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公開番号
2024156528
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-06
出願番号
2023071068
出願日
2023-04-24
発明の名称
電子オルゴール装置
出願人
株式会社スリック
代理人
弁理士法人東京国際特許事務所
主分類
G10F
1/06 20060101AFI20241029BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】MIDI規格におけるノートの長さ(デュレーション)を利用した演奏を可能としつつ、低電力でかつ低コストの電子オルゴール装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る電子オルゴール装置は、複数の振動弁を有する櫛歯と、前記複数の振動弁の夫々に対応して設けられる複数の爪車であって、円板の外周に前記振動弁をはじく複数の爪が等間隔に設けられた爪車と、前記複数の爪車の夫々に対応して設けられ、第1のソレノイドと前記第1のソレノイドに連結された停止部材とを有する爪車駆動機構であって、前記爪によって前記振動弁をはじくことによって前記振動弁を振動させる爪車駆動機構と、第2のソレノイドと、前記第2のソレノイドに連結されたダンパー部材と、を有するダンパー駆動機構であって、前記ダンパー部材を前記新合弁に押し付けることによって前記振動弁の振動を停止させるダンパー駆動機構と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の振動弁を有する櫛歯と、
前記複数の振動弁の夫々に対応して設けられる複数の爪車であって、円板の外周に前記振動弁をはじく複数の爪が等間隔に設けられた爪車と、
前記複数の爪車の夫々に対応して設けられ、第1のソレノイドと前記第1のソレノイドに連結された停止部材とを有する爪車駆動機構であって、前記爪によって前記振動弁をはじくことによって前記振動弁を振動させる爪車駆動機構と、
第2のソレノイドと、前記第2のソレノイドに連結されたダンパー部材とを有するダンパー駆動機構であって、前記ダンパー部材を前記振動弁に押し付けることによって前記振動弁の振動を停止させるダンパー駆動機構と、
を備える電子オルゴール装置。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記爪車駆動機構は、
前記第1のソレノイドをオンすることによって、前記停止部材を前記複数の爪のひとつから離間させて前記爪車を所定の角度だけ回転させ、
その後、前記第1のソレノイドをオフすることによって、前記停止部材を前記複数の爪の他のひとつに当接させて前記爪車の回転を停止させ、
前記爪車の前記所定の角度の回転中に、前記複数の爪のさらに他のひとつで前記振動弁をはじくことにより、当該振動弁を自由振動させて発音させ、
前記ダンパー駆動機構は、
前記第2のソレノイドをオンすることによって、前記ダンパー部材を振動中の前記振動弁に押し付けて、前記自由振動を停止させ、
前記第2のソレノイドをオンにした後、所定の経過時間後に前記第2のソレノイドをオフすることによって、前記ダンパー部材を前記振動弁から離間させる、
請求項1に記載の電子オルゴール装置。
【請求項3】
前記ダンパー駆動機構は、前記複数の振動弁の夫々に対応して複数設けられる、
請求項1または2に記載の電子オルゴール装置。
【請求項4】
前記爪車駆動機構及び前記ダンパー駆動機構は、MIDI(Musical Instruments Digital Interface)規格の情報に基づいて、前記第1のソレノイド及び前記第2のソレノイドを夫々制御し、
前記爪車駆動機構は、前記MIDI規格におけるノートの開始位置において前記第1のソレノイドをオンにすることで、前記爪車の前記爪に前記振動弁をはじかせ、
前記ダンパー駆動機構は、前記MIDI規格におけるノートの開始位置から、当該ノートのデュレーション経過後に、前記第2のソレノイドをオンにして、前記振動弁の自由振動を停止させる、
請求項3に記載の電子オルゴール装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子オルゴール装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、多くの突起をもつ円筒を回転させ、櫛歯状の音階板の振動弁を突起ではじくことによって自動演奏する機械式のオルゴールが知られている。しかしながら、機械式のオルゴールの多くは、予め決められた曲を演奏することしかできない。
【0003】
一方、任意の曲を演奏することができる電子オルゴール装置も知られている。例えば、特許文献1は、4つの爪が円板の外周に90度間隔で配置された爪車と、この爪車に外接して爪車を間欠的に回転させる歯車を有する構成が開示されている。爪車は音の高さ毎に、振動弁の数と同じだけ設けられている。ソレノイドにパルス電流を印加すると、爪車の爪に接触している停止部材がソレノイド側に引っ張られて、爪車が約90度回転し、爪車の反対側の爪が振動弁をはじいて、音を出す仕組みになっている。ソレノイドに印加されるパルス電流は、MIDI(Musical Instruments Digital Interface)規格に基づく信号によって生成されている。
【0004】
引用文献2にも、MIDI規格に基づく信号によって動作する電子オルゴール装置が開示されている。引用文献2には、ソレノイドに印加されるパルス信号がオンになるタイミングで振動板をはじき、パルス信号がオフになるタイミングで、振動板の振動を停止させる機構が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-128348号公報
特開2016-099417号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
MIDI規格では、1つ1つのノート(音符)毎に、ノートの開始タイミング、ノートの高さ(音階)、ノートの長さ(デュレーション)、ノートの強さ(ベロシティ)の情報をもっている。
【0007】
引用文献1に開示される電子オルゴール装置は、振動弁をはじく機能は有しているものの、爪が振動弁をはじいた後は、音の長さは振動弁の自由減衰に依存しているため、音の長さを制御することができない。つまり、MIDI規格におけるノートの長さ(デュレーション)を利用していない。このため、引用文献1に開示される電子オルゴール装置は、MIDI規格で生成された音楽情報の全てを利用した演奏が出来ていない。
【0008】
一方、引用文献2に開示される電子オルゴール装置は、ソレノイドに印加されるパルス信号がオンになるタイミングで振動弁をはじき、パルス信号がオフになるタイミングで、振動弁の振動を停止させる機構を有しているため、パルス信号のパルス長によって、MIDI規格におけるノートの長さ(デュレーション)を利用した演奏が可能となっている。しかしながら、引用文献2に開示される電子オルゴール装置は、ノートの長さ(デュレーション)に対応する期間中、ソレノイドの電流を印加し続ける構成となっているため、演奏曲によっては、消費電力が大きくなり、また、発熱量も大きくなる。また、引用文献2に開示される電子オルゴール装置は、引用文献1に開示された電子オルゴール装置に比べて構造が複雑であり、コストもより高いものとなっている。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、MIDI規格におけるノートの長さ(デュレーション)を利用した演奏を可能としつつ、低電力でかつ低コストの電子オルゴール装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る電子オルゴール装置は、複数の振動弁を有する櫛歯と、前記複数の振動弁の夫々に対応して設けられる複数の爪車であって、円板の外周に前記振動弁をはじく複数の爪が等間隔に設けられた爪車と、前記複数の爪車の夫々に対応して設けられ、第1のソレノイドと前記第1のソレノイドに連結された停止部材とを有する爪車駆動機構であって、前記爪によって前記振動弁をはじくことによって前記振動弁を振動させる爪車駆動機構と、第2のソレノイドと、前記第2のソレノイドに連結されたダンパー部材とを有するダンパー駆動機構であって、前記ダンパー部材を前記新合弁に押し付けることによって前記振動弁の振動を停止させるダンパー駆動機構と、を備える。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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