TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024127257
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036286
出願日2023-03-09
発明の名称クラウドシステム、及び、クラウドサーバによるアプリケーションの実行方法
出願人オムロン株式会社
代理人個人,個人
主分類G06F 9/50 20060101AFI20240912BHJP(計算;計数)
要約【課題】クラウドサーバの効率的な運用と、幅広いユーザに仮想サーバを用いたサービスを提供可能とする。
【解決手段】クラウドシステム100は、クラウドサーバ1と、インタフェース提供サーバ3と、を備える。クラウドシステム100において、インタフェース提供サーバ3は、ユーザインタフェースUIをユーザ端末5に提供する。インタフェース提供サーバ3は、ユーザ端末5においてユーザインタフェースUIを用いて指定した第2仮想サーバ12に、ユーザインタフェースUIを用いて指定した実行対象アプリケーションAPを実行させるよう、クラウドサーバ1に指令する。クラウドサーバ1は、インタフェース提供サーバからの指令に応じて、第2仮想サーバ12を起動し、第2仮想サーバ12に実行対象アプリケーションAPを実行させ、指定した実行対象アプリケーションAPの実行が完了したら、指定した第2仮想サーバ12を停止する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
所定のアプリケーションを実行可能な第1仮想サーバと、前記アプリケーションを実行可能であり、前記第1仮想サーバよりもハイスペックである第2仮想サーバと、を内部で起動可能なクラウドサーバと、
前記クラウドサーバで起動する第2仮想サーバと、この第2仮想サーバに実行させる実行対象アプリケーションと、を指定するためのユーザインタフェースを提供するインタフェース提供サーバと、
を備え、
前記インタフェース提供サーバが、前記ユーザインタフェースをユーザ端末に提供し、
前記インタフェース提供サーバが、前記ユーザ端末において前記ユーザインタフェースを用いて指定した第2仮想サーバに、前記ユーザインタフェースを用いて指定した実行対象アプリケーションを実行させるよう、前記クラウドサーバに指令し、
前記クラウドサーバが、前記インタフェース提供サーバからの指令に応じて、前記第2仮想サーバを起動し、前記第2仮想サーバに前記実行対象アプリケーションを実行させ、前記実行対象アプリケーションの実行が完了したら前記第2仮想サーバを停止する、
クラウドシステム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記クラウドサーバは、前記第1仮想サーバを起動し、前記第2仮想サーバが前記実行対象アプリケーションを実行するために用いる実行用データを前記第1仮想サーバに作成させる、請求項1に記載のクラウドシステム。
【請求項3】
前記クラウドサーバは、前記第1仮想サーバと前記第2仮想サーバとによりアクセス可能な仮想ストレージを有し、
前記クラウドサーバは、前記第1仮想サーバと前記仮想ストレージとを接続し、前記第1仮想サーバに前記実行用データを前記仮想ストレージに記憶させ、
その後、前記第2仮想サーバと前記仮想ストレージとを接続し、前記第2仮想サーバに、前記仮想ストレージに記憶させた前記実行用データを用いて前記実行対象アプリケーションを実行させる、請求項2に記載のクラウドシステム。
【請求項4】
前記クラウドサーバは、前記第1仮想サーバと前記第2仮想サーバとによりアクセス可能な仮想ストレージを有し、
前記クラウドサーバは、前記第2仮想サーバに、前記実行対象アプリケーションを実行することにより得られた実行結果を前記仮想ストレージに記憶させ、
その後、前記第1仮想サーバと前記仮想ストレージとを接続して、前記第1仮想サーバを用いて前記実行結果を閲覧可能とする、請求項1に記載のクラウドシステム。
【請求項5】
前記実行対象アプリケーションを実行するための複数のライセンスを管理するライセンスサーバをさらに備え、
前記インタフェース提供サーバは、前記ライセンスサーバで管理されている複数のライセンスの使用状況を確認し、
使用されていないライセンスが存在する場合に、前記第2仮想サーバにより前記実行対象アプリケーションを実行するよう前記クラウドサーバに指令する、
請求項1に記載のクラウドシステム。
【請求項6】
前記インタフェース提供サーバは、使用されていないライセンスが存在しない場合、前記第2仮想サーバによる前記実行対象アプリケーションの実行を指令しない、請求項5に記載のクラウドシステム。
【請求項7】
前記クラウドサーバは、前記第2仮想サーバによるCPUの使用率に基づいて、前記第2仮想サーバによる前記実行対象アプリケーションの実行が完了したか否かを判断する、請求項1に記載のクラウドシステム。
【請求項8】
所定のアプリケーションを実行可能な第1仮想サーバと、前記アプリケーションを実行可能であり、前記第1仮想サーバよりもハイスペックである第2仮想サーバと、を起動可能なクラウドサーバによる前記アプリケーションの実行方法であって、
前記クラウドサーバで起動する第2仮想サーバと、前記第2仮想サーバに実行させる実行対象アプリケーションと、を指定するためのユーザインタフェースを提供するステップと、
前記ユーザインタフェースを用いて、前記クラウドサーバで起動する第2仮想サーバと、当該第2仮想サーバに実行させるアプリケーションを実行対象アプリケーションとして指定するステップと、
前記ユーザインタフェースを用いて指定された第2仮想サーバに前記実行対象アプリケーションを実行するよう前記クラウドサーバに指令するステップと、
前記クラウドサーバが、前記第2仮想サーバを起動し、前記第2仮想サーバに前記実行対象アプリケーションを実行させ、前記実行対象アプリケーションの実行が完了したら前記第2仮想サーバを停止するステップと、
を備える、実行方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、仮想サーバを生成し起動可能なクラウドサーバにおいて、仮想サーバに所定のアプリケーションを実行させるシステム、及び、クラウドサーバにおいて仮想サーバに所定のアプリケーションを実行させる実行方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
各種のサービスを提供可能なクラウドサーバと、クラウドサーバにアクセスしてクラウドサーバにサービスを実行させるユーザ端末と、を備えるシステムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。これにより、ユーザは、ユーザ端末を用いてクラウドサーバを操作することにより、高性能なクラウドサーバに所望のサービスを実行させ、サービスを実行することによるメリットを享受できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-182309号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のクラウドシステムには、クラウドサーバが、仮想的なコンピュータシステムにより構成される仮想サーバを内部で生成・起動して、この仮想サーバに各種情報処理を実行させるサービスを提供するものがある。クラウドサーバは、設定に従って、任意のスペックを有する仮想サーバを内部で起動できる。ここでいう「スペック」とは、仮想サーバのCPUの処理能力(例えば、CPUコア数、CPUコアのクロック数など)、仮想サーバのメモリ容量をいう。
【0005】
クラウドサーバにおいて、仮想サーバを利用するサービスには従量制の利用料が課金されることがある。この利用料は、仮想サーバのスペックが高いほど、仮想サーバの利用時間が多くなるほど高くなる。複雑な演算を要する解析など、演算処理のために多くのリソース(CPUの処理負荷、メモリ使用量)を必要とするアプリケーションを仮想サーバに実行させる場合、クラウドサーバの効率的な運用が重要となる。例えば、アプリケーションを高速に実行しつつ、利用料をできうる限り安くするような運用が求められる。
【0006】
また、クラウドサーバにおいて仮想サーバを生成・起動させるためには、クラウドサーバに関する高度な知識が必要である。このため、従来、仮想サーバを生成・起動させ、仮想サーバに各種アプリケーションを実行させるサービスを利用できるユーザは限られていた。
【0007】
本発明の課題は、仮想サーバを生成・起動可能なクラウドサーバを備えるクラウドシステムにおいて、クラウドサーバの効率的な運用と、幅広いユーザに仮想サーバを用いたサービスを提供可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係るクラウドシステムは、クラウドサーバと、インタフェース提供サーバと、を備える。クラウドサーバは、第1仮想サーバと第2仮想サーバとを内部で起動可能である。第1仮想サーバは、所定のアプリケーションを実行可能である。第2仮想サーバは、上記アプリケーションを実行可能であり、第1仮想サーバよりもハイスペックである。インタフェース提供サーバは、クラウドサーバで起動する第2仮想サーバと、実行対象アプリケーションと、を指定するためのユーザインタフェースを提供する。実行対象アプリケーションは、第2仮想サーバに実行させるアプリケーションである。
【0009】
上記のクラウドシステムにおいて、まず、インタフェース提供サーバが、上記のユーザインタフェースをユーザ端末に提供する。次に、インタフェース提供サーバが、ユーザ端末においてユーザインタフェースを用いて指定した第2仮想サーバに、ユーザインタフェースを用いて指定した実行対象アプリケーションを実行させるよう、クラウドサーバに指令する。クラウドサーバが、インタフェース提供サーバからの指令に応じて、第2仮想サーバを起動し、第2仮想サーバに実行対象アプリケーションを実行させ、指定した実行対象アプリケーションの実行が完了したら、指定した第2仮想サーバを停止する。
【0010】
このクラウドシステムでは、所定のアプリケーションを仮想サーバに実行させる指令に応じて、クラウドサーバにおいてハイスペックである第2仮想サーバが起動され、この第2仮想サーバにアプリケーションを実行させ、アプリケーションの実行が完了したら第2仮想サーバを停止している。このように、クラウドシステムでは、第2仮想サーバは、アプリケーションの実行時のみに起動される。また、アプリケーションをハイスペックな第2仮想サーバで実行することで、アプリケーションの実行時間が短くなる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

オムロン株式会社
リミットスイッチ
2日前
オムロン株式会社
制御装置およびプログラム
2日前
オムロン株式会社
電磁継電器
2日前
個人
GPSロガー
1か月前
個人
マウス用テーブル
1か月前
個人
デトろぐシステム
1か月前
個人
管理装置
1か月前
個人
管理装置
1か月前
個人
特徴検討支援システム
1か月前
アズビル株式会社
防爆装置
26日前
個人
契約管理サーバ
1か月前
個人
人的価値発掘システム
16日前
個人
業界地図作成システム
13日前
株式会社宗建
SNSサーバー
24日前
株式会社セガフェイブ
遊戯機
1か月前
キヤノン電子株式会社
情報処理装置
16日前
個人
選択操作音声出力システム
1か月前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
4日前
株式会社テクロス
情報処理装置
1か月前
株式会社ジール
文章の分析装置
1か月前
ミサワホーム株式会社
システム
16日前
ミサワホーム株式会社
管理装置
16日前
個人
配送システムおよび同包箱
16日前
株式会社奥村組
削孔位置検出方法
1か月前
オムロン株式会社
認証中継サーバ
23日前
アスエネ株式会社
森林管理の方法
26日前
個人
動作のデザイン評価の方法及び装置
23日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
大同特殊鋼株式会社
棒材計数装置
23日前
株式会社野村総合研究所
検証装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
作業評価装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
記号認識装置
1か月前
株式会社チノー
ユーザ認証システム
11日前
日本電気株式会社
システム及び方法
1か月前
株式会社八咲
イベント管理システム
23日前
個人
口座悪用を防止する口座管理システム
18日前
続きを見る