TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024089828
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205279
出願日2022-12-22
発明の名称インパクト検出装置、インパクト検出方法およびプログラム
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類A63B 69/36 20060101AFI20240627BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】素振りや空振りと、インパクトを伴うスイングとを区別する。
【解決手段】ユーザーによるスイングの際に収録した音を含む動画データであって、当該スイングが複数フレームで撮影された動画データを取得する第1取得部101と、スイングの時間推移を示す基準動作データであって、スイングにおいてインパクトのタイミングであることを示す識別子が付された基準動作データを取得する第2取得部102と、動画データのうち、基準動作データにおいて識別子が付されたタイミングに相当するフレームを含んだ区間を特定する特定部104と、区間に、打球音を含むフレームが存在するか否かを判定し、区間に打球音を含むフレームが存在すると判定した場合、動画データに、インパクトを伴うスイングが含まれると判定する判定部105と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザーによるスイングの際に収録した音を含む動画データであって、当該スイングが複数フレームで撮影された動画データを取得する第1取得部と、
モデルによるスイングの時間推移を示す基準動作データであって、前記スイングにおいてインパクトのタイミングであることを示す識別子が付された基準動作データを取得する第2取得部と、
前記動画データのうち、前記基準動作データにおいて前記識別子が付されたタイミングに相当するフレームを含んだ区間を、特定する特定部と、
前記区間に、打球音を含むフレームが存在するか否かを判定し、
前記区間に打球音を含むフレームが存在すると判定した場合には、前記動画データに、インパクトを伴うスイングが含まれると判定する判定部と、
を有するインパクト検出装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記区間に打球音を含むフレームが2以上存在する場合、
前記判定部は、
前記識別子が付されたタイミングに最も近いフレームをインパクトフレームとして判定する
請求項1に記載のインパクト検出装置。
【請求項3】
前記基準動作データは、モデル毎に複数で用意され、
前記第2取得部は、
前記複数の基準動作データのうち、前記動画データで示されるスイングに類似する一の基準動作データを取得する
請求項1に記載のインパクト検出装置。
【請求項4】
前記基準動作データは、前記モデルにおける関節座標の時間推移を示すデータであり、
前記動画データにおけるユーザーにおける関節座標の時間推移を解析する解析部を有し、
前記第2取得部は、
前記複数の基準動作データのうち、
前記動画データの、ユーザーにおける関節座標の時間推移に最も類似する時間推移を有する基準動作データを取得する
請求項3に記載のインパクト検出装置。
【請求項5】
前記動画データを編集する編集部を有し、
前記編集部は、
前記動画データに対し、前記特定部で特定されたインパクトフレームを基準に、第1時間だけ前方のフレームから第2時間だけ後方のフレームまでを切り出す
請求項2に記載のインパクト検出装置。
【請求項6】
前記動画データに2以上のスイングが含まれている場合、
前記編集部は、
前記スイング毎に、当該動画データを切り出す
請求項5に記載のインパクト検出装置。
【請求項7】
前記編集部によって切り出された2以上の動画データを並べて再生する再生部を備える
請求項6に記載のインパクト検出装置。
【請求項8】
コンピューターに、
ユーザーによるスイングの際に収録した音を含む動画データであって、当該スイングが複数フレームで撮影された動画データを取得する過程と、
モデルによるスイングの時間推移を示す基準動作データであって、前記スイングにおいてインパクトのタイミングであることを示す識別子が付された基準動作データを取得する過程部と、
前記動画データのうち、前記基準動作データにおいて前記識別子が付されたタイミングに相当するフレームを含んだ区間を、特定する過程と、
前記区間に、打球音を含むフレームが存在するか否かを判定し、
前記区間に打球音を含むフレームが存在すると判定した場合には、前記動画データに、インパクトを伴うスイングが含まれると判定する過程と、
を実行させるインパクト検出方法。
【請求項9】
コンピューターを、
ユーザーによるスイングの際に収録した音を含む動画データであって、当該スイングが複数フレームで撮影された動画データを取得する第1取得部、
モデルによるスイングの時間推移を示す基準動作データであって、前記スイングにおいてインパクトのタイミングであることを示す識別子が付された基準動作データを取得する第2取得部、
前記動画データのうち、前記基準動作データにおいて前記識別子が付されたタイミングに相当するフレームを含んだ区間を、特定する特定部、および、
前記区間に、打球音を含むフレームが存在するか否かを判定し、前記区間に打球音を含むフレームが存在すると判定した場合には、前記動画データに、インパクトを伴うスイングが含まれると判定する判定部、
として機能させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えばインパクト検出装置、インパクト検出方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スポーツ等において一定のパターンを有するスイングを撮影し、撮影された動画データを解析することが行われている。これにより、当該スイングを評価したり、診断したりすることができる。このような技術の例として、例えばスイングに係る動画データの画像認識にかかる処理コストを減少させるとともに、画像認識結果を利用した動作の解析精度を向上させる技術が挙げられる(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-125075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、インパクト(打撃)を伴わないスイング、具体的には単なる素振りや空振りと、実際にインパクトを伴うスイングと、を区別することが困難である、という課題がある。
このような事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、素振りや空振りと、インパクトを伴うスイングとを区別することが容易な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係るインパクト検出装置は、ユーザーによるスイングの際に収録した音を含む動画データであって、当該スイングが複数フレームで撮影された動画データを取得する第1取得部と、モデルによるスイングの時間推移を示す基準動作データであって、前記スイングにおいてインパクトのタイミングであることを示す識別子が付された基準動作データを取得する第2取得部と、前記動画データのうち、前記基準動作データにおいて前記識別子が付されたタイミングに相当するフレームを含んだ区間を、特定する特定部と、前記区間に、打球音を含むフレームが存在するか否かを判定し、前記区間に打球音を含むフレームが存在すると判定した場合には、前記動画データに、インパクトを伴うスイングが含まれると判定する判定部と、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態に係るインパクト検出装置の使用状況の一例を示す図である。
インパクト検出装置のハードウェアの構成を示す図である。
インパクト検出装置の機能ブロック図である。
動画データの一例を示す図である。
基準動作データの一例を示す図である。
インパクト検出装置の動作を示すフローチャートである。
動画データと音声データとの関係においてインパクト検出を示す図である。
スイングが連続する動画データの一例を示す図である。
動画データの切り出しを示す図である。
動画データの再生例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本開示の実施形態に係るインパクト検出装置について図面を参照して説明する。
なお、各図において、各部の寸法および縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0008】
図1は、実施形態に係るインパクト検出装置1の使用状況の一例を示す図である。インパクト検出装置1は、例えば撮影機能付きの情報処理装置、具体的にはスマートフォンである。インパクト検出装置1は、ユーザーUによるインパクトを伴うスイング、例えばゴルフにおけるスイングを撮影して、当該撮影した動画データを解析する。なお、インパクト検出装置1は、スマートフォン以外、例えば携帯型端末装置や、パーソナルコンピューターなどのように動画データを解析する機能を有する装置であってもよい。
【0009】
図2は、インパクト検出装置1におけるハードウェアの構成を示す図である。インパクト検出装置1によるインパクト検出は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。インパクト検出装置1は、処理装置10と撮影装置11と操作入力装置12と表示装置13と記憶装置14と通信装置15とを含む。
【0010】
処理装置10は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の単数または複数の演算処理回路で構成され、情報処理装置であるインパクト検出装置1の各要素を統括的に制御する。なお、処理装置10は、CPUのほか、DSP(Digital Signal Processor)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の回路によって構成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ヤマハ株式会社
楽器
1か月前
ヤマハ株式会社
情報処理方法
17日前
ヤマハ株式会社
鍵盤ユニット
7日前
ヤマハ株式会社
音データ生成方法
今日
ヤマハ株式会社
打撃検出デバイス
1か月前
ヤマハ株式会社
管楽器及び管楽器用のキー
7日前
ヤマハ株式会社
装着型音響出力装置、及び制御方法
1か月前
ヤマハ株式会社
音高表示装置、音高表示方法、およびプログラム
16日前
ヤマハ株式会社
音処理方法、音処理装置、および音処理プログラム
27日前
ヤマハ株式会社
音源およびその制御方法、プログラム、電子鍵盤楽器
13日前
ヤマハ株式会社
音量設定方法、音量設定端末、イヤホン及び音量設定システム
16日前
ヤマハ株式会社
音響システム、装着型音響出力装置、制御方法、及びプログラム
1か月前
ヤマハ株式会社
音信号処理方法および音信号処理装置
16日前
ヤマハ株式会社
楽器用ペダルユニットおよび電子鍵盤装置
2か月前
ヤマハ株式会社
スクリーンユニット、スクリーンユニットの組立方法、およびスクリーンユニットの分解方法
1か月前
ヤマハ株式会社
再生制御方法、再生制御システムおよびプログラム
1か月前
ヤマハ株式会社
楽音情報出力装置、楽音情報生成方法およびプログラム
1か月前
ヤマハ株式会社
演奏データに対する観衆の評価を推論する方法、システム、及びプログラム
2か月前
個人
遊具
5か月前
個人
笛玩具
5か月前
個人
球技用具
5か月前
個人
運動補助具
2か月前
個人
ブロック玩具
3か月前
個人
テニス練習機
5か月前
個人
鍛錬補助器具
5か月前
株式会社三共
遊技機
1か月前
株式会社三共
遊技機
1か月前
株式会社三共
遊技機
1か月前
株式会社三共
遊技機
1か月前
株式会社三共
遊技機
1か月前
株式会社三共
遊技機
1か月前
株式会社三共
遊技機
1か月前
株式会社三共
遊技機
1か月前
株式会社三共
遊技機
1か月前
株式会社三共
遊技機
1か月前
株式会社三共
遊技機
1か月前
続きを見る