発明の詳細な説明【技術分野】 【0001】 開示の技術は、目的音と雑音とを含み得る音の中の目的音を強調する技術に関する 続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】 【0002】 雑音の空間共分散行列と目的音の数と各目的音が単独で音を出している時間区間が既知の場合に、音響信号から各目的音の音響伝達特性を推定し、目的混合音を抽出する方法が知られている(例えば、非特許文献1参照。)。 【0003】 また、目的音の数が既知の状況で音響信号から各目的音を分離抽出するブラインド音源抽出方法が知られている(例えば、非特許文献2参照。)。 【先行技術文献】 【非特許文献】 【0004】 S. Markovich-Golan, S. Gannot, and I. Cohen, “Multichannel eigenspace beamforming in a reverberant noisy environment with multiple interfering speech signals,” IEEE Trans. ASLP, vol. 17, no. 6, pp. 1071-1086, 2009. T. Ueda, T. Nakatani, R. Ikeshita, K. Kinoshita, S. Araki, and S. Makino, “Low latency online source separation and noise reduction based on joint optimization with dereverberation,” in Proc. European Signal Processing Conference (EUSIPCO), 2021, pp. 1000-1004. 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかし、非特許文献1及び2では、目的音の数が既知であることが必要であった。 【0006】 開示の技術は、目的音の数が未知であっても目的音を強調することができる信号強調装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 開示の技術の一態様は、Mは2以上の正の整数であり、1個以上の目的音と雑音とを含み得る音をM個のマイクで集音することにより得られたM個の音響信号から、M個の音響信号の共分散行列である音響信号空間共分散行列を推定する音響信号空間共分散推定部と、雑音空間共分散行列は、雑音をM個のマイクで集音することにより得られるM個の雑音信号の共分散行列であり、推定された音響信号空間共分散行列と、所定の雑音空間共分散行列とから、M個の音響信号の中の1個以上の目的音を強調した信号を求めるためのフィルタである目的混合音フィルタを推定する目的混合音フィルタ推定部と、目的混合音フィルタを、M個の音響信号に適用するフィルタ処理部と、を備えている。 【発明の効果】 【0008】 開示の技術によれば、目的音の数が未知であっても目的音を強調することができる。 【図面の簡単な説明】 【0009】 図1は、信号強調装置の機能構成の例を示す図である。 図2は、信号強調方法の処理手続きの例を示す図である。 図3は、実験例を説明するためのす図である。 図4は、コンピュータの機能構成例を示す図である。 【発明を実施するための形態】 【0010】 以下、図面を参照して開示の技術の実施形態を説明する。なお、図面中において同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。 (【0011】以降は省略されています) この特許をJ-PlatPatで参照する