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公開番号
2024126986
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023035794
出願日
2023-03-08
発明の名称
液体吐出ヘッド及び液体吐出装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B41J
2/175 20060101AFI20240912BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】液体吐出時に発生した熱を効率的に逃がすことができる液体吐出ヘッドを提供すること。
【解決手段】液体吐出ヘッドは、液体を収容する収容部と、液体を吐出するためのノズルと、ノズルから液体を吐出するためのエネルギーを発生する素子と、が設けられた吐出部と、収容部から吐出部へ液体を供給可能な流路が成形された流路部と、を備える。収容部から吐出部へ液体を供給する方向である第1の方向とは垂直な第2の方向において、流路部は、収容部及び吐出部よりも幅が小さい幅狭部を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を収容する収容部と、
液体を吐出するためのノズルと、前記ノズルから液体を吐出するためのエネルギーを発生する素子と、が設けられた吐出部と、
前記収容部から前記吐出部へ液体を供給可能な流路が成形された流路部と、
を備え、
前記収容部から前記吐出部へ液体を供給する方向である第1の方向とは垂直な第2の方向において、前記流路部は、前記収容部及び前記吐出部よりも幅が小さい幅狭部を含む、
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記第2の方向に移動しながら液体を吐出することが可能に構成されている、
請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記第2の方向において、前記幅狭部の最小幅は、前記流路部の最大幅に対し、16%以下である、
請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記最大幅と、前記最小幅と、の比率は、6.25~7.50:1.00である、
請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記最大幅は、15mm以上25mm以下であり、
前記最小幅は、2mm以上4mm以下である、
請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記幅狭部には、リブが配されている、
請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記リブの形状は、多角形である、
請求項6に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記幅狭部の外壁から前記流路の内壁までの厚さが最も薄い薄肉部分の厚さは、前記幅狭部の外壁から前記流路の内壁までの厚さが最も厚い厚肉部分の厚さに対し、45%以下である、
請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
前記薄肉部分の厚さと、前記厚肉部分の厚さと、の比率は、1.00:2.25~2.90である、
請求項8に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
前記薄肉部分の厚さは、0.8mm以上1.2mm以下である、
請求項8に記載の液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液体吐出ヘッド及び液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
記録媒体に対して、液体を吐出しながら画像を形成することが可能な液体吐出装置が備える液体吐出ヘッドの種類には、液体を吐出する吐出部が液体を収容する収容部と一体化した、所謂ディスポーザブル型の液体吐出ヘッドがある。
【0003】
特許文献1には、ディスポーザブル型(カートリッジ型)の液体吐出ヘッドが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開2008/0100679号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、液体吐出ヘッドの内部では、液体の温度が重要である。液体の過昇温は、形成される画像の画質低下を招くこともある。液体の過昇温を抑制するために、液体を吐出させる時(「液体吐出時」ともいう。)に発生した熱を逃がすことが考えられる。ところが、特許文献1は、液体吐出時に発生した熱を逃がす(「放熱する」ともいう。)ための構成について言及していない。
【0006】
そこで、本開示は、液体吐出時に発生した熱を効率的に逃がすことができる液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本開示の液体吐出ヘッドは、液体を収容する収容部と、液体を吐出するためのノズルと、前記ノズルから液体を吐出するためのエネルギーを発生する素子と、が設けられた吐出部と、前記収容部から前記吐出部へ液体を供給可能な流路が成形された流路部と、を備え、前記収容部から前記吐出部へ液体を供給する方向である第1の方向とは垂直な第2の方向において、前記流路部は、前記収容部及び前記吐出部よりも幅が小さい幅狭部を含む、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示の液体吐出ヘッドによれば、液体吐出時に発生した熱を効率的に逃がすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
従来の液体吐出ヘッドの外観斜視図。
従来の流路部の模式的な断面図。
一実施形態における液体吐出ヘッドの外観斜視図。
一実施形態における流路部の模式的な断面図。
一実施形態における流路部の一部を抜き出して示した斜視図。
一変形例における幅狭部の外観斜視図。
一実施形態における液体吐出ヘッドの外観斜視図。
一実施形態における流路部の模式的な断面図。
一変形例におけるリブの外観斜視図。
一実施形態における液体吐出ヘッドの模式的な断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[従来の液体吐出ヘッド]
まず、本実施形態の液体吐出ヘッドが有する放熱効果の理解を容易にするために、図1及び図2を使用して、従来の一般的な例を挙げて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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