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公開番号2024108034
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-09
出願番号2023012287
出願日2023-01-30
発明の名称楽音制御装置
出願人株式会社エフノート
代理人個人
主分類G10H 1/24 20060101AFI20240802BHJP(楽器;音響)
要約【課題】音源部及び表示操作部を分離するとともに、演奏時において音源部の出力処理速度が低下するのを抑制することができる楽音制御装置を提供する。
【解決手段】複数の演奏部を有した電子打楽器の楽音制御情報を出力可能とされるとともに、当該楽音制御情報を任意に操作及び表示可能な楽音制御装置であって、複数の演奏部とそれぞれ接続される接続部1aを有し、各演奏部に対する叩打に応じて、楽音制御情報に基づいて出力する音源部1と、音源部1と接続され、楽音制御情報を任意に操作及び表示可能な表示操作部6とを具備するとともに、音源部1及び表示操作部6のそれぞれが楽音制御情報を有するものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の演奏部を有した電子打楽器の楽音制御情報を出力可能とされるとともに、当該楽音制御情報を任意に操作及び表示可能な楽音制御装置であって、
前記複数の演奏部とそれぞれ接続される接続部を有し、各演奏部に対する叩打に応じて、前記楽音制御情報に基づいて出力する音源部と、
前記音源部と接続され、前記楽音制御情報を任意に操作及び表示可能な表示操作部と、
を具備するとともに、前記音源部及び表示操作部のそれぞれが前記楽音制御情報を有することを特徴とする楽音制御装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記表示操作部において前記楽音制御情報を操作したとき、当該表示操作部が有する楽音制御情報に基づいて出力されるとともに、その操作後の楽音制御情報が発音に影響を与えないタイミングで前記音源部に送信されて反映されることを特徴とする請求項1記載の楽音制御装置。
【請求項3】
前記表示操作部は、所定時間毎に前記音源部に対して確認信号を送信するとともに、前記音源部は、前記確認信号の受信の有無により前記表示操作部の異常を検出可能とされたことを特徴とする請求項1記載の楽音制御装置。
【請求項4】
前記音源部が有する楽音制御情報と前記表示操作部が有する楽音制御情報とが互いに異なる場合、何れの楽音制御情報を採用するか任意選択可能とされたことを特徴とする請求項1記載の楽音制御装置。
【請求項5】
前記表示操作部は、起動時、前記音源部と通信して互換性を確認することを特徴とする請求項1記載の楽音制御装置。
【請求項6】
前記音源部は、床面に固設可能とされるとともに、前記表示操作部は、前記演奏部の任意位置に取り付け可能とされたことを特徴とする請求項1記載の楽音制御装置。
【請求項7】
前記音源部及び前記表示操作部は、有線又は無線にて接続されたことを特徴とする請求項1記載の楽音制御装置。
【請求項8】
前記表示操作部は、前記音源部に向かって光照射する光照射手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の楽音制御装置。
【請求項9】
前記音源部は、電源から電力を供給するための電源プラグを有するとともに、前記表示操作部は、装置を起動するための主電源スイッチを有することを特徴とする請求項1記載の楽音制御装置。
【請求項10】
前記音源部は、強制的に電源遮断処理を実行する終了スイッチを有することを特徴とする請求項1記載の楽音制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の演奏部を有した電子打楽器の楽音制御情報を出力可能とされるとともに、当該楽音制御情報を任意に操作及び表示可能な楽音制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電子打楽器は、アコースティックドラムやアコースティックシンバル等の特定の自然楽器の打音に基づいて、予め打撃時の波形データを記憶しておき、演奏時の打撃を検出したとき、予め記憶された波形データを出力するよう構成されている。このような電子楽器は、通常、演奏時の打撃に基づく任意の音をスピーカやヘッドフォンから出力させる音源部を具備している。
【0003】
かかる音源部は、複数の演奏部とそれぞれ接続される接続部を背面に有しており、各演奏部に対する叩打に応じて、予め設定された楽音制御情報(例えば、音量や音響効果等)に基づいて出力するよう構成されている。また、従来の音源部は、楽音制御情報を任意に調整及び表示し得る表示操作部を具備しており、操作者が任意に楽音制御情報を操作可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-265619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の音源部は、演奏者が楽音制御情報を操作し易い位置(例えば、操作者が手の届くようにスタンド等に支持させた位置)に設置する必要があるものの、接続される演奏部が多数に及ぶものにおいては、演奏部に応じた数の入力ジャックが必要されて筐体が大きくなってしまい、スタンド等に安定して支持させるのが困難な場合が想定される。
【0006】
そこで、このような不具合を解消するため、音源部と表示操作部とを分離して構成し、音源部を床面に設置するとともに表示操作部をスタンド等で別個に支持させることが考えられる。しかし、音源部と表示操作部とを分離するとともに、音源部が専ら楽音制御情報を有し、その楽音制御情報を表示操作部で操作する場合、表示操作部が現在表示すべき楽音制御情報の内容を音源部に対して逐次通信して得る必要があるため、演奏時において音源部の出力処理速度が低下してしまう虞があった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、音源部及び表示操作部を分離するとともに、演奏時において音源部の出力処理速度が低下するのを抑制することができる楽音制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の発明は、複数の演奏部を有した電子打楽器の楽音制御情報を出力可能とされるとともに、当該楽音制御情報を任意に操作及び表示可能な楽音制御装置であって、前記複数の演奏部とそれぞれ接続される接続部を有し、各演奏部に対する叩打に応じて、前記楽音制御情報に基づいて出力する音源部と、前記音源部と接続され、前記楽音制御情報を任意に操作及び表示可能な表示操作部と、を具備するとともに、前記音源部及び表示操作部のそれぞれが前記楽音制御情報を有することを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の楽音制御装置において、前記表示操作部において前記楽音制御情報を操作したとき、当該表示操作部が有する楽音制御情報に基づいて出力されるとともに、その操作後の楽音制御情報が発音に影響を与えないタイミングで前記音源部に送信されて反映されることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の楽音制御装置において、前記表示操作部は、所定時間毎に前記音源部に対して確認信号を送信するとともに、前記音源部は、前記確認信号の受信の有無により前記表示操作部の異常を検出可能とされたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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