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公開番号2024159709
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2024072187
出願日2024-04-26
発明の名称行動制御システム
出願人ソフトバンクグループ株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G10L 13/10 20130101AFI20241031BHJP(楽器;音響)
要約【課題】ユーザの行動に対して適切な行動を電子機器に実行させる。
【解決手段】行動制御システムは、ユーザ10の行動を含むユーザ状態を認識するユーザ状態認識部と、ユーザ10の感情又は電子機器としてのロボット100の感情を判定する感情決定部232と、ユーザ10とロボット100を対話させる対話機能を有する文章生成モデルに基づき、ユーザ状態と、ユーザ10の感情又はロボットの感情とに対応する前記ロボット100の行動を決定する行動決定部236と、を含み、行動決定部236は、ロボットの対話相手となり得るユーザ10の音質を決定する属性を取得し、取得した属性毎に予め設定された音質を用いて、ロボット100を発話させる。行動決定部236では、ユーザ10の属性(例えば、子供、大人、博士、先生、医師、生徒、児童、取締役など)によって、ロボット100が発話するときの音質(声)を変更する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの行動を含むユーザ状態を認識するユーザ状態認識部と、
ユーザの感情又は電子機器の感情を判定する感情決定部と、
ユーザと電子機器を対話させる対話機能を有する文章生成モデルに基づき、前記ユーザ状態と、ユーザの感情又は電子機器の感情とに対応する前記電子機器の行動を決定する行動決定部と、を含み、
前記行動決定部は、前記電子機器の対話の相手となり得る前記ユーザの音質を決定する属性を取得し、取得した前記属性毎に予め設定された音質を用いて、前記電子機器を発話させる、行動制御システム。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記属性が、前記ユーザの年齢、性別、職種、及びユーザ個々の性格分析結果を含む個別特性を含み、前記電子機器が発話する毎に、当該属性によって設定可能な前記音質の種類及びイントネーションが増加する、
請求項1記載の行動制御システム。
【請求項3】
前記感情決定部は、前記ユーザの対話時の表情及び口調から、前記ユーザの喜怒哀楽の度合いを決定し、
前記行動決定部は、
前記感情決定部で決定した前記ユーザの喜怒哀楽の度合いにより前記電子機器から発話する音質を調整する、
請求項1記載の行動制御システム。
【請求項4】
前記電子機器は、ぬいぐるみに搭載され、又はぬいぐるみに搭載された制御対象機器に無線又は有線で接続されている請求項1記載の行動制御システム。
【請求項5】
前記制御対象機器は、スピーカであり、
前記ぬいぐるみに、マイク又はカメラが搭載されている請求項4記載の行動制御システム。
【請求項6】
前記カメラは、前記ぬいぐるみの顔を構成する目に取り付けられ、前記マイクは、耳に取り付けられ、前記スピーカは、口に取り付けられている、請求項5記載の行動制御システム。
【請求項7】
前記ぬいぐるみの内部には、外部のワイヤレス送電部からのワイヤレス給電を受電するワイヤレス受電部が配置され、
前記制御対象機器、又は前記電子機器は、前記ワイヤレス受電部を介して受電する請求項4記載の行動制御システム。
【請求項8】
前記電子機器は、ロボットである請求項1~請求項7の何れか1項記載の行動制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、行動制御システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザの状態に対してロボットの適切な行動を決定する技術が開示されている。特許文献1の従来技術は、ロボットが特定の行動を実行したときのユーザの反応を認識し、認識したユーザの反応に対するロボットの行動を決定できなかった場合、認識したユーザの状態に適した行動に関する情報をサーバから受信することで、ロボットの行動を更新する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6053847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら従来技術では、ユーザの行動に対して適切な行動をロボットに実行させる上で改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様は、ユーザの行動を含むユーザ状態を認識するユーザ状態認識部と、ユーザの感情又は電子機器の感情を判定する感情決定部と、ユーザと電子機器を対話させる対話機能を有する文章生成モデルに基づき、前記ユーザ状態と、ユーザの感情又は電子機器の感情とに対応する前記電子機器の行動を決定する行動決定部と、を含み、前記行動決定部は、前記電子機器の対話の相手となり得る前記ユーザの音質を決定する属性を取得し、取得した前記属性毎に予め設定された音質を用いて、前記電子機器を発話させる、ことを特徴としている。
【0006】
本発明の第2の態様は、前記属性が、前記ユーザの年齢、性別、職種、及びユーザ個々の性格分析結果を含む個別特性を含み、前記電子機器が発話する毎に、当該属性によって設定可能な前記音質の種類及びイントネーションが増加する、ことを特徴としている。
【0007】
本発明の第3の態様は、前記感情決定部は、前記ユーザの対話時の表情及び口調から、前記ユーザの喜怒哀楽の度合いを決定し、前記行動決定部は、前記感情決定部で決定した前記ユーザの喜怒哀楽の度合いにより前記電子機器から発話する音質を調整する、ことを特徴としている。
【0008】
本発明の第4の態様は、前記電子機器は、ぬいぐるみに搭載され、又はぬいぐるみに搭載された制御対象機器に無線又は有線で接続されていることを特徴としている。
【0009】
本発明の第5の態様は、前記電子機器は、ぬいぐるみに搭載され、又はぬいぐるみに搭載された制御対象機器に無線又は有線で接続されていることを特徴としている。
【0010】
本発明の第6の態様は、前記カメラは、前記ぬいぐるみの顔を構成する目に取り付けられ、前記マイクは、耳に取り付けられ、前記スピーカは、口に取り付けられている、ことを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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