを設置した位置から音源への方向がなす離角が、
設定された前記離角閾値以下となる音源位置の範囲に、前記マイクの前記指向性を向けることを特徴とする、
収音設定方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記マイクから収音信号を入力し、
前記収音信号に基づいて音声の到来方向を推定し、
前記離角閾値は、前記鉛直上向き方向に対する前記到来方向に対応する、
請求項1に記載の収音設定方法。
【請求項3】
前記マイクの周囲の画像を取得し、
前記画像に顔検出処理を行い、
前記顔検出処理によって話者が検出された場合、前記話者の位置情報を推定し、
前記離角閾値は、前記位置情報に基づいて算出される、
請求項1に記載の収音設定方法。
【請求項4】
前記位置情報は、前記話者の方位角が含まれており、
前記方位角に対応する方向に前記マイクの前記指向性を向ける
請求項3に記載の収音設定方法。
【請求項5】
前記マイクからの距離を受け付け、
前記離角閾値は、受け付けた前記距離に基づいて算出される、
請求項1に記載の収音設定方法。
【請求項6】
前記離角閾値を決めた後、前記離角閾値に応じて前記マイクのゲインを設定する、
請求項1~5のいずれかに記載の収音設定方法。
【請求項7】
前記離角閾値は、離角上限値と離角下限値を含み、
前記離角が前記離角上限値以下、かつ、前記離角下限値以上となる音源位置の範囲に、前記マイクの前記指向性を向ける、
請求項1~5のいずれかに記載の収音設定方法。
【請求項8】
マイクの指向性を設定する収音装置であって、
ある離角閾値を設定する設定部と、
マイクを設置した面の法線方向とマイクを設置した点から音源への方向がなす離角が、設定された前記離角閾値以下となる音源位置の範囲に、前記マイクの前記指向性を向ける音声処理部と、
を備える、収音装置。
【請求項9】
前記マイクから収音信号を入力する音声入力部、
を更に備え、
前記音声処理部は、前記収音信号に基づいて音声の到来方向を推定し、
前記離角閾値は、前記鉛直上向き方向に対する前記到来方向に対応する、
請求項8に記載の収音装置。
【請求項10】
前記マイクの周囲の画像を取得する画像入力部と、
前記画像に顔検出処理を行う画像処理部と、
を更に備え、
前記顔検出処理によって話者が検出された場合、前記画像処理部は、前記話者の位置情報を推定し、
前記離角閾値は、前記位置情報に基づいて算出される、
請求項8に記載の収音装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一実施形態は、収音設定方法及び収音装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、音信号からエコー及びノイズ成分を除去する方法及び装置が記載されている。具体的に、特許文献1に記載の装置は、まず、音信号から音声成分とノイズ成分とを分けてビームフォーミング処理を施し、それぞれのエコーを除去する。その後、特許文献1に記載の装置は、エコーが除去された音声成分及びノイズ成分に基づいて、ノイズ成分を除去する出力信号を生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第7359504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の装置は、エコー及びノイズ成分を除去することにより、収音対象である話者の音声を高いSN比で取得することができる。しかし、話者がオープンスペースや開放的な空間にいる場合、収音対象でない遠い位置の人が話すと、その人の音声は、ノイズとして排除されずにそのまま収められる虞がある。
【0005】
本発明の一実施形態は、遠い位置の音声及び近い位置の雑音を収音しない収音設定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係るマイクの指向性を設定する収音設定方法は、ある離角閾値を設定し、マイクを設置した面の法線方向とマイクを設置した点から音源への方向がなす離角が、設定された離角閾値以下となる音源位置の範囲に、マイクの指向性を向ける。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、遠い位置の音声及び近い位置の雑音を収音することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、収音装置の構成を示すブロック図である。
図2は、収音装置の運用環境の一例を示す図である。
図3は、収音設定方法の動作を示すフローチャートである。
図4は、第1実施形態に係る処理部の機能的構成を示すブロック図である。
図5は、収音範囲を示す上視図である。
図6は、第2実施形態に係る処理部の機能的構成を示すブロック図である。
図7は、入力した位置情報に基づいて離角閾値を算出する例を示す図である。
図8は、第3実施形態に係る処理部の機能的構成を示すブロック図である。
図9は、話者の方位角ごとに指向性を向ける場合の収音範囲を示す上視図である。
図10は、話者の方位角ごとに指向性を調整する例を示す図である。
図11は、上方の雑音を排除するための離角下限値を算出する例を示す図である。
図12は、ゲイン関数を示す図である。
図13は、収音範囲の指定を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
図1は、収音装置100の構成を示すブロック図である。図2は、収音装置100の運用環境の一例を示す図である。収音装置100は、例えば、スピーカー及びマイクを備えた音響機器であり、机Tの上に設置されている。会議に参加する話者A、Bは、机Tを囲んでいる。そして、話者A、Bは、収音装置100を介して、遠隔地にいる会議参加者と会話することができる。ただし、収音装置100は、スピーカー及びマイクを備えた音響機器に限らず、独立のマイク及び独立のマイクに接続されているコンピュータであってもよい。
【0010】
収音装置100は、少なくともマイク110、処理部120、カメラ130、メモリ140、スピーカー150、ユーザインタフェース(I/F)160、表示部170、及び通信部180を備えている。この実施形態では、マイク110は、指向性を変えられ、複数のマイクユニットで構成されるマイクアレイ(図示せず)である。複数のマイクユニットは、例えば、平面視して収音装置100の外側で円状に並んでいる。ただし、複数のマイクの配置は、平面視して円状に限らない。例えば、マイクユニットが配置された面(例えば、机Tの上面)と平行な各方向から見て二つ以上のマイクユニットが重ならない配置であればよい。
(【0011】以降は省略されています)

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