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公開番号2024148824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062299
出願日2023-04-06
発明の名称容器処理システム
出願人PACRAFT株式会社
代理人個人,個人
主分類G10K 11/178 20060101AFI20241010BHJP(楽器;音響)
要約【課題】容器処理システムにおける騒音を低減するのに有利な技術を提供する。
【解決手段】容器を使った処理を行う容器処理システム10は、断続的な音である断続音T1を発生させる処理装置11と、断続音T1の発生に応じて、断続音T1の大きさを低減する音である制御音T2を発生させる音低減装置12と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器を使った処理を行う容器処理システムにおいて、
断続的な音である断続音を発生させる処理装置と、
前記断続音の発生に応じて、前記断続音の大きさを低減する音である制御音を発生させる音低減装置と、
を備える容器処理システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記処理装置は、
前記容器を反転させる容器反転部と、
前記容器反転部によって反転させられた前記容器が衝突するストッパー部と、
前記容器反転部によって反転させられる前記容器を前記ストッパー部に導く反転ガイド部と、
前記ストッパー部からの前記容器を下流に向けて案内する容器放出部と、
を有し、
前記容器と前記反転ガイド部との間の接触及び前記容器と前記ストッパー部との間の接触のうちの少なくともいずれか一方によって、前記断続音が発生し、
前記音低減装置は、前記制御音を発するスピーカーであって、前記反転ガイド部及び前記ストッパー部のうちの少なくともいずれか一方の近傍に配置されるスピーカーを有する
請求項1に記載の容器処理システム。
【請求項3】
前記容器反転部の少なくとも一部が内側に位置づけられる反転カバーを備え、
前記スピーカーは、前記反転カバーの内側に向けて、前記制御音を発する
請求項2に記載の容器処理システム。
【請求項4】
前記処理装置は、
前記容器を反転させる容器反転部と、
前記容器反転部によって反転させられた前記容器が衝突するストッパー部と、
前記容器反転部によって反転させられる前記容器を前記ストッパー部に導く反転ガイド部と、
前記ストッパー部からの前記容器を下流に向けて案内する容器放出部と、
を有し、
前記容器と前記容器放出部との間の接触によって、前記断続音が発生し、
前記音低減装置は、前記制御音を発するスピーカーであって、前記容器放出部の近傍に配置される前記スピーカーを有する
請求項1に記載の容器処理システム。
【請求項5】
前記処理装置は、可動部材を使ってシール処理を行うシール装置を有し、
前記可動部材によって前記断続音が発生し、
前記音低減装置は、前記制御音を発するスピーカーであって、前記可動部材の近傍に配置されるスピーカーを有する
請求項1に記載の容器処理システム。
【請求項6】
前記断続音の発生タイミングを示す同期信号を出力する制御装置を備え、
前記音低減装置は、前記同期信号に応じて、前記制御音を発する
請求項1~5のいずれか一項に記載の容器処理システム。
【請求項7】
前記音低減装置が前記断続音の発生に応じて前記制御音を発生している状態で、前記断続音を集音するマイクロフォンと、
ユーザへの報知を行う報知装置と、を備え、
前記制御装置は、前記マイクロフォンが集音した前記断続音に基づいて異常の発生の有無を判定する異常判定部を有し、前記異常の発生があると判定された場合には前記報知装置に前記異常の発生を報知させる
請求項6に記載の容器処理システム。
【請求項8】
前記音低減装置が前記断続音の発生に応じて前記制御音を発生している状態で、前記断続音を集音するマイクロフォンを備え、
前記音低減装置は、前記マイクロフォンが集音した前記断続音に基づいて、前記制御音の特性を変更する
請求項6に記載の容器処理システム。
【請求項9】
前記断続音を集音するマイクロフォンと、
制御音特定モード及び容器処理運転モードを含む作動モードに応じて、前記音低減装置及び前記マイクロフォンを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記制御音特定モードにおいて、前記マイクロフォンが集音した前記断続音に基づいて前記制御音の特性が決定されるように、前記マイクロフォンを制御し、
前記容器処理運転モードにおいて、前記制御音特定モードで決定された特性の前記制御音が発生されるように、前記音低減装置を制御する
請求項1~5のいずれか一項に記載の容器処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は容器処理システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
容器を使って処理を行う様々な処理システムが提案されている。
【0003】
例えば特許文献1及び特許文献2に開示される装置は、充填物を収納した容器を反転させることで、充填物を容器から下方に排出し、下方において開口状態で待機する袋の内側に投入する。充填物が排出された後の空の容器は、回収コンベアや回収シュートを介して下流に送られ、最終的に回収される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平07-215301号公報
特開平08-164909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
容器処理システムで発生する衝突音や機械音などの騒音は、作業環境を悪化させうるものである。例えば、缶などの硬質容器が使われる場合、容器搬送時の容器とガイド部との間の衝突、容器反転時の容器とストッパー部との間の衝突、或いは容器排出時の容器と排出ガイド(例えばシュートなど)との間の衝突によって、衝突音が断続的に発生しうる。
【0006】
特に、処理が高速になるほど(例えば容器の搬送速度が速くなるほど)、そのような騒音は頻度が増えて音量も大きくなる傾向がある。そのため、容器処理システムで発生する騒音は、容器処理システムにおける処理の高速化の実現に対して障害となりうる。
【0007】
なおクッション材の使用など容器処理システムにおける機械的な構造を工夫して衝突を和らげることで、衝突音や機械音などの騒音を低減することも可能である。しかしながらそのような場合、本来の処理が機械的構造の変更によって影響を受けることがある。例えば、容器反転時の容器の勢いや衝撃を緩和することで、容器とストッパー部との間の衝突音を低減できるが、容器内から充填物を十分に放出できず、容器内に充填物が残留してしまうという事態が生じうる。このように機械的構造の変更はシステム本来の機能を損ないうるものであり、そのような機械的構造の変更によって衝突音や機械音などの騒音を低減することにも限界がある。
【0008】
また容器処理システムでは様々な段階で衝突音や機械音などの騒音が発生する。例えば容器搬送時に容器が他の物体に接触することで衝突音が発生し、処理デバイスが有する部材(例えば一対のシール部材)が互いに接触することで衝突音や機械音が発生する。
【0009】
また騒音が発生する容器処理の具体的な内容も様々である。例えば、容器の反転を行う容器反転システム、袋詰め包装機、カップ詰め包装機、或いはスパウトシール取り付け機等の任意の容器処理システムにおいて衝突音や機械音などの騒音が発生しうる。一例として、軟質容器(袋など)の一部(例えば袋の開口部やスパウト取付予定部など)を狭圧してシール処理を行う一対のシール部材は、シール処理が行われる度に一対のシール部材の開閉動作に伴う衝突音を発生させうる。
【0010】
本開示は上述の事情に鑑みてなされたものであり、容器処理システムにおける騒音を低減するのに有利な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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