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公開番号2024046715
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-04
出願番号2022152032
出願日2022-09-23
発明の名称球技用具
出願人個人
代理人
主分類A63B 61/00 20060101AFI20240328BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】多くの人に公平、多様な競技性、手軽および安全に競技できる球技用具を提供する。
【解決手段】ボールを交互に打ち返す球技のための用具であって、床上および台上に設置するアウトライン体1と、自分のコートと相手のコートを分けるためのコート分割体3を有し、アウトライン体1およびコート分割体3が互いに組み立ておよび分解できる機構を備えたことを特徴とし、また、インライン体2もしくはアウトエリア拡張体16のいずれか一つ以上を有していてもよく、それらが伸縮機構、折り畳み機構、高さ調節機構または接触感知装置のいずれか一つ以上を備えていることで、コート面積の調整による公平さ、判定の明確化、競技の多様性、運搬のしやすさ、競技・収納スペースの減少および安全性の向上した球技用具にした。
【選択図】図14

特許請求の範囲【請求項1】
ボールを交互に打ち返す球技のための用具であって、
床上または台上に設置するアウトライン体と、
自分のコートと、相手のコートを分けるためのコート分割体を有し、
前記アウトライン体および前記コート分割体が、互いに組み立ておよび分解できる機構を備えたことを特徴とする球技用具。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記アウトライン体で囲まれたコートの内側にインライン体を有し、
前記インライン体が、前記アウトライン体および前記コート分割体と互いに組み立ておよび分解できる機構を備えたことを特徴とする、
請求項1に記載の球技用具。
【請求項3】
前記アウトライン体、または前記コート分割体、または前記インライン体のいずれか一つ以上が、伸縮機構を備えたことを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載の球技用具。
【請求項4】
前記アウトライン体、または前記コート分割体、または前記インライン体のいずれか一つ以上が、折り畳み機構を備えたことを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載の球技用具。
【請求項5】
前記コート分割体が、高さ調節機構を備えたことを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載の球技用具。
【請求項6】
前記アウトライン体、または前記インライン体のいずれか一つ以上が、接触感知装置を備えたことを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載の球技用具。
【請求項7】
前記アウトライン体で囲まれたコートの内側の前記コート分割体近傍にアウトエリア拡張体を有し、
前記アウトエリア拡張体が、前記アウトライン体または前記インライン体のいずれか一つ以上に、互いに組み立ておよび分解できる機構、または伸縮機構、または折り畳み機構、または接触感知装置のいずれか一つ以上を、備えたことを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載の球技用具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、手に持ってボールを打ち返すための用具(以降、本発明の球技用具と区別するためにラケットとする)を用い、ボールを交互に打ち返す球技のための用具に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ラケットを用いてボールを交互に打ち返す球技としては、卓球とテニスを挙げることができる。卓球は卓球台が必要である。公式の卓球台サイズは、縦2.74m、横1.525m、高さ0.76m。競技エリアは縦14m、横7mである。テニスは広い競技エリアの専用コートが必要である。公式のテニスコートサイズは硬式、軟式ともに縦23.77m、横10.97m。競技エリアは硬式では縦36.57m以上、横18.29m以上。軟式では縦39.77m以上、横22.97m以上である。
【0003】
卓球、テニスともに素早く動く必要があり、転ぶ、足首を挫く、足が吊る等の危険性がある。おもに夏場では、脱水症状になることもある。さらに、卓球台に手や体をぶつけて怪我をすることがある。
【0004】
卓球、テニスともにミドル(ラケットを持つ手側のズボンポケット付近)のボールは返球しにくく、体を動かしてフォアハンドストロークかバックハンドストロークで返球するのが望ましい。
【0005】
車椅子卓球は一般のルールに準じているが、サービスのコースや軌道が制限されている。車椅子では左右に大きく素早く移動することが難しく、膝や腰が使えず体の上下および旋回が困難なため、ラケットを大きく振れないので、ボールのスピード、回転量および手の届く範囲(卓球台のサイド側やネットに近い台上)等が制限される。車椅子テニスは、ボールをツーバウンドまでOKなど健常者とはルールが異なる。
【0006】
パラリンピックの卓球では、座位(車椅子)、立位、知的障害の3クラスに分かれている。さらに、座位、立位ともに5段階にクラスが分けられている。
【0007】
卓球台は、折り畳めるものや、卓球台を支持する足に車輪がついているものがあるため、平面を移動することは容易である。しかし、重量が重く、持ち運びは困難で、折り畳み時は高さもあるため、倒れる危険性がある。
【0008】
卓球台は、傷、へこみ、角の欠けおよび支持する足等が故障しても、修理または交換が困難であるため、そのまま使用することがある。また、競技時は、傷やへこみにボールが当たり、バウンドが変化することがある。
【0009】
卓球は、卓球台を常設できない施設での大人数で行う練習または試合では、卓球台設置の準備および片付けに時間がかかる。また、多くの卓球台が必要になり、それらを収納するスペースも必要になる。さらに、テニスは、前述したように広い競技エリアが必要なため多くのコートを確保するのは困難で、同時に多くの練習または試合が行えない。
【0010】
卓球は、台の高さが床から0.76mのところにあることから、ラケットを台の下から振り上げる、または台の上から振り下げることができるため、ボールに強烈な回転をかけることができる。さらに、ラケットのスイング幅が大きいためボールのスピードも速くなる。
(【0011】以降は省略されています)

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