TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024127265
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036296
出願日2023-03-09
発明の名称トラップ装置
出願人株式会社ミヤワキ
代理人個人,個人
主分類F16T 1/22 20060101AFI20240912BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】製造コストの上昇を抑えながら使用期間の長短にかかわらず閉弁時における高いシール性を確保することができるトラップ装置を提供する。
【解決手段】トラップ装置は、ケーシングとフロート20とを備える。ケーシングは、蒸気を含む流体が導入される収容室を有する。フロート20は、上下動可能にケーシングの収容室内に収容されている。フロート20は、複数のピース205~208が接合されることで構成されている。各ピース205~208は、内部に中空部205s,206s,207s,208sを有する。そして、下方に位置するピース207,208の中空室207s,208sには、当該中空室207s,208sに面する下内壁面に固定された錘207w,208wが収容されている。フロート20の重心P1は、Z方向の高さ中心L1よりもZ方向下方にオフセットされている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
蒸気を含む流体から復水を排出するトラップ装置であって、
前記流体の流入部、前記復水の流出部、および前記流入部から導入される前記流体を収容する収容室を有するケーシングと、
前記ケーシングの前記収容室に収容され、当該収容室内の前記復水の量に応じて上下動可能なフロートと、
を備え、
前記ケーシングは、前記流出部と前記収容室とを連通する連通路と、当該ケーシングの底壁内面または側壁内面から前記収容室に向けて突出形成される弁座と、前記連通路における前記収容室側の端部であって、前記弁座の先端部で前記収容室に開口する弁孔と、をさらに有し、
前記弁座における前記弁孔の開口周辺は、前記フロートの下面と平行であって、前記フロートが下降端に位置する状態で当該フロートの前記下面と面接触可能な平面で構成されており、
前記フロートは、六面体の外観形状を有するように形成されるとともに、上下方向の高さ中心よりも重心が下方にオフセットするように設けられた錘を有する、
トラップ装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記フロートは、内部に中空部を有し、
前記錘は、前記中空部に面する内壁面の内の下内壁面に固定されている、
請求項1に記載のトラップ装置。
【請求項3】
前記フロートは、前記外面の内の前記開口周辺の前記平面の部分との接触領域を除く部分にリブを有する、
請求項1または請求項2に記載のトラップ装置。
【請求項4】
前記フロートは、正六面体の外観形状を有する、
請求項1または請求項2に記載のトラップ装置。
【請求項5】
前記フロートは、それぞれが六面体の外観形状を有し、互いに接合された複数のピースを有する、
請求項1または請求項2に記載のトラップ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸気が流通する配管設備から復水を排出するのに用いられるトラップ装置に関し、特にフロートにレバーが連結されていないレバーフリータイプのトラップ装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
蒸気が流通する配管設備では、当該配管設備から復水(ドレン)を排出するスチームトラップ等のトラップ装置が設けられる。トラップ装置には、ケーシング内に収容されたフロートにレバーが連結されていないレバーフリータイプのものが含まれる(特許文献1等)。従来技術に係るトラップ装置について、図9を用いて説明する。
【0003】
図9に示すように、従来技術に係るトラップ装置9は、ケーシング90と、フロート91と、スクリーン93と、エアベント94とを備える。ケーシング90は、フロート91が矢印Cのように上下動可能な収容室90aを有する。また、ケーシング90は、蒸気や復水が流入される流入部90b、および復水が流出される流出部90cと、収容室90aに開口する弁孔90eとを有する。弁孔90eは、ケーシング90の側壁内面における下端部分から斜め上向きに突出形成されたパイプ状部分(弁座90i)の先端部で収容室90aに開口されている。弁座90iにおける弁孔90eの開口周囲は、フロート91の外面91aと接触する。弁孔90eは、内部連通路90hにより流出部90cに接続されている。さらに、ケーシング90は、フロート91が下降端まで下降した際にフロート91を保持するバルブホルダ90jも有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4002724号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、図9を用いて説明した従来技術に係るトラップ装置9では、製造コストの上昇をおさえながら閉弁時のシール性を確保すること、および耐久性を確保することが困難である。即ち、従来技術に係るトラップ装置9では、球形状のフロート91が採用されているため、弁孔90eの開口を閉弁する際の弁座90iとフロート91の外面91aとの接触が線接触となっている。また、フロート91は、上下動に際して姿勢が拘束されず回転を伴う場合もある。このため、トラップ装置9では、高い真球度のフロート91を用いることが閉弁時のシール性を確保する上で必須の条件となり、製造コストの上昇を招いてしまう。
【0006】
また、従来技術に係るトラップ装置9では、フロート91が下降してきて弁座90iに接触する場合に、上述のようにフロート91の外面91aが弁座90iに線接触することとなるため、当該接触部分が磨滅し易い。フロート91の外面91aの一部が磨滅してしまった場合には、弁孔90eの開口をフロート91で完全に閉じることができず、耐久性という観点からも問題を生じる。
【0007】
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、製造コストの上昇を抑えながら使用期間の長短にかかわらず閉弁時における高いシール性を確保することができるトラップ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係るトラップ装置は、蒸気を含む流体から復水を排出するトラップ装置であって、ケーシングとフロートとを備える。前記ケーシングは、前記流体の流入部、前記復水の流出部、および前記流入部から導入される前記流体を収容する収容室を有する。前記フロートは、前記ケーシングの前記収容室に収容され、当該収容室内の前記復水の量に応じて上下動可能である。
【0009】
本態様に係るトラップ装置において、前記ケーシングは、前記流出部と前記収容室とを連通する連通路と、当該ケーシングの底壁内面または側壁内面から前記収容室に向けて突出形成される弁座と、前記連通路における前記収容室側の端部であって、前記弁座の先端部で前記収容室に開口する弁孔と、をさらに有する。
【0010】
本態様に係るトラップ装置において、前記弁座における前記弁孔の開口周辺は、前記フロートの下面と平行であって、前記フロートが下降端に位置する状態で当該フロートの前記下面と面接触可能な平面で構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社ミヤワキ
トラップ装置
6日前
株式会社ミヤワキ
トラップ装置
3日前
株式会社ミヤワキ
ケースへの他部材取付け構造
2日前
個人
回転機構
4か月前
個人
回転伝達機構
2か月前
丸一株式会社
配管構造
4か月前
株式会社フジキン
配管
1か月前
個人
ロックナット
1か月前
個人
ネジの緩み止め装置
4か月前
個人
弁装置
2か月前
個人
リンクプレート
2か月前
個人
アンカーボルト
5か月前
株式会社フジキン
バルブ装置
4か月前
マフレン株式会社
自動給脂器
2か月前
株式会社ニフコ
留め具
3か月前
株式会社キッツ
管継手
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
株式会社テイエルブイ
排気弁
16日前
株式会社フジキン
バルブ装置
5か月前
スズキ株式会社
防振装置
1か月前
株式会社不二工機
電磁弁
3か月前
株式会社三五
ドライブシャフト
1か月前
株式会社キッツ
逆止め弁
5日前
株式会社不二工機
電動弁
1か月前
北村精工株式会社
固定具
1か月前
横浜ゴム株式会社
管継手
1か月前
株式会社TOK
着脱装置
5か月前
日本精工株式会社
直動案内装置
2か月前
カヤバ株式会社
バルブ装置
4か月前
帝人株式会社
衝撃吸収部材
4か月前
日東工器株式会社
防振構造
5か月前
個人
束ねばね
5か月前
個人
クラッチシェル保護板
1か月前
ヒロホー株式会社
締結構造
5か月前
株式会社NejiLaw
雌ねじ体
3か月前
続きを見る