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公開番号
2024126782
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023035412
出願日
2023-03-08
発明の名称
タイヤ及びタイヤの製造方法
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
B60C
11/00 20060101AFI20240912BHJP(車両一般)
要約
【課題】ウェット性能を低下させることなく転がり抵抗の低減を達成できる、タイヤ2の提供。
【解決手段】タイヤ2はトレッド4とベルト16とバンド18とを備える。ベルト16はベルトコード44を含む。バンド18はバンドコード60を含む。バンド18はバンドストリップ58からなる。バンドストリップ58はバンドコード60が配列したコード配列体である。ベルト16の第一端から第二端までのゾーンがコントロールゾーンである。コントロールゾーンにおけるバンドコード60の残留張力は15.0N以上である。コントロールゾーンはクラウンゾーン一対のショルダーゾーンとからなる。クラウンゾーンにおけるバンドコード60の残留張力は、ショルダーゾーンにおけるバンドコード60の残留張力よりも高い。タイヤ2の基準接地面の形状指数は1.00以上1.30以下である。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
路面と接地するトレッドと、
前記トレッドの径方向内側に位置するベルトと、
径方向において前記トレッドと前記ベルトとの間に位置し、前記ベルトに積層されるバンドと
を備える、タイヤであって、
前記ベルトが並列した多数のベルトコードを含み、
各前記ベルトコードが周方向に対して傾斜し、
前記バンドが、実質的に周方向にのびるバンドコードを含み、
前記バンドコードが有機繊維コードであり、
前記バンドが、らせん状に巻かれたバンドストリップからなり、
前記バンドストリップが、複数本の前記バンドコードが配列したコード配列体であり、
前記ベルトの第一の端から第二の端までのゾーンが、前記バンドコードの張力をコントロールするコントロールゾーンであり、
前記コントロールゾーンにおける前記バンドコードの残留張力が、15.0N以上であり、
前記コントロールゾーンが、クラウンゾーンと、前記クラウンゾーンの軸方向外側に位置する一対のショルダーゾーンとからなり、
前記クラウンゾーンにおける前記バンドコードの残留張力が、前記ショルダーゾーンにおける前記バンドコードの残留張力よりも高く、
前記タイヤを正規リムに組み、前記タイヤの内圧を正規内圧に調整し、前記タイヤのキャンバー角を0°とした状態で、前記タイヤの正規荷重の70%の縦荷重を前記タイヤに負荷して、前記タイヤを平らな路面に接触させて得られる、基準接地面において、前記タイヤの赤道面に沿って計測される赤道接地長の、最大接地幅の80%の幅に相当する位置における基準接地長に対する比を形状指数としたとき、
前記形状指数が1.00以上1.30以下である、
タイヤ。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記ショルダーゾーンにおける前記バンドコードの残留張力の、前記クラウンゾーンにおける前記バンドコードの残留張力に対する比が、0.50以上である、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記クラウンゾーンにおける前記バンドコードの残留張力が50N以下である、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
JIS L1017に準拠して得られる、前記バンドコードの一定荷重時伸び率が、1.9%以上8.4%以下である、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
各前記ショルダーゾーンの軸方向幅が前記コントロールゾーンの軸方向幅の1/8以上3/8以下である、
請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ。
【請求項6】
路面と接地するトレッドと、前記トレッドの径方向内側に位置するベルトと、径方向において前記トレッドと前記ベルトとの間に位置し、前記ベルトを覆うバンドとを備える、タイヤを製造するための方法であって、
前記タイヤのための生タイヤを準備する工程と、
前記生タイヤを加硫する工程と
を含み、
前記生タイヤの準備工程において、
帯状のバンドストリップに荷重をかけながら、前記バンドストリップを前記ベルト上にらせん状に巻き付けて、前記バンドが形成され、
前記バンドストリップが、複数本のバンドコードが配列したコード配列体であり、
前記ベルトの第一の端から第二の端までのゾーンが、前記バンドコードの張力をコントロールするコントロールゾーンであり、
前記コントロールゾーンにおいて前記バンドコードにかける荷重が15.0N以上であり、
前記コントロールゾーンが、クラウンゾーンと、前記クラウンゾーンの軸方向外側に位置する一対のショルダーゾーンとからなり、
前記クラウンゾーンにおける前記バンドコードにかける荷重が、前記ショルダーゾーンにおける前記バンドコードにかける荷重よりも高い、
タイヤの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ及びタイヤの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
環境への配慮から、車両に装着されるタイヤにおいては、転がり抵抗の低減が求められている。例えば、下記の特許文献1では、摩耗によるウェット性能の著しい低下を防止しつつ、転がり抵抗の低減を達成できるタイヤが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-154242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、ウェット性能を低下させることなく転がり抵抗の低減を達成できる、タイヤの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るタイヤは、路面と接地するトレッドと、前記トレッドの径方向内側に位置するベルトと、径方向において前記トレッドと前記ベルトとの間に位置し、前記ベルトに積層されるバンドとを備える。前記ベルトは並列した多数のベルトコードを含む。各前記ベルトコードは周方向に対して傾斜する。前記バンドは実質的に周方向にのびるバンドコードを含む。前記バンドコードは有機繊維コードである。前記バンドは、らせん状に巻かれたバンドストリップからなる。前記バンドストリップは、複数本の前記バンドコードが配列したコード配列体である。前記ベルトの第一の端から第二の端までのゾーンが前記バンドコードの張力をコントロールするコントロールゾーンである。前記コントロールゾーンにおける前記バンドコードの残留張力は15.0N以上である。前記コントロールゾーンが、クラウンゾーンと、前記クラウンゾーンの軸方向外側に位置する一対のショルダーゾーンとからなる。前記クラウンゾーンにおける前記バンドコードの残留張力は、前記ショルダーゾーンにおける前記バンドコードの残留張力よりも高い。前記タイヤを正規リムに組み、前記タイヤの内圧を正規内圧に調整し、前記タイヤのキャンバー角を0°とした状態で、前記タイヤの正規荷重の70%の縦荷重を前記タイヤに負荷して、前記タイヤを平らな路面に接触させて得られる、基準接地面において、前記タイヤの赤道面に沿って計測される赤道接地長の、最大接地幅の80%の幅に相当する位置における基準接地長に対する比を形状指数としたとき、前記形状指数は1.00以上1.30以下である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ウェット性能を低下させることなく転がり抵抗の低減を達成できる、タイヤが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係るタイヤの一例を示す断面図である。
ベルトの構成を説明する図である。
図1に示されたタイヤのプロファイルを説明する図である。
タイヤの接地面形状を示す模式図である。
タイヤの一部を示す拡大断面図である。
バンドの形成に使用されるバンドストリップを示す斜視図である。
バンドの形成に使用される成形機の一例を示す側面図である。
バンドの形成方法を説明する図である。
バンドストリップにかける荷重のプロファイルの一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
【0009】
本発明のタイヤはリムに組まれる。タイヤの内側には空気が充填され、タイヤの内圧が調整される。リムに組まれたタイヤはタイヤ-リム組立体とも呼ばれる。タイヤ-リム組立体は、リムと、このリムに組まれたタイヤとを備える。
【0010】
本発明において、タイヤを正規リムに組み、タイヤの内圧を正規内圧に調整し、このタイヤに荷重をかけていない状態は、正規状態と称される。
(【0011】以降は省略されています)
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