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公開番号2024155988
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2024145060,2020147915
出願日2024-08-27,2020-09-02
発明の名称吸音ボード
出願人株式会社イノアックコーポレーション
代理人個人,個人
主分類G10K 11/16 20060101AFI20241024BHJP(楽器;音響)
要約【課題】吸音性を有しつつ剛性を向上させることが可能な吸音ボード、並びに、その吸音ボードを含むパッケージトレイ、ラゲッジボード及び遮音構造の提供。
【解決手段】吸音ボード10は、連続気泡構造を有するポリウレタンフォーム11を含み、ポリウレタンフォーム11の表裏の面にそれぞれ一体化され、通気性を有する1対の表皮材20と、表皮材20に含まれ、ポリウレタンフォーム11の原料11Mが含浸硬化した含浸層22と、を備える。含浸層22を含む表皮材20のJIS K6400-7 B法:2012に基づく通気量は、3~90ml/cm2/sとなっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
連続気泡構造を有するポリウレタンフォームを含む吸音ボードであって、
前記ポリウレタンフォームの表裏の面にそれぞれ一体化され、通気性を有する1対の表皮材と、
前記表皮材に含まれ、前記ポリウレタンフォームの原料が含浸硬化した含浸層と、を備え、
前記含浸層を含む前記表皮材のJIS K6400-7 B法:2012に基づく通気量が、3~90ml/cm

/sである、吸音ボード。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記表皮材は、1枚の又は複数枚重ねの繊維シートを備える、請求項1に記載の吸音ボード。
【請求項3】
前記表皮材には、前記ポリウレタンフォームの前記原料が含浸するベースシートが備えられ、
前記含浸層には、前記ベースシートの少なくとも一部に付着し、前記ポリウレタンフォームの樹脂とは異なる樹脂が、さらに含まれる、請求項1又は2に記載の吸音ボード。
【請求項4】
表裏の前記1対の表皮材が同じ構成である、請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載の吸音ボード。
【請求項5】
JIS A1409:1998に基づく残響室法吸音率が、0.4以上である、請求項1乃至4のうち何れか1の請求項に記載の吸音ボード。
【請求項6】
車両のリアシートの後側の空間と車室とを上下に仕切るように配置されるパッケージトレイであって、
請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載の吸音ボードと、
前記車両のうち前記リアシートの後側の前記空間を車幅方向に挟む1対の側壁に対して、前記吸音ボードを差し渡した状態に固定するための固定部と、を備える、パッケージトレイ。
【請求項7】
請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載の吸音ボードが、遮音性を有するパネル材の少なくとも上面に重なってなり、車両の荷室に配設される、ラゲッジボード。
【請求項8】
請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載の吸音ボードが、遮音性を有する1対のパネル材同士の間に配置されてなる、遮音構造。
【請求項9】
前記吸音ボードが、前記1対のパネル材に対して非接着状態で密着している、請求項8に記載の遮音構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、乗り物や建物に用いられる吸音ボード、並びに、吸音ボードを含むパッケージトレイ、ラゲッジボード及び遮音構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ボード材を用いた車両用部品の一例として、車室と荷室を仕切るパッケージトレイが記載されている。パッケージトレイとしては、木質ボードからなるものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-87855号(段落[0015]、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両用部品や建築資材では、軽量性に加え、吸音性が求められることがある。しかしながら、木質ボードでは、その重量の重さに加え、吸音性を発揮できないという問題があった。そこで、木質ボードを、ポリウレタンフォーム等の発泡体からなるボードに置き換えることが考えられるが、このようなボードでは、剛性が不十分であったり、反り等の変形が起き易いという別の問題が生じ得る。そのため、吸音性を有しつつ剛性を向上させることが可能な吸音ボードが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためになされた発明の第1態様は、連続気泡構造を有するポリウレタンフォームを含む吸音ボードであって、前記ポリウレタンフォームの表裏の面にそれぞれ一体化され、通気性を有する1対の表皮材と、前記表皮材に含まれ、前記ポリウレタンフォームの原料が含浸硬化した含浸層と、を備え、前記含浸層を含む前記表皮材のJIS K6400-7 B法:2012に基づく通気量が、3~90ml/cm

/sである、吸音ボードである。
【0006】
発明の第2態様は、前記表皮材は、1枚の又は複数枚重ねの繊維シートを備える、第1態様に記載の吸音ボードである。
【0007】
発明の第3態様は、前記表皮材には、前記ポリウレタンフォームの前記原料が含浸するベースシートが備えられ、前記含浸層には、前記ベースシートの少なくとも一部に付着し、前記ポリウレタンフォームの樹脂とは異なる樹脂が、さらに含まれる、第1態様又は第2態様に記載の吸音ボードである。
【0008】
発明の第4態様は、表裏の前記1対の表皮材が同じ構成である、第1態様から第3態様のうち何れか1の態様に記載の吸音ボードである。
【0009】
発明の第5態様は、JIS A1409:1998に基づく残響室法吸音率が、0.4以上である、第1態様から第4態様のうち何れか1の態様に記載の吸音ボードである。
【0010】
発明の第6態様は、車両のリアシートの後側の空間と車室とを上下に仕切るように配置されるパッケージトレイであって、第1態様から第5態様のうち何れか1の態様に記載の吸音ボードと、前記車両のうち前記リアシートの後側の前記空間を車幅方向に挟む1対の側壁に対して、前記吸音ボードを差し渡した状態に固定するための固定部と、を備える、パッケージトレイである。
(【0011】以降は省略されています)

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