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公開番号2024128592
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037630
出願日2023-03-10
発明の名称軸構造
出願人株式会社トランストロン
代理人個人
主分類G10H 1/32 20060101AFI20240913BHJP(楽器;音響)
要約【課題】小型化かつ簡素な構成で回転軸の回転速度を制御することができる。
【解決手段】回転軸に設けられており、回転軸とともに回転する速度調整部材と、回転軸の長手方向に沿って見たときに回転軸の径方向外側に設けられている当接部材と、を備える。速度調整部材の周縁と回転軸の回転中心との距離は、周縁における位置によって異なる。速度調整部材の回転に伴い、速度調整部材と当接部材とが当接せずに回転している第1状態と、速度調整部材と当接部材とが当接しながら回転している第2状態と、が切り替わる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸に設けられており、前記回転軸とともに回転する速度調整部材と、
前記回転軸の長手方向に沿って見たときに前記回転軸の径方向外側に設けられている当接部材と、
を備え、
前記速度調整部材の周縁と前記回転軸の回転中心との距離は、前記周縁における位置によって異なり、
前記速度調整部材の回転に伴い、前記速度調整部材と前記当接部材とが当接せずに回転している第1状態と、前記速度調整部材と前記当接部材とが当接しながら回転している第2状態と、が切り替わる
ことを特徴とする軸構造。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記速度調整部材と前記当接部材の少なくともいずれかは、弾性体である
ことを特徴とする請求項1に記載の軸構造。
【請求項3】
前記当接部材は、第1端が固定された板状の部材であり、前記回転軸の中心線に向かって凸となるように湾曲する弾性部材である
ことを特徴とする請求項1に記載の軸構造。
【請求項4】
前記当接部材は、前記第1端の幅が広く、前記第1端の反対側の端である第2端に向けて徐々に幅が狭くなる
ことを特徴とする請求項3に記載の軸構造。
【請求項5】
前記回転軸は、回転軸部品を有し、
前記速度調整部材は、前記回転軸部品に隣接して設けられており、
前記当接部材は、板状部材を湾曲させて形成されており、前記回転軸の長手方向に沿って見たときに前記回転軸部品の外周面に略沿った円弧形状を有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の軸構造。
【請求項6】
前記当接部材を複数備え、
前記第2状態において、前記速度調整部材は複数の前記当接部材のうちの少なくとも1つに当接する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の軸構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、軸構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ケースに支持軸によって回転可能に取り付けられた蓋体と、支持軸を中心に蓋体と共に回転する連動歯車と、この連動歯車に噛み合って回転するダンパー歯車を有して連動歯車の回転を制動するダンパー部材とを備えた蓋開閉装置が開示されている。この蓋開閉装置では、連動歯車は、その歯部のピッチ円の中心から偏心した位置において支持軸に支持され、鍵盤蓋が閉じる途中の状態のときに支持軸から歯部までの距離が短く、鍵盤蓋が閉じ終わるまでの状態のときに支持軸から歯部までの距離が徐々に長くなるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-209479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の構成は、ギアを用いた複雑な構造であり、小型にすることは困難であった。
【0005】
本発明はこのような事情を鑑みてなされたもので、小型化かつ簡素な構成で回転軸の回転速度を制御することができる軸構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明にかかる軸構造は、例えば、回転軸に設けられており、前記回転軸とともに回転する速度調整部材と、前記回転軸の径方向外側に設けられている当接部材と、を備え、前記速度調整部材の周縁と前記回転軸の回転中心との距離は、前記周縁における位置によって異なり、前記速度調整部材の回転に伴い、前記速度調整部材と前記当接部材とが当接せずに回転している第1状態と、前記速度調整部材と前記当接部材とが当接しながら回転している第2状態と、が切り替わることを特徴とする。
【0007】
このような構成によれば、速度調整部材の回転により、速度調整部材と当接部材とが当接したりしなかったりする。速度調整部材と当接部材とが当接することで回転軸の回転速度が遅くなるため、回転軸、すなわち支持する部材の回転速度を制御することができる。また、軸構造は、歯車等を有しないため、小型に構成でき、比較的小さな構造体にも採用することができる。したがって、本願発明によれば、小型化かつ簡素な構成で回転軸の回転速度を制御することができる。
【0008】
前記速度調整部材と前記当接部材の少なくともいずれかは、弾性体であるものとしてもよい。これにより、速度調整部材及び回転軸が、減速しつつも回転を継続することができる。
【0009】
前記当接部材は、第1端が固定された板状の部材であり、前記回転軸の中心線に向かって凸となるように湾曲する弾性部材であってもよい。これにより、速度調整部材と当接部材とが当接したときの当接部材の変形量、すなわち回転軸の減速の程度を容易に調整することができる。
【0010】
前記当接部材は、前記第1端の幅が広く、前記第1端の反対側の端である第2端に向けて徐々に幅が狭くなってもよい。これにより、速度調整部材と当接部材との当接位置が第1端に近づくにつれて速度調整部材と当接部材との間に生じる摩擦力が増加するため、簡単な構成で複雑な回転速度制御が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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