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公開番号2024145024
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057245
出願日2023-03-31
発明の名称カラオケ装置
出願人株式会社第一興商
代理人個人,個人
主分類G10K 15/04 20060101AFI20241004BHJP(楽器;音響)
要約【課題】歌唱区間を登録したカラオケ楽曲とバージョンの異なるカラオケ楽曲での歌唱区間の演奏で利用者に掛かる負担を抑制する。
【解決手段】カラオケ装置1は、楽曲データ記憶部15と、歌唱区間データ記憶部16と、利用者IDと第1楽曲IDと第1歌唱区間とを含む第1歌唱区間データの記憶を判定する第1判定部21と、第1楽曲とバージョンの異なる第2楽曲の第2楽曲データを取得する楽曲データ取得部22と、第2楽曲IDと利用者IDと第2歌唱区間とを含む第2歌唱区間データの記憶を判定する第2判定部23と、第2歌唱区間の第2文字列を第2歌詞データから取得する歌詞データ取得部24と、第2文字列と一致する第1文字列が第1歌詞データに含まれているか判定する第3判定部25と、第1文字列と一致する第1楽曲の歌唱区間を特定する特定部26と、第1楽曲データに基づいて歌唱区間をカラオケ演奏する演奏部12と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
楽曲の楽曲識別情報、歌詞データ及び演奏データを含む楽曲データを記憶する楽曲データ記憶部と、
利用者の利用者識別情報と、楽曲の楽曲識別情報と、当該利用者が当該楽曲の一部を歌唱するための歌唱区間とを対応付けて含む歌唱区間データを記憶する歌唱区間データ記憶部と、
一の前記利用者が前記楽曲として第1楽曲を予約した場合、一の前記利用者の一の前記利用者識別情報と、前記第1楽曲の前記楽曲識別情報である第1楽曲識別情報と、前記歌唱区間として第1歌唱区間とを対応付けて含む前記歌唱区間データである第1歌唱区間データが前記歌唱区間データ記憶部に記憶されているか否かを判定する第1判定部と、
前記第1判定部で前記第1歌唱区間データが記憶されていないと判定された場合、前記第1楽曲とバージョンの異なる前記楽曲である第2楽曲の前記楽曲データである第2楽曲データを前記楽曲データ記憶部から取得する楽曲データ取得部と、
前記楽曲データ取得部で取得した前記第2楽曲の前記楽曲識別情報である第2楽曲識別情報と、一の前記利用者識別情報と、前記歌唱区間として第2歌唱区間とを対応付けて含む前記歌唱区間データである第2歌唱区間データが前記歌唱区間データ記憶部に記憶されているか否かを判定する第2判定部と、
前記第2判定部で前記第2歌唱区間データが記憶されていると判定された場合、当該第2歌唱区間データの前記第2歌唱区間における歌詞文字列である第2文字列を、前記楽曲データ取得部で取得した前記第2楽曲データの前記歌詞データである第2歌詞データから取得する歌詞データ取得部と、
前記歌詞データ取得部により取得された前記第2文字列と一致する歌詞文字列である第1文字列が、前記第1楽曲の前記楽曲データである第1楽曲データの前記歌詞データである第1歌詞データに含まれているか否かを判定する第3判定部と、
前記第3判定部で前記第1文字列が含まれていると判定された場合、前記第1楽曲の前記第1楽曲データの前記第1歌詞データにおける前記第1文字列と一致する区間を、前記第1楽曲の前記歌唱区間として特定する特定部と、
前記特定部で特定した前記歌唱区間を、前記第1楽曲の前記第1楽曲データに基づいてカラオケ演奏する演奏部と、
を備えることを特徴とするカラオケ装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記歌唱区間データの前記歌唱区間は歌唱開始位置及び歌唱終了位置からなり、前記歌唱開始位置及び前記歌唱終了位置は、当該歌唱区間データの前記楽曲識別情報に対応する前記楽曲データの前記歌詞データにおける先頭文字からの文字順で設定され、
前記歌詞データ取得部は、前記第2楽曲の前記第2歌唱区間データの前記第2歌唱区間における歌唱開始位置から歌唱終了位置までの歌詞文字列である前記第2文字列を、前記第2楽曲の前記第2楽曲データの前記第2歌詞データから取得し、
前記特定部は、前記第1楽曲の前記第1楽曲データの前記第1歌詞データにおける前記第1文字列と一致する歌詞文字列の先頭文字及び末尾文字を、前記第1楽曲の前記第1楽曲データの前記第1歌詞データの先頭文字からの文字順でそれぞれ特定することで、前記第1楽曲の前記歌唱区間を特定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のカラオケ装置。
【請求項3】
前記特定部で特定した前記歌唱区間を前記第1歌唱区間として、一の前記利用者の一の前記利用者識別情報と、前記第1楽曲の前記第1楽曲識別情報とに対応付けて含む前記第1歌唱区間データを記憶するか否かを受け付ける受付部と、
前記受付部にて前記第1歌唱区間データを記憶すると受け付けた場合、一の前記利用者識別情報と、前記第1楽曲識別情報と、前記特定部で特定した前記第1歌唱区間とを対応付けて含む前記第1歌唱区間データを前記歌唱区間データ記憶部に記憶する記憶制御部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラオケ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カラオケ装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、カラオケ装置には、楽曲をカラオケ演奏する際に、利用者が歌い始めたい部分から演奏開始させるための早送り機能や早戻し機能、歌い終えたい部分で演奏終了させるための演奏中止機能等を有するものがある。
【0003】
また、近年では、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータによって定額課金サービスや動画共有サービスを利用する利用者は手軽に音楽を楽しめるようになっているところ、楽曲中の自分の好きな部分だけを楽しむ利用者も増加している。そのような利用者がカラオケを利用する際に、楽曲の中で自分の好きな部分だけのカラオケ歌唱を楽しむ場合には、カラオケ歌唱を所望する一部の歌唱区間を演奏させるために、早送りや演奏中止等の操作がカラオケ歌唱の度に必要となる。
【0004】
あるいは、カラオケ歌唱を所望する歌唱区間を演奏させるために、例えば、特許文献1によれば、カラオケ装置は、所定の入力装置による入力操作に応じて、対象となる演奏曲の中途における位置を指定する位置指定手段と、位置指定手段により指定された指定位置を対象となる演奏曲の情報と関連付けて所定の記憶装置に登録する登録手段と、登録手段により登録された対象となる演奏曲の情報及び指定位置を記憶装置から読み出す読出手段と、読出手段により読み出された対象となる演奏曲の出力に際して、演奏曲の情報と関連付けられて登録された指定位置を演奏開始位置として演奏曲の出力を行う演奏制御手段と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-199417号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、カラオケ利用者の嗜好の多様化に対応するために、カラオケ事業者は同じ楽曲に対して複数のバージョンのカラオケ楽曲を用意している。例えば、MP3データやMIDIデータ等のデータ形式の異なるカラオケ楽曲、ジャズ調やロック調等の編曲の異なるカラオケ楽曲、歌唱アーティストの違いによりアレンジの異なるカラオケ楽曲、尺の短いテレビの主題歌バージョン等の尺の異なるカラオケ楽曲等をカラオケ装置に用意している。
【0007】
しかしながら、従来技術では、一のカラオケ楽曲においてカラオケ歌唱を所望する一部の歌唱区間を登録していても、当該一のカラオケ楽曲とバージョンの異なる他のカラオケ楽曲で自分の好きな部分だけのカラオケ歌唱を楽しむ場合には、当該他のカラオケ楽曲においても同様に、カラオケ歌唱を所望する歌唱区間を登録しなければならない。このように、バージョンの異なる複数のカラオケ楽曲毎に所望の歌唱区間の指定や登録を行う必要があり、煩わしい指定操作や登録操作の負担が利用者に生じてしまう。
【0008】
本発明の目的は、歌唱区間を登録したカラオケ楽曲とバージョンの異なるカラオケ楽曲において同様の歌唱区間を演奏する際に利用者に掛かる負担を抑制することができるカラオケ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明のカラオケ装置は、楽曲の楽曲識別情報、歌詞データ及び演奏データを含む楽曲データを記憶する楽曲データ記憶部と、利用者の利用者識別情報と、楽曲の楽曲識別情報と、当該利用者が当該楽曲の一部を歌唱するための歌唱区間とを対応付けて含む歌唱区間データを記憶する歌唱区間データ記憶部と、一の前記利用者が前記楽曲として第1楽曲を予約した場合、一の前記利用者の一の前記利用者識別情報と、前記第1楽曲の前記楽曲識別情報である第1楽曲識別情報と、前記歌唱区間として第1歌唱区間とを対応付けて含む前記歌唱区間データである第1歌唱区間データが前記歌唱区間データ記憶部に記憶されているか否かを判定する第1判定部と、前記第1判定部で前記第1歌唱区間データが記憶されていないと判定された場合、前記第1楽曲とバージョンの異なる前記楽曲である第2楽曲の前記楽曲データである第2楽曲データを前記楽曲データ記憶部から取得する楽曲データ取得部と、前記楽曲データ取得部で取得した前記第2楽曲の前記楽曲識別情報である第2楽曲識別情報と、一の前記利用者識別情報と、前記歌唱区間として第2歌唱区間とを対応付けて含む前記歌唱区間データである第2歌唱区間データが前記歌唱区間データ記憶部に記憶されているか否かを判定する第2判定部と、前記第2判定部で前記第2歌唱区間データが記憶されていると判定された場合、当該第2歌唱区間データの前記第2歌唱区間における歌詞文字列である第2文字列を、前記楽曲データ取得部で取得した前記第2楽曲データの前記歌詞データである第2歌詞データから取得する歌詞データ取得部と、前記歌詞データ取得部により取得された前記第2文字列と一致する歌詞文字列である第1文字列が、前記第1楽曲の前記楽曲データである第1楽曲データの前記歌詞データである第1歌詞データに含まれているか否かを判定する第3判定部と、前記第3判定部で前記第1文字列が含まれていると判定された場合、前記第1楽曲の前記第1楽曲データの前記第1歌詞データにおける前記第1文字列と一致する区間を、前記第1楽曲の前記歌唱区間として特定する特定部と、前記特定部で特定した前記歌唱区間を、前記第1楽曲の前記第1楽曲データに基づいてカラオケ演奏する演奏部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、歌唱区間を登録したカラオケ楽曲とバージョンの異なるカラオケ楽曲において同様の歌唱区間を演奏する際に利用者に掛かる負担を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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