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公開番号2024102238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2024075107,2020050817
出願日2024-05-07,2020-03-23
発明の名称再生制御方法、再生制御システムおよびプログラム
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類G10H 1/053 20060101AFI20240723BHJP(楽器;音響)
要約【課題】音の再生に関する利用者の指示の負荷を軽減する再生制御システム、再生制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】再生制御システム100において、制御装置10は、第1検出器及び第2検出器が検出した検出信号Q1、Q2による検出ユニットの操作面に対する手の状態に応じて、当該検出ユニットに対応する目標音を放音装置に再生させ、物体が操作面から離間した状態で移動する過程において、物体の位置に関するパラメータに応じて音の特徴量を変化させる再生制御部31を具備する。第1検出器は、利用者の手Hの状態を検出する光学センサであり、受光面から手Hまでの距離を時系列に表す検出信号Q1を生成し、第2検出器は、操作面に対する手の接触を検出するためのセンサであり、打撃音を含む周囲の音を表す検出信号Q2を生成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
物体が操作面に接触する状態において音を再生させ、
前記物体が前記操作面から離間した状態で移動する過程において、前記物体の位置に関するパラメータに応じて前記音の特徴量を変化させる
コンピュータにより実現される再生制御方法。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記パラメータは、前記物体が移動する速度、前記操作面に対する前記物体の距離、および前記物体の移動の方向の少なくとも何れか一つである
請求項1の再生制御方法。
【請求項3】
前記音の特徴量は、音高、音量、および音色の少なくとも何れか一つである
請求項1または請求項2の再生制御方法。
【請求項4】
前記音の特徴量は音高であり、
前記音高の変化は、ピッチベンドである
請求項3の再生制御方法。
【請求項5】
前記操作面は、楽器の少なくとも一部である
請求項1から請求項4の何れかの再生制御方法。
【請求項6】
前記物体は、楽器用部材である
請求項1から請求項4の何れかの再生制御方法。
【請求項7】
前記操作面は、仮想空間内における仮想的な面である、
請求項1から請求項6の何れかの再生制御方法。
【請求項8】
物体が操作面に接触する状態において音を再生させ、前記物体が前記操作面から離間した状態で移動する過程において、前記物体の位置に関するパラメータに応じて前記音の特徴量を変化させる再生制御部
を具備する再生制御システム。
【請求項9】
物体が操作面に接触する状態において音を再生させ、前記物体が前記操作面から離間した状態で移動する過程において、前記物体の位置に関するパラメータに応じて前記音の特徴量を変化させる再生制御部
としてコンピュータを機能させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、音を制御する技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば利用者からの指示に応じて再生される音の特徴量を変化させる各種の技術が従来から提案されている。例えば特許文献1には、利用者による押鍵に応じて再生される音の音高を、ピッチベンドホイールに対する利用者からの操作に応じて変化(ピッチベンド)させる電子楽器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-161699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の構成において、利用者は、押鍵による発音の指示とは個別に、ピッチベンドホイールの操作によりピッチベンドを指示する必要がある。したがって、音の再生のために利用者が実行すべき操作の負荷が大きいという問題がある。以上の事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、音の再生に関する利用者の指示の負荷を軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、本開示のひとつの態様に係る再生制御方法は、物体が操作面に接触する状態において音を再生させ、前記物体が前記操作面から離間した状態で移動する過程において、前記物体の位置に関するパラメータに応じて前記音の特徴量を変化させる。
【0006】
本開示のひとつの態様に係る再生制御システムは、物体が操作面に接触する状態において音を再生させ、前記物体が前記操作面から離間した状態で移動する過程において、前記物体の位置に関するパラメータに応じて前記音の特徴量を変化させる再生制御部を具備する。
【0007】
本開示のひとつの態様に係るプログラムは、物体が操作面に接触する状態において音を再生させ、前記物体が前記操作面から離間した状態で移動する過程において、前記物体の位置に関するパラメータに応じて前記音の特徴量を変化させる再生制御部、としてコンピュータを機能させる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
再生制御システムの構成を例示するブロック図である。
検出ユニットの構成を例示する模式図である。
制御システムの機能的な構成を例示するブロック図である。
利用者の手の状態に関する説明図である。
制御処理の具体的な手順を例示するフローチャートである。
第3実施形態における手の状態に関する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A:第1実施形態
図1は、本開示の第1実施形態に係る再生制御システム100の構成を例示するブロック図である。再生制御システム100は、利用者の操作に応じた音(以下「目標音」という)を再生するコンピュータシステムである。再生制御システム100は、制御システム1と複数の検出ユニット2とを具備する。複数の検出ユニット2は、利用者による操作を検出する。制御システム1は、検出ユニット2が検出した操作に応じた目標音を再生する。制御システム1が再生する目標音は、例えば鍵盤楽器等の楽器の演奏音である。ただし、歌唱音または発話音等の音声が目標音として再生されてもよい。
【0010】
制御システム1は、制御装置10と記憶装置11と放音装置13とを具備する。制御システム1は、例えばスマートフォン,タブレット端末またはパーソナルコンピュータ等の情報端末により実現される。なお、制御システム1は、単体の装置で実現されるほか、相互に別体で構成された複数の装置でも実現される。
(【0011】以降は省略されています)

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