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公開番号2024154421
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-30
出願番号2024066855
出願日2024-04-17
発明の名称エージェントシステム
出願人ソフトバンクグループ株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G10L 15/22 20060101AFI20241023BHJP(楽器;音響)
要約【課題】ユーザ及び自身の感情を理解してユーザと対話を行うエージェントシステムを提供する。
【解決手段】エージェントシステムは、ユーザの感情又はエージェントの感情を決定する感情決定部と、前記ユーザと対話するための前記エージェントの対話内容を、前記感情決定部によって決定された感情に応じた態様で出力する対話処理部51と、前記ユーザを模した模擬エージェントを新たに作成するユーザ模倣部58と、を含み、前記模擬エージェントは、他のエージェント又は他のユーザとの対話により、前記ユーザの情報を提供する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの感情又はエージェントの感情を決定する感情決定部と、
前記ユーザと対話するための前記エージェントの対話内容を、前記感情決定部によって決定された感情に応じた態様で出力する対話処理部と、
前記ユーザを模した模擬エージェントを新たに作成するユーザ模倣部と、を含み、
前記模擬エージェントは、他のエージェント又は他のユーザとの対話により、前記ユーザの情報を提供するエージェントシステム。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記模擬エージェントと、一又は複数の前記他のユーザが議論をした場合の記録を生成する生成部をさらに含む請求項1に記載のエージェントシステム。
【請求項3】
前記ユーザとの対話の履歴を格納した対話履歴格納部を更に含み、
前記対話履歴格納部に格納された対話の履歴を用いて、前記ユーザ模倣部は前記ユーザを模した模擬エージェントを作成する
請求項1又は2に記載のエージェントシステム。
【請求項4】
前記感情決定部で決定されたユーザの感情のデータを用いて、前記ユーザ模倣部は前記ユーザを模した模擬エージェントを作成する
請求項1又は2に記載のエージェントシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エージェントシステムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザの状態に対してロボットの適切な行動を決定する技術が開示されている。特許文献1の従来技術は、ロボットが特定の行動を実行したときのユーザの反応を認識し、認識したユーザの反応に対するロボットの行動を決定できなかった場合、認識したユーザの状態に適した行動に関する情報をサーバから受信することで、ロボットの行動を更新する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6053847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ユーザ及び自身の感情を理解してユーザと対話を行うエージェントシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様によれば、エージェントシステムが提供される。エージェントシステムは、ユーザの感情又はエージェントの感情を決定する感情決定部と、前記ユーザと対話するための前記エージェントの発話内容を、前記感情決定部によって決定された感情に応じた態様で出力する対話処理部とを含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本実施形態に係るシステム5の一例を概略的に示す。
ロボット100の機能構成を概略的に示す。
ロボット100による動作フローの一例を概略的に示す。
コンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
複数の感情がマッピングされる感情マップ300を示す。
複数の感情がマッピングされる感情マップ900を示す。
エージェントシステムの機能構成を概略的に示す。
エージェントシステムの動作の一例を示す。
エージェントシステムの動作の一例を示す。
第2実施形態のエージェントシステムの機能構成を概略的に示す。
ユーザ60とエージェントAとエージェントUの対話の一例を示す。
ユーザ60とエージェントAとエージェントUの対話の一例を示す。
第2実施形態のエージェントシステムの動作の一例を示す。
第3実施形態のエージェントUと複数の他人Xとの討論の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係るシステム5の一例を概略的に示す。システム5は、ロボット100、ロボット101、ロボット102、及びサーバ300を備える。ユーザ10a、ユーザ10b、ユーザ10c、及びユーザ10dは、ロボット100のユーザである。ユーザ11a、ユーザ11b及びユーザ11cは、ロボット101のユーザである。ユーザ12a及びユーザ12bは、ロボット102のユーザである。なお、本実施形態の説明において、ユーザ10a、ユーザ10b、ユーザ10c、及びユーザ10dを、ユーザ10と総称する場合がある。また、ユーザ11a、ユーザ11b及びユーザ11cを、ユーザ11と総称する場合がある。また、ユーザ12a及びユーザ12bを、ユーザ12と総称する場合がある。ロボット101及びロボット102は、ロボット100と略同一の機能を有する。そのため、ロボット100の機能を主として取り上げてシステム5を説明する。
【0009】
ロボット100は、ユーザ10と会話を行ったり、ユーザ10に映像を提供したりする。このとき、ロボット100は、通信網20を介して通信可能なサーバ300等と連携して、ユーザ10との会話や、ユーザ10への映像等の提供を行う。例えば、ロボット100は、自身で適切な会話を学習するだけでなく、サーバ300と連携して、ユーザ10とより適切に会話を進められるように学習を行う。また、ロボット100は、撮影したユーザ10の映像データ等をサーバ300に記録させ、必要に応じて映像データ等をサーバ300に要求して、ユーザ10に提供する。
【0010】
また、ロボット100は、自身の感情の種類を表す感情値を持つ。例えば、ロボット100は、「喜」、「怒」、「哀」、「楽」、「快」、「不快」、「安心」、「不安」、「悲しみ」、「興奮」、「心配」、「安堵」、「充実感」、「虚無感」及び「普通」のそれぞれの感情の強さを表す感情値を持つ。ロボット100は、例えば興奮の感情値が大きい状態でユーザ10と会話するときは、早いスピードで音声を発する。このように、ロボット100は、自己の感情を行動で表現することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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