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公開番号2024122206
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029632
出願日2023-02-28
発明の名称自動車用警報音発生装置
出願人株式会社今仙電機製作所
代理人個人
主分類G10K 9/12 20060101AFI20240902BHJP(楽器;音響)
要約【課題】
共鳴板の直径サイズの制約をなくすことによって、音圧調整幅の向上、振動板の破損防止及び振動板の黒色化を廃止することができる自動車用警報音発生装置を提供する。
【解決手段】
本発明の自動車用警報音発生装置100は、ハウジング10と、ハウジング10の底面中央に固定されたコア20と、コア20が配置され、コイル31が巻回されたボビン30と、コア20に対向配置されているアーマチュア40と、アーマチュア40にかしめ固定されている振動板50及び共鳴板60と、電源が供給されるターミナル70と、を備え、共鳴板60の直径が、振動板50の直径と同じ又は振動板50の直径よりも大きい直径であることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングの底面中央に固定されたコアと、
前記コアが配置され、コイルが巻回されたボビンと、
前記コアに対向配置されているアーマチュアと、
前記アーマチュアにかしめ固定されている振動板及び共鳴板と、
電源が供給されるターミナルと、
を備え、
前記共鳴板の直径が、前記振動板の直径と同じ又は前記振動板の直径よりも大きいことを特徴とする自動車用警報音発生装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記前記共鳴板の厚さが、前記振動板の厚さの2倍~3倍であることを特徴とする請求項1に記載の自動車用警報音発生装置。
【請求項3】
請求項1に記載の自動車用警報音発生装置の作製方法において、以下の工程からなることを特徴とする作製方法。
(1)コアと、前記コアが配置されるコイルが巻回されたボビンと、前記コアに対向配置されているアーマチュアと、をハウジングにセットするセット工程。
(2)前記アーマチュアの上部の小径部に振動板の中心穴部をはめ込み、前記振動板の外周をかしめ用縁部にかしめる外周かしめ工程
(3)前記コアと前記ハウジングを下治具に取り付ける治具取付工程
(4)前記アーマチュアの小径部に前記振動板の上面側に配置されるように前記共鳴板の中心穴部をはめ込み、ワッシャーをガイドで押さえつけ、前記アーマチュアが前記コアに接触するまで押し込んだ状態でインサートを使用して前記アーマチュアの小径部を押しつぶすようにして、かしめ固定するアーマチュアかしめ工程

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用警報音発生装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
平型電気式ホーンからなる自動車用警報音発生装置として、有底筒状のハウジングと、前記ハウジングの中央付近に収容固定された電磁石と、前記ハウジングの外周縁部に固定され前記ハウジングの開口部を覆う振動板と、前記振動板の内側の中央付近に固定され前記電磁石に対向配置される可動鉄心と、前記振動板の外側に固定された共鳴板と、前記ハウジングの外に取り付けられた端子ボックスと、を有する平型電気式ホーンであって、前記ハウジングの底面に略平行な遮蔽板をもつ端子ボックス遮蔽部材を前記ハウジングの前記外周縁部に備えることを特徴とするものが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
こうした従来の自動車用警報音発生装置は、共鳴板の直径が振動板の直径に対して小さく形成されている。これは、従来の製造方法が、共鳴板と振動板とをかしめ手段等によって固定し一体化した後に、これらをホーン本体に取り付けて振動板の外周をハウジングにかしめて固定するという工程を採用していた。そのため、共鳴板の直径は振動板の直径サイズよりも小さくしないと、かしめ機を振動板の外周に設置することができず、製造工程が成立しないという問題があったからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-61488号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明はこうした課題を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、共鳴板の直径サイズの制約をなくすことによって、音圧調整幅の向上、振動板の破損防止及び振動板の黒色化の廃止をすることができる自動車用警報音発生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の目的を達成するために、以下の手段を採った。
【0007】
本発明にかかる自動車用警報音発生装置は、
ハウジングと、
前記ハウジングの底面中央に固定されたコアと、
前記コアが配置され、コイルが巻回されたボビンと、
前記コアに対向配置されているアーマチュアと、
前記アーマチュアにかしめ固定されている振動板及び共鳴板と、
電源が供給されるターミナルと、
を備え、
前記共鳴板の直径が、前記振動板の直径と同じ又は前記振動板の直径よりも大きいことを特徴とする。
【0008】
本発明にかかる自動車用警報音発生装置は、共鳴板の直径が振動板の直径と同じ直径又は振動板の直径よりも大きな直径を有する。これにより、共鳴板の直径のサイズの選定幅が広がり、より広く音圧調整を行うことができる。また、共鳴板の直径が振動板の直径よりも大きく作製することによって、共鳴板によって振動板の全体を覆うことができる。そのため、一般に振動板より厚く作製されている共鳴板によって走行時のチッピング(飛び石)を受けることができ、振動板が破損する可能性を低減することができる。さらに、共鳴板によって振動板を覆い隠すことになるので、振動板の美観性確保のために行っている黒色塗装等の黒色化を廃止することができる。
【0009】
また、本発明にかかる自動車用警報音発生装置において、前記共鳴板の厚さが、前記振動板の厚さの2倍~3倍であることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、より効果的に、共鳴板によって走行時のチッピング(飛び石)から振動板が破損する可能性を低減することができる。
【0010】
さらに、自動車用警報音発生装置の作製方法において、以下の工程からなることを特徴とする作製方法を提供する。
(1)コアと、前記コアが配置されるコイルが巻回されたボビンと、前記コアに対向配置されているアーマチュアと、をハウジングにセットするセット工程。
(2)前記アーマチュアの上部の小径部に振動板の中心穴部をはめ込み、前記振動板の外周をかしめ用縁部にかしめる外周かしめ工程
(3)前記コアと前記ハウジングを下治具に取り付ける治具取付工程
(4)前記アーマチュアの小径部に前記振動板の上面側に配置されるように前記共鳴板の中心穴部をはめ込み、ワッシャーをガイドで押さえつけ、前記アーマチュアが前記コアに接触するまで押し込んだ状態でインサートで前記アーマチュアの小径部を押しつぶすようにして、かしめ固定するアーマチュアかしめ工程
(【0011】以降は省略されています)

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