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公開番号2024142683
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054930
出願日2023-03-30
発明の名称カラオケ装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類G10K 15/04 20060101AFI20241003BHJP(楽器;音響)
要約【課題】カラオケ装置において、多様な機能を実現可能とする等、性能向上を図ることを目的とする。
【解決手段】本発明に係るカラオケ装置は、第1OS(Operating System)に基づいて動作される第1制御処理と、第2OSに基づいて動作される第2制御処理と、を並列して実行するカラオケ装置であって、第1制御処理は、楽曲の再生を制御する再生処理と、再生処理中に、再生処理に関連する再生関連情報を第2制御処理に送信する再生関連情報送信処理と、を含み、第2制御処理は、演出を実行するためのアプリケーションプログラムを起動する起動処理と受信した再生関連情報に基づいて、演出を制御する再生関連制御処理と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
第１ＯＳ（Operating System）に基づいて動作される第１制御処理と、第２ＯＳに基づいて動作される第２制御処理と、を並列して実行するカラオケ装置であって、
前記第１制御処理は、
楽曲の再生を制御する再生処理と、
前記再生処理中に、前記再生処理に関連する再生関連情報を前記第２制御処理に送信する再生関連情報送信処理と、を含み、
前記第２制御処理は、演出を実行するためのアプリケーションプログラムを起動する起動処理と
受信した再生関連情報に基づいて、前記演出を制御する再生関連制御処理と、を含む
カラオケ装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
第１ＣＰＵと第２ＣＰＵとを備え、
前記第１制御処理は、前記第１ＣＰＵにより実行され、
前記第２制御処理は、前記第２ＣＰＵにより実行される
請求項１に記載のカラオケ装置。
【請求項３】
前記第１制御処理は、前記アプリケーションプログラムの起動を指示する起動情報を前記第２制御処理に送信する起動情報送信処理を含み、
前記起動処理は、受信した起動指示情報に基づいて、前記アプリケーションプログラムを起動する
請求項１に記載のカラオケ装置。
【請求項４】
前記第１制御処理は、
再生する楽曲の予約を行う予約処理と、
予約された楽曲に関連する予約関連情報を前記第２制御処理に送信する予約関連情報送信処理と、を含み、
前記第２制御処理は、受信した予約関連情報に基づいて、前記演出を制御する予約関連制御処理を実行する
請求項１に記載のカラオケ装置。
【請求項５】
前記第１制御処理は、楽曲再生の終了後、終了関連情報を前記第２制御処理に送信する終了関連情報送信処理を含み、
前記第２制御処理は、
受信した終了関連情報に基づいて、前記演出を制御する終了制御処理を実行する
請求項１に記載のカラオケ装置。
【請求項６】
前記第２制御処理において、
前記第２制御処理に含まれるいずれかの処理の終了後、通知情報を前記第１制御処理に送信する通知処理を含み、
前記第１制御処理は、前記通知情報を受信することで、次の処理を実行する
請求項４または請求項５に記載のカラオケ装置。
【請求項７】
前記演出は、画像形成演出もしくは音形成演出の少なくとも一方である
請求項１に記載のカラオケ装置。
【請求項８】
前記第１制御処理は、前記再生処理に同期して実行され、歌唱音声の評価を行う歌唱評価処理、を含み、
再生関連情報は、前記歌唱評価処理に基づいて算出された歌唱評価情報を含む
請求項１に記載のカラオケ装置。
【請求項９】
前記再生関連制御処理は、
受信した歌唱評価情報が所定の基準を満たすか否かを判断する判断処理と、
所定の基準を満たす場合に、第１演出を実行する第１演出処理と、
所定の基準を満たさない場合に、第２演出を実行する第２演出処理と、を含む
請求項８に記載のカラオケ装置。
【請求項１０】
前記再生関連情報送信処理は、前記再生処理中に、再生の進行に基づく所定のタイミングで、再生関連情報を送信する
請求項１に記載のカラオケ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、歌唱するために演奏を行うカラオケ装置に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
演奏される伴奏に合わせて歌唱を楽しむことのできるカラオケ装置が知られている。カラオケ装置では、歌唱のみならず様々な機能を付加することで、エンターテイメント性の向上が図られている。
【０００３】
特許文献１には、カラオケ装置の採点アプリの実行に際して、演奏中のアニメーションや採点結果などの演出を行うカラオケ装置が開示されている。特許文献１のカラオケ装置では、演奏中のアニメーションと、結果演出のアニメーションとの両方を出力する場合であっても、楽曲の出力が開始されるまでの時間を減らし、演奏中のアニメーションと、結果演出のアニメーションとの両方を出力することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１３－２１８１３５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１にみられるように、従来のカラオケ装置では、カラオケの演奏を行うことに合わせて、演奏に関連したアプリケーションプログラムが実行され、例えば、演奏に合わせたアニメーションが出力される。近年では、カラオケ装置においても、より高品質なグラフィック演出や、演奏と演出との円滑な両立といった高度な処理の制御が必要とされてきている。
【０００６】
カラオケ装置における高度な処理の制御は、カラオケ装置の処理負荷の増大に繋がることが考えられる。高度な処理を制御する場合、カラオケ装置側の構成が十分でないと、高度な処理に基づく機能を十分に実現させることができない状況が発生する可能性がある。これまで通りの構成で、これらの機能要求を無理に満たそうとすると、機能的な品質が低下し、その結果、顧客価値が下がるといった問題がある。
【０００７】
本発明は、このような状況を鑑みたものであり、カラオケ装置において、第１ＯＳ（Operating System）に基づいて動作される第１制御処理と、第２ＯＳに基づいて動作される第２制御処理間で互いに連携した処理を行うこととしている。そして、第１ＯＳ、第２ＯＳそれぞれの得意な処理を考慮して、アプリケーションや処理を実行させることで、カラオケ装置の性能の向上を図り、高度な処理や高品質な演出を利用可能とすることを１つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
そのため、本発明に係るカラオケ装置は、以下の構成を採用するものである。
第１ＯＳ（Operating System）に基づいて動作される第１制御処理と、第２ＯＳに基づいて動作される第２制御処理と、を並列して実行するカラオケ装置であって、
前記第１制御処理は、
楽曲の再生を制御する再生処理と、
前記再生処理中に、前記再生処理に関連する再生関連情報を前記第２制御処理に送信する再生関連情報送信処理と、を含み、
前記第２制御処理は、演出を実行するためのアプリケーションプログラムを起動する起動処理と
受信した再生関連情報に基づいて、前記演出を制御する再生関連制御処理と、を含む。
【０００９】
さらに本実施形態のカラオケ装置は、
第１ＣＰＵと第２ＣＰＵとを備え、
前記第１制御処理は、前記第１ＣＰＵにより実行され、
前記第２制御処理は、前記第２ＣＰＵにより実行される。
【００１０】
さらに本実施形態のカラオケ装置において、
前記第１制御処理は、前記アプリケーションプログラムの起動を指示する起動情報を前記第２制御処理に送信する起動情報送信処理を含み、
前記起動処理は、受信した起動指示情報に基づいて、前記アプリケーションプログラムを起動する。
（【００１１】以降は省略されています）

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