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公開番号2024111872
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-20
出願番号2023016544
出願日2023-02-07
発明の名称装着型音響出力装置、及び制御方法
出願人ヤマハ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04R 3/00 20060101AFI20240813BHJP(電気通信技術)
要約【課題】利用者の聴覚をより適切に保護する。
【解決手段】装着型音響出力装置は、利用者の耳に装着可能な装着型音響出力装置であって、前記利用者の耳に出力する出力音の連続再生期間を計測し、当該連続再生期間が、予め設定された処理閾値に達した場合に、前記利用者に前記耳への過負荷を認識させる前記出力音への特定の処理を実行する制御処理部を備える。前記制御処理部は、前記出力音の出力が連続して中断されている再生中断期間が、予め設定された初期化閾値に達した場合に、前記連続再生期間を初期化する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
利用者の耳に装着可能な装着型音響出力装置であって、
前記利用者の耳に出力する出力音の連続再生期間を計測し、当該連続再生期間が、予め設定された処理閾値に達した場合に、前記利用者に前記耳への過負荷を認識させる前記出力音への特定の処理を実行する制御処理部を備える
装着型音響出力装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御処理部は、前記出力音の出力が連続して中断されている再生中断期間が、予め設定された初期化閾値に達した場合に、前記連続再生期間を初期化する
請求項1に記載の装着型音響出力装置。
【請求項3】
利用者の耳に装着可能な装着型音響出力装置であって、
前記利用者の耳に出力する出力音によって前記利用者が受けた音響暴露量を計測し、当該音響暴露量の積算値が、予め設定された処理閾値に達した場合に、前記利用者に前記耳への過負荷を認識させる前記出力音への特定の処理を実行する制御処理部を備える
装着型音響出力装置。
【請求項4】
前記制御処理部は、前記出力音への特定の処理として、前記出力音の出力を停止する
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の装着型音響出力装置。
【請求項5】
前記制御処理部は、前記出力音への特定の処理として、前記出力音の音量値を、予め設定された音量分を低下させて、前記出力音の出力を継続する
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の装着型音響出力装置。
【請求項6】
前記制御処理部は、前記出力音への特定の処理として、前記出力音の出力を中断した後に、警告音を出力して、前記出力音の出力を再開する
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の装着型音響出力装置。
【請求項7】
前記制御処理部は、前記出力音への特定の処理として、前記出力音の出力を停止した後に、警告音を出力する
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の装着型音響出力装置。
【請求項8】
前記制御処理部は、前記出力音への特定の処理として、前記出力音の出力を中断した後に、警告音を出力して、さらに前記出力音の音量値を、予め設定された音量分を低下させて、前記出力音の出力を再開する
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の装着型音響出力装置。
【請求項9】
前記制御処理部は、前記出力音への特定の処理として、前記出力音の出力を停止した後に、警告メッセージを、前記装着型音響出力装置に接続可能な外部装置に出力させる
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の装着型音響出力装置。
【請求項10】
前記制御処理部は、前記出力音の出力を中断した後に、前記出力音の出力を再開する場合に、前記出力音の音量値を、予め設定された音量分を低下させて再開する
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の装着型音響出力装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、装着型音響出力装置、及び制御方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、聴覚保護のために、単位時間あたり(例えば、1週間)の音響暴露量の積算値が閾値を上回った場合に、注意喚起を表示する技術が知られている(非特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-157240号公報
【非特許文献】
【0004】
「iPhone、iPod touch、Apple Watch のヘッドフォン通知」、[online]、Apple Inc.、[令和4年9月20日検索]、インターネット<URL: https://support.apple.com/ja-jp/HT211903>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、非特許文献1に記載の技術では、利用者が自覚して主体的に聴覚保護を行うことを前提としており、聴覚保護の自覚がない利用者は使用できずに保護されないという課題があった。また、利用者の聴覚をより適切に保護することができる技術が求められている。
【0006】
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、利用者の聴覚をより適切に保護することができる装着型音響出力装置、及び制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、利用者の耳に装着可能な装着型音響出力装置であって、前記利用者の耳に出力する出力音の連続再生期間を計測し、当該連続再生期間が、予め設定された処理閾値に達した場合に、前記利用者に前記耳への過負荷を認識させる前記出力音への特定の処理を実行する制御処理部を備える装着型音響出力装置である。
【0008】
また、本発明の一態様は、利用者の耳に装着可能な装着型音響出力装置であって、前記利用者の耳に出力する出力音によって前記利用者が受けた音響暴露量を計測し、当該音響暴露量の積算値が、予め設定された処理閾値に達した場合に、前記利用者に前記耳への過負荷を認識させる前記出力音への特定の処理を実行する制御処理部を備える装着型音響出力装置である。
【0009】
また、本発明の一態様は、利用者の耳に装着可能な装着型音響出力装置の制御方法であって、制御処理部が、前記利用者の耳に出力する出力音の連続再生期間を計測し、当該連続再生期間が、予め設定された処理閾値に達した場合に、前記利用者に前記耳への過負荷を認識させる前記出力音への特定の処理を実行する制御方法である。
【0010】
また、本発明の一態様は、利用者の耳に装着可能な装着型音響出力装置の制御方法であって、制御処理部が、前記利用者の耳に出力する出力音によって前記利用者が受けた音響暴露量を計測し、当該音響暴露量の積算値が、予め設定された処理閾値に達した場合に、前記利用者に前記耳への過負荷を認識させる前記出力音への特定の処理を実行する制御方法である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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