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公開番号2024121379
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028449
出願日2023-02-27
発明の名称音源およびその制御方法、プログラム、電子鍵盤楽器
出願人ヤマハ株式会社
代理人個人,個人
主分類G10H 1/32 20060101AFI20240830BHJP(楽器;音響)
要約【課題】止音タイミングを所望に設定する。
【解決手段】音源が提供される。取得部401は、音色設定指示を取得し、生成部402は、電子鍵盤楽器200の複数の鍵のそれぞれにおける、発音上の鍵ダンパハーフ領域または鍵ダンパハーフポイントを規定するハーフ設定情報Jを、音色設定指示に応じて生成し、出力部403は、生成されたハーフ設定情報Jを出力する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
設定指示を取得する取得部と、
電子鍵盤楽器の複数の鍵のそれぞれにおける、発音上の鍵ダンパハーフ領域または鍵ダンパハーフポイントを規定する情報を、前記設定指示に応じて生成する生成部と、
生成された前記情報を出力する出力部と、を有する、音源。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記情報は、前記鍵のストローク位置と発音中の音の消音形態との対応関係を含む、請求項1に記載の音源。
【請求項3】
前記設定指示は音色を設定する指示であり、
前記情報は、前記設定指示に応じて、前記電子鍵盤楽器で発音される音色を設定する指示を含む、請求項1に記載の音源。
【請求項4】
前記鍵ダンパハーフ領域が規定される場合において、前記音色を設定する前記指示は、前記鍵ダンパハーフ領域に対して所定の効果音を付加する指示を含む、請求項3に記載の音源。
【請求項5】
前記出力部は、前記情報と、前記電子鍵盤楽器での演奏により生成された演奏情報と、に基づいて音信号を生成し、生成した音信号を出力する、請求項1に記載の音源。
【請求項6】
前記生成部は、さらに、前記複数の鍵に対応するダンパのそれぞれにおける、発音上のハーフペダル領域またはハーフペダルポイントを規定する第2の情報を、前記設定指示に応じて生成し、
前記出力部は、さらに、生成された前記第2の情報を出力する、請求項1に記載の音源。
【請求項7】
コンピュータにより実現される音源の制御方法であって、
設定指示を取得し、
電子鍵盤楽器の複数の鍵のそれぞれにおける、発音上の鍵ダンパハーフ領域または鍵ダンパハーフポイントを規定する情報を、前記設定指示に応じて生成し、
生成された前記情報を出力する、音源の制御方法。
【請求項8】
音源の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記音源の制御方法は、
設定指示を取得し、
電子鍵盤楽器の複数の鍵のそれぞれにおける、発音上の鍵ダンパハーフ領域または鍵ダンパハーフポイントを規定する情報を、前記設定指示に応じて生成し、
生成された前記情報を出力する、プログラム。
【請求項9】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載の音源を備える、電子鍵盤楽器。
【請求項10】
複数の鍵と、
設定指示を取得する第1の取得部と、
前記複数の鍵のそれぞれにおける、発音上の鍵ダンパハーフ領域または鍵ダンパハーフポイントを規定する情報を、前記設定指示に応じて生成する生成部と、
前記鍵のストローク位置を取得する第2の取得部と、
取得された前記鍵のストローク位置と、生成された前記情報とに基づいて、発音および消音を制御する制御部と、を有する、電子鍵盤楽器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、音源およびその制御方法、電子鍵盤楽器、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
アコースティック鍵盤楽器においては、高音域を除いて音高ごとにダンパが存在する。ダンパはペダル操作によって一斉に移動するだけでなく、鍵を押すことによって対応するダンパが移動し、対応する弦から離れる。一般に、鍵を押す行程においてダンパが弦から離れた後にハンマが弦を打撃することで発音が開始され、鍵を離す行程において弦にダンパが接触すると、発音中の音が急速に減衰する。
【0003】
鍵ストロークにおいてダンパと弦とが接触または離れるタイミングによって、いわゆるハーフ特性が定まる。一般に、鍵を押す操作のストロークには、レスト領域と、ハーフ領域と、弦開放領域とがある。レスト領域は、鍵を押すことの影響がダンパに伝達されない遊び領域である。ハーフ領域は、弦に対するダンパによる押圧力の減少開始からダンパが弦に対して非接触となるまでの領域である。弦開放領域は、ダンパが弦から完全に離れた状態となる領域である。これらの領域の設定によってハーフ特性が定まる。
【0004】
指で感じる触覚の観点では、演奏者は、特に鍵を押す行程においてダンパが早めに弦から離れると重く感じ、ダンパが遅めに弦から離れると軽快に感じる。一方、発音上の観点では、特に鍵を離す行程において、弦開放領域からハーフ領域へ移行したタイミングで音の急速減衰が開始され、ハーフ領域からレスト領域へ移行すると減衰速度が一層速まる。従って、演奏者は、鍵を離す操作に応じた消音形態を耳で感じる。
【0005】
なお、ハーフ領域を所定の内分比で内分した位置としてハーフポイントが定義される場合も、ハーフ特性については上記したものと同様に考えることができる。また、簡素化された構成で、ハーフ領域を実質的に有さずハーフポイントによってレスト領域と弦開放領域とに分かれる構成では、ハーフポイントの位置によってハーフ特性が定まる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6111807号公報
特許第3296518号公報
特表2003-529806号公報
特開2012-053416号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、一般にハーフ特性は固定であり変更できない。固定されたハーフ特性が演奏者の好みに合わない場合がある。特に電子楽器において発音上のハーフ特性を可変にできれば練習の幅が広がる可能性がある。
【0008】
特許文献1は、鍵ごとのダンパのハーフ情報を記憶し、ダンパ位置に応じた鍵軌道を生成する鍵盤楽器を開示している。しかし、特許文献1の鍵盤楽器は、演奏の際にハーフ領域を可変にする構成ではない。
【0009】
なお、ペダルストロークにおけるダンパペダルとダンパとの関係におけるハーフ特性を可変にする技術は特許文献2に開示されている。しかし、特許文献2では鍵ごとのハーフ特性を可変にできない。
【0010】
また、ダンパと弦とが接触または離れるタイミングを物理的に可変にする装置は知られている(特許文献3、4)。しかし、これらの装置では、位置を個々に調整する作業が必要となる。
(【0011】以降は省略されています)

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