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公開番号
2024154419
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2024066853
出願日
2024-04-17
発明の名称
エージェントシステム
出願人
ソフトバンクグループ株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G10L
15/22 20060101AFI20241023BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】ユーザ及び自身の感情を理解してユーザと対話を行うエージェントシステムを提供する。
【解決手段】エージェントシステムは、ユーザの感情又はエージェントの感情を決定する感情エンジンと、ユーザと対話するためのエージェントの発話内容を、感情エンジンによって決定された感情に応じた態様で出力する対話処理部と、を含む。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザの感情又はエージェントの感情を決定する感情決定部と、
前記ユーザと対話するための前記エージェントの発話内容を、前記感情決定部によって決定された感情に応じた態様で出力する対話処理部と、
を含むエージェントシステム。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記発話内容を出力する前記エージェントのキャラクタを設定するキャラクタ設定部を更に含み、
前記対話処理部は、前記キャラクタ設定部によって設定されたキャラクタに応じた音声を合成し、合成した音声によって前記発話内容を出力する
請求項1に記載のエージェントシステム。
【請求項3】
前記対話処理部は、入力されたテキスト又は音声に対する応答である文章を生成する文章生成モデルを用いて、前記発話内容を生成する
請求項1に記載のエージェントシステム。
【請求項4】
前記ユーザとの対話の履歴を格納した対話履歴格納部を更に含み、
前記対話処理部は、前記対話履歴格納部に格納された対話の履歴と、入力されたテキスト又は音声とを前記文章生成モデルに入力して、前記発話内容を生成する
請求項3に記載のエージェントシステム。
【請求項5】
前記ユーザとの対話を通じて、前記エージェントのコマンドを取得し、前記コマンドに応じた動作を実行する動作実行部を更に含む
請求項4に記載のエージェントシステム。
【請求項6】
前記動作実行部は、前記対話履歴格納部に格納された対話の履歴から取得した前記ユーザの個人情報を用いて前記動作を実行する
請求項5に記載のエージェントシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エージェントシステムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザの状態に対してロボットの適切な行動を決定する技術が開示されている。特許文献1の従来技術は、ロボットが特定の行動を実行したときのユーザの反応を認識し、認識したユーザの反応に対するロボットの行動を決定できなかった場合、認識したユーザの状態に適した行動に関する情報をサーバから受信することで、ロボットの行動を更新する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6053847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ユーザ及び自身の感情を理解してユーザと対話を行うエージェントシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様によれば、エージェントシステムが提供される。エージェントシステムは、ユーザの感情又はエージェントの感情を決定する感情決定部と、前記ユーザと対話するための前記エージェントの発話内容を、前記感情決定部によって決定された感情に応じた態様で出力する対話処理部とを含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本実施形態に係るシステム5の一例を概略的に示す。
ロボット100の機能構成を概略的に示す。
ロボット100による動作フローの一例を概略的に示す。
コンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
複数の感情がマッピングされる感情マップ300を示す。
複数の感情がマッピングされる感情マップ900を示す。
エージェントシステムの機能構成を概略的に示す。
エージェントシステムの動作の一例を示す。
エージェントシステムの動作の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0008】
図1は、本実施形態に係るシステム5の一例を概略的に示す。システム5は、ロボット100、ロボット101、ロボット102、及びサーバ300を備える。ユーザ10a、ユーザ10b、ユーザ10c、及びユーザ10dは、ロボット100のユーザである。ユーザ11a、ユーザ11b及びユーザ11cは、ロボット101のユーザである。ユーザ12a及びユーザ12bは、ロボット102のユーザである。なお、本実施形態の説明において、ユーザ10a、ユーザ10b、ユーザ10c、及びユーザ10dを、ユーザ10と総称する場合がある。また、ユーザ11a、ユーザ11b及びユーザ11cを、ユーザ11と総称する場合がある。また、ユーザ12a及びユーザ12bを、ユーザ12と総称する場合がある。ロボット101及びロボット102は、ロボット100と略同一の機能を有する。そのため、ロボット100の機能を主として取り上げてシステム5を説明する。
【0009】
ロボット100は、ユーザ10と会話を行ったり、ユーザ10に映像を提供したりする。このとき、ロボット100は、通信網20を介して通信可能なサーバ300等と連携して、ユーザ10との会話や、ユーザ10への映像等の提供を行う。例えば、ロボット100は、自身で適切な会話を学習するだけでなく、サーバ300と連携して、ユーザ10とより適切に会話を進められるように学習を行う。また、ロボット100は、撮影したユーザ10の映像データ等をサーバ300に記録させ、必要に応じて映像データ等をサーバ300に要求して、ユーザ10に提供する。
【0010】
また、ロボット100は、自身の感情の種類を表す感情値を持つ。例えば、ロボット100は、「喜」、「怒」、「哀」、「楽」、「快」、「不快」、「安心」、「不安」、「悲しみ」、「興奮」、「心配」、「安堵」、「充実感」、「虚無感」及び「普通」のそれぞれの感情の強さを表す感情値を持つ。ロボット100は、例えば興奮の感情値が大きい状態でユーザ10と会話するときは、早いスピードで音声を発する。このように、ロボット100は、自己の感情を行動で表現することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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