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公開番号2024120020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2024098621,2020025817
出願日2024-06-19,2020-02-19
発明の名称音信号処理方法および音信号処理装置
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類G10K 15/08 20060101AFI20240827BHJP(楽器;音響)
要約【課題】より豊かな音像と空間の拡がりを実現する音信号処理方法および音信号処理装置を提供する。
【解決手段】音場支援システム1Aにおいて、音信号処理方法は、所定の空間(620)に配置された複数のマイク(13A~13D、14A~14D)を用いてそれぞれ収音した複数の音信号を取得し、複数のマイクのそれぞれの配置位置に応じて、複数の音信号のそれぞれのレベル調整を行い、調整された複数の音信号をミキシングし、ミキシングされたミキシング信号を使用して、反射音を生成し、スピーカ(52A~52E、53A~53E)に出力する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
所定の空間に配置された複数のマイクでそれぞれ収音した複数の音信号を取得し、
前記複数のマイクのそれぞれの配置位置に応じて、前記複数の音信号のそれぞれのレベル調整を行い、
調整された前記複数の音信号を第1系統の第1ミキシング信号および第2系統の第2ミキシング信号にミキシングして、
前記第1ミキシング信号を使用して、残響音を生成し、
前記第2ミキシング信号を使用して、初期反射音を生成する、
音信号処理方法であって、
前記複数のマイクのそれぞれの配置位置から前記初期反射音を出力するスピーカまでの距離に応じて、前記第2ミキシング信号としてミキシングされる前記複数の音信号のそれぞれのレベル調整を行い、
前記レベル調整において、前記複数のマイクのそれぞれの配置位置から前記初期反射音を出力する前記スピーカまでの距離が近い順に、前記第2ミキシング信号としてミキシングされる前記複数の音信号のそれぞれに対するゲインを高く設定する、
音信号処理方法。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記複数のマイクのそれぞれの配置位置から前記初期反射音を出力するスピーカまでの距離に応じて、遅延調整を行う、
請求項1に記載の音信号処理方法。
【請求項3】
前記複数のマイクのそれぞれの配置位置から前記初期反射音を出力する前記スピーカまでの距離が遠くなるにつれて遅延時間を大きく設定する、
請求項2に記載の音信号処理方法。
【請求項4】
所定の空間に配置された複数のマイクでそれぞれ収音した複数の音信号を取得する取得部と、
前記複数のマイクのそれぞれの配置位置に応じて、前記複数の音信号のそれぞれのレベル調整を行うゲイン調整部と、
調整された前記複数の音信号を第1系統の第1ミキシング信号および第2系統の第2ミキシング信号にミキシングするミキサと、
前記第1ミキシング信号を使用して、残響音を生成する残響音生成部と、
前記第2ミキシング信号を使用して、初期反射音を生成する初期反射音生成部と、を備える
音信号処理装置であって、
前記ゲイン調整部は、前記複数のマイクのそれぞれの配置位置から前記初期反射音を出力するスピーカまでの距離に応じて、前記複数の音信号のそれぞれのレベル調整を行い、
前記レベル調整において、前記複数のマイクのそれぞれの配置位置から前記初期反射音を出力する前記スピーカまでの距離が近い順に、前記第2ミキシング信号としてミキシングされる前記複数の音信号のそれぞれに対するゲインを高く設定する、
音信号処理装置。
【請求項5】
前記複数のマイクのそれぞれの配置位置から前記初期反射音を出力するスピーカまでの距離に応じて、遅延を調整する遅延調整部をさらに備える、
請求項4に記載の音信号処理装置。
【請求項6】
前記遅延調整部は、前記複数のマイクのそれぞれの配置位置から前記初期反射音を出力する前記スピーカまでの距離が遠くなるにつれて遅延時間を大きく設定する、
請求項5に記載の音信号処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明の一実施形態は、取得した音信号に対して処理を行なう音信号処理方法および音信号処理装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
コンサートホール等の施設では、様々なジャンルの音楽が演奏されたり、講演等のスピーチが行なわれたりする。このような施設は、多様な音響特性(例えば残響特性)が求められる。例えば、演奏では比較的長い残響が求められ、スピーチでは比較的短い残響が求められる。
【0003】
しかし、ホール内の残響特性を物理的に変化させるには、例えば天井を移動させる等して空間の大きさを変化させる必要があり、非常に大がかりな設備が必要であった。
【0004】
そこで、例えば特許文献1に示すような音場制御装置は、マイクで取得した音をFIR(Finite Impulse Response)フィルタで処理することにより残響音を生成し、ホール内に設置されたスピーカから当該残響音を出力することで、音場を支援する処理を行なっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平6-284493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、残響音を付与するだけでは定位感がぼやける。近時、より豊かな音像と空間の拡がりを実現することが望まれている。
【0007】
そこで、この発明の一実施形態は、空間内の音源の位置に応じた音像定位を行って、より豊かな音像と空間の拡がりを実現する音信号処理方法および音信号処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
音信号処理方法は、所定の空間に配置された複数のマイクでそれぞれ収音した複数の音信号を取得し、前記複数のマイクのそれぞれの配置位置に応じて、前記複数の音信号のそれぞれのレベル調整を行い、調整された前記複数の音信号を第1系統の第1ミキシング信号および第2系統の第2ミキシング信号にミキシングして、前記第1ミキシング信号を使用して、残響音を生成し、前記第2ミキシング信号を使用して、初期反射音を生成する、音信号処理方法であって、前記複数のマイクのそれぞれの配置位置から前記初期反射音を出力するスピーカまでの距離に応じて、前記第2ミキシング信号としてミキシングされる前記複数の音信号のそれぞれのレベル調整を行い、前記レベル調整において、前記複数のマイクのそれぞれの配置位置から前記初期反射音を出力する前記スピーカまでの距離が近い順に、前記第2ミキシング信号としてミキシングされる前記複数の音信号のそれぞれに対するゲインを高く設定する。
【発明の効果】
【0009】
音信号処理方法は、空間内の音源の位置に応じた音像定位を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1の空間を模式的に示した透過斜視図である。
実施形態1の音場支援システムの構成を示すブロック図である。
音信号処理装置の動作を示すフローチャートである。
(A)は、フィルタ係数に用いるインパルス応答の時間波形における音の種類の分類例を示す模式図であり、(B)は、FIRフィルタ24Aに設定するフィルタ係数の時間波形を示す模式図である。
FIRフィルタ24Aに設定するインパルス応答を示す模式図である。
空間620と室62との関係を模式的に示した平面図である。
音場支援システムの最小構成を示すブロック図である。
実施形態2の空間を模式的に示した透過斜視図である。
実施形態2の空間を模式的に示した平面図である。
実施形態2の音場支援システムの構成を示すブロック図である。
実施形態2の音信号処理装置の動作を示すフローチャートである。
実施形態2の音場支援システムの最小構成を示すブロック図である。
実施形態3の空間を模式的に示した透過斜視図である。
音場支援システムの構成を示すブロック図である。
実施形態3の音信号処理装置の動作を示すフローチャートである。
音信号処理部の構成を示すブロック図である。
音信号処理部の構成を示すブロック図である。
音信号処理部の構成を示すブロック図である。
音信号処理部の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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