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公開番号2024149404
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2024046613
出願日2024-03-22
発明の名称弦楽器付属品
出願人個人
代理人弁理士法人有我国際特許事務所
主分類G10D 3/18 20200101AFI20241010BHJP(楽器;音響)
要約【課題】弦楽器の盗難または紛失が発生した場合であっても、弦楽器の位置を遠隔から特定して追跡することを可能にする。
【解決手段】本発明に係る弦楽器付属品は、弦楽器の演奏時に弦楽器本体に装着される弦楽器付属品であり、無線通信を介して当該弦楽器付属品の現在位置を特定可能にする情報を外部に送信する情報送信部と、前記情報送信部に電力を供給する給電部と、を有する位置特定モジュール200を備えて構成されており、位置特定モジュール200の一部または全体が当該弦楽器付属品内に埋設されていることを特徴とする。一例として、本発明に係る弦楽器付属品は、バイオリンまたはビオラに装着されるアゴアテ10であり、当該アゴアテ10内に位置特定モジュール200が埋設されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
弦楽器の演奏時に弦楽器本体に装着される弦楽器付属品であって、
無線通信を介して当該弦楽器付属品の現在位置を特定可能にする情報を外部に送信する情報送信部と、前記情報送信部に電力を供給する給電部と、を有する位置特定モジュールを備えて構成されており、
前記位置特定モジュールの一部または全体が当該弦楽器付属品内に埋設されていることを特徴とする弦楽器付属品。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記弦楽器がバイオリンまたはビオラであり、当該弦楽器付属品が前記バイオリンまたは前記ビオラに装着されるアゴアテ、テールピース、ペグ、エンドピンのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の弦楽器付属品。
【請求項3】
前記弦楽器本体から当該弦楽器付属品を容易に取り外すことができないようにするロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の弦楽器付属品。
【請求項4】
前記弦楽器がバイオリンまたはビオラであり、当該弦楽器付属品が前記弦楽器に装着されるアゴアテであって、前記アゴアテが前記弦楽器本体を挟み込むクランプ構造を有し、前記ロック機構が前記クランプ構造の締付力を付与するネジ型の締付部材の回動を規制する回動規制部により構成されることを特徴とする請求項3に記載の弦楽器付属品。
【請求項5】
前記弦楽器付属品が前記弦楽器に装着されるテールピースであって、前記テールピースに連結されているエンドピンが、前記弦楽器本体のエンドピン孔に挿通されるピン本体部と、前記ピン本体部に対して回動可能な可動部材と、前記可動部材の前記ピン本体部に対する回動を規制するストッパ部と、を有し、
前記ロック機構が、前記ストッパ部の位置を定めるストッパ位置決め部を備えて構成され、前記ストッパ位置決め部により定まる前記ストッパ部の位置に応じて、前記可動部材が回動可能となって前記ピン本体部を前記エンドピン孔から抜去できる状態と、前記可動部材が回動不能となって前記ピン本体部を前記エンドピン孔から抜去できない状態と、になることを特徴とする請求項3に記載の弦楽器付属品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、弦楽器の演奏時に弦楽器本体に装着される弦楽器付属品に関し、特にバイオリンまたはビオラに装着されるアゴアテ、テールピース、ペグ、エンドピンに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、位置情報を追跡したい追跡対象物に対して、GPS信号受信機で特定した現在位置に係る位置情報を外部に送信する位置特定モジュールを取り付けることで、当該追跡対象物の位置を遠隔から特定できる技術が知られている。
【0003】
下記の非特許文献1には、楽器とともに位置特定モジュール(GPSトラッカー)を楽器ケース内に収納することで、楽器の盗難時または紛失時にスマートフォンアプリを用いて楽器の位置を遠隔から特定することができる技術が開示されている。
【0004】
下記の特許文献1、2には、位置情報の追跡対象物として楽器が挙げられており、楽器に位置特定モジュール(無線位置特定可能タグまたはワイヤレス電子デバイス)を取り付けることで、楽器の位置を遠隔から特定できる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2022-529584号公報
特表2020-535760号公報
【非特許文献】
【0006】
TRE GPS 楽器サービス簡単使い方ガイド、検索日:2022年12月1日、<URL:https://tregps.com/pdf/gakki_service_users_guide.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、非特許文献1に記載の楽器サービスでは、位置特定モジュールを楽器ケース内に収納している。このため、楽器ケースから取り出した状態の楽器は位置特定モジュールから離れてしまうため、例えば楽器ケースから取り出した楽器自体の盗難または紛失が発生した場合には楽器の位置を特定できないという問題がある。また、特許文献1、2には、位置情報の追跡対象部として楽器に位置特定モジュールを取り付けるとの記載はあるものの、具体的にどのように取り付けるかについては何ら言及されていない。
【0008】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、弦楽器の盗難または紛失が発生した場合であっても、弦楽器の位置を遠隔から特定して追跡することを可能にする弦楽器付属品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するため、本発明に係る弦楽器付属品は、弦楽器の演奏時に弦楽器本体に装着される弦楽器付属品であって、無線通信を介して当該弦楽器付属品の現在位置を特定可能にする情報を外部に送信する情報送信部と、前記情報送信部に電力を供給する給電部と、を有する位置特定モジュールを備えて構成されており、前記位置特定モジュールの一部または全体が当該弦楽器付属品内に埋設されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、弦楽器の盗難または紛失が発生した場合であっても、弦楽器の位置を遠隔から特定して追跡することが可能となる。特に演奏時に装着される弦楽器付属品内に位置特定モジュールの一部または全体が埋設されることで、弦楽器本体を改造したり演奏の邪魔となる新たな付属品を設けたりすることなく、演奏可能な状態の弦楽器の位置が特定可能となるとともに、位置特定モジュールの存在がその外観から容易に把握できないようになるため、盗難時に位置特定モジュールの取り外しが行われにくくなるとともに、美術工芸品としての弦楽器本体の美観を維持することが可能となる。
【0010】
本発明に係る弦楽器付属品は、上記の構成において、前記弦楽器がバイオリンまたはビオラであり、当該弦楽器付属品が前記バイオリンまたは前記ビオラに装着されるアゴアテ、テールピース、ペグ、エンドピンのいずれかであってもよい。
上記の構成によれば、バイオリンまたはビオラに装着されるアゴアテ、テールピース、ペグ、エンドピンのいずれかの弦楽器付属品に位置特定モジュールを設けることで、当該弦楽器付属品が装着されたバイオリンまたはビオラの位置を特定することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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