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公開番号2024136733
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047946
出願日2023-03-24
発明の名称電子鍵盤機器
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人コスモ国際特許事務所
主分類G10H 1/32 20060101AFI20240927BHJP(楽器;音響)
要約【課題】構成部材の強度を保持しつつ、良好な音像を得ることが可能な電子鍵盤楽器を提供する。
【解決手段】電子鍵盤楽器は、本体ケース30と、本体ケース30から露出して設けられた複数の鍵22を有する鍵盤と、本体ケース30内に設けられたスピーカ80と、鍵盤とスピーカ80との間で複数の鍵22の少なくとも何れかに対応する位置に設けられた複数の第1リブ71及び第2リブ72と、を備え、複数の第1リブ71及び第2リブ72の間は支持部材開口部70Aが設けられることにより夫々開口しており、本体ケース30内に、スピーカ80から支持部材開口部を経由して複数の鍵22の夫々の鍵間に至る連通路Pを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体から露出して設けられた複数の鍵を有する鍵盤と、
前記筐体内に設けられた放音部材と、
前記鍵盤と前記放音部材との間で前記複数の鍵の少なくとも何れかに対応する位置に設けられた複数のリブと、を備え、
前記複数のリブの間は夫々開口しており、
前記筐体内に、前記放音部材から前記開口を経由して前記複数の鍵の夫々の鍵間に至る連通路を有する、
電子鍵盤楽器。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記連通路は、前記放音部材から前記開口に至る第1連通路と、前記開口から前記複数の鍵の鍵間に至る第2連通路と、を含む、
請求項1に記載の電子鍵盤楽器。
【請求項3】
前記複数の鍵の夫々に対応するハンマー部材を備え、
前記複数のリブは、夫々前記ハンマー部材と対応する位置に設けられている、
請求項1に記載の電子鍵盤楽器。
【請求項4】
前記鍵盤の下方に設けられて、前記鍵盤を支持する支持部材を備え、
前記複数のリブは、前記支持部材に設けられている、
請求項1に記載の電子鍵盤楽器。
【請求項5】
前記複数のリブの夫々は、前記複数の鍵の少なくとも何れかに対応する位置に略垂直に立設される、
請求項4に記載の電子楽器。
【請求項6】
前記連通路は、水平面から前記鍵間に向けて傾斜する傾斜面を含む、
請求項1~5のいずれか1項に記載の電子鍵盤楽器。
【請求項7】
前記傾斜面は、該傾斜面に反射される音の軌道上に前記鍵間が位置する傾斜角度とされている、
請求項6に記載の電子鍵盤楽器。
【請求項8】
前記放音部材と前記鍵間のうち前記鍵の鍵先側の部分とは、前記電子鍵盤楽器の断面視において互いに上下に重ならない位置に設けられている、
請求項7に記載の電子鍵盤楽器。
【請求項9】
前記筐体内に、前記放音部材から、前記鍵の鍵後側の部分よりも後方であり前記鍵盤の上面側へと連通する他の連通路を有する、
請求項8に記載の電子鍵盤楽器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子鍵盤機器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、ハンマー部材等の質量体を備えることで本物のピアノに近い打鍵感覚を得ることができる電子鍵盤楽器が知られている。例えば特許文献1には、鍵盤の鍵や質量体等を搭載した基板と、基板を鍵の下方で保持するフレームとを備える電子鍵盤楽器の鍵盤構造が開示されている。この鍵盤構造では、フレームは、フレーム自体を補強する複数の補強用リブを有している。複数の補強用リブは鍵盤の白鍵と白鍵との間に形成されており、揺動する質量体と補強用リブとが干渉することが防止されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-17614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示される電子鍵盤楽器のように、補強効果を高めるために鍵より低い位置かつ白鍵と白鍵との間に複数のリブが設けられた構成では、複数のリブが音抜けの妨げとなることがあり、筐体内(例えば、鍵盤よりも低い位置又は筐体の後方側)においてスピーカから鍵盤の鍵の間へ至る放音路を十分に確保することが困難であった。このため、良好な音像を得ることができない虞があった。
【0005】
本発明は、構成部材の強度を保持しつつ、良好な音像を得ることが可能な電子鍵盤楽器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電子鍵盤楽器は、筐体と、前記筐体から露出して設けられた複数の鍵を有する鍵盤と、前記筐体内に設けられた放音部材と、前記鍵盤と前記放音部材との間で前記複数の鍵の少なくとも何れかに対応する位置に設けられた複数のリブと、を備え、前記複数のリブの間は夫々開口しており、前記筐体内に、前記放音部材から前記開口を経由して前記複数の鍵の夫々の鍵間に至る連通路を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、構成部材の強度を保持しつつ、良好な音像を得ることが可能な電子鍵盤楽器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る電子鍵盤楽器を前方側から見た全体斜視図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の本体部の正面図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の本体部の一部斜視図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の本体部の断面図であって、図2におけるIV-IV断面の断面図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の本体部の斜視断面図であって、図4に対応する断面の斜視断面図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の本体部の内部を下側から見た斜視図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の支持部材の一部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1に示す電子鍵盤楽器1は、本体部10と、脚部100とを備えている。図1及び図2に示すように、本体部10は、白鍵22Wと黒鍵22Bといった複数の鍵22を有する鍵盤20と、鍵盤20を囲んで保持する本体ケース(筐体)30とを備えている。脚部100は、一対の側板部材110と、ペダルフレーム120と、ペダル装置130とを備えている。なお、以下では、鍵盤20の複数の鍵22の配列方向を左右方向(図1及び図2の左側を左方向とする)とし、各鍵22の延在方向を前後方向(図1及び図2の手前側を前方向とする)とし、電子鍵盤楽器1の上下方向を上下方向(図1及び図2の上側を上方向とする)として説明する。
【0010】
図1に示すように、一対の側板部材110は、両板面を左右方向に向けた姿勢で、電子鍵盤楽器1の左右両側で設置面上に立設される板状部材であり、本体ケース30を支持する。ペダルフレーム120は、各側板部材110の下側で各側板部材110の間を接続する。ペダル装置130は、ペダルフレーム120の左右方向略中央部に設けられている。以下、本体部10の構成について詳しく説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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