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公開番号2024126359
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034679
出願日2023-03-07
発明の名称シート及び容器
出願人東罐興業株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類C08L 23/12 20060101AFI20240912BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】多層バリア容器の剛性、耐熱性及び耐衝撃性を確保しながら、厚みを低減させることが可能なシート及び容器を提供する。
【解決手段】シートは、プロピレン単独重合体とエチレン-αオレフィン共重合体の混合物からなり、上記エチレン-αオレフィン共重合体は上記プロピレン単独重合体中に分散し、300nm以上500nm以下の分散径を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
プロピレン単独重合体とエチレン-αオレフィン共重合体の混合物からなり、
前記エチレン-αオレフィン共重合体は前記プロピレン単独重合体中に分散し、300nm以上500nm以下の分散径を有する
シート。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシートであって、
前記プロピレン単独重合体の230℃、荷重2.16kgにおけるメルトフローレートをa、前記エチレン-αオレフィン共重合体の230℃、荷重2.16kgにおけるメルトフローレートをbとすると、a/bは0.060以上0.182以下である
シート。
【請求項3】
請求項1に記載のシートであって、
前記混合物に対する前記エチレン-αオレフィン共重合体の混合比率は10wt%以上20wt%以下である
シート。
【請求項4】
請求項1に記載のシートであって、
前記エチレン-αオレフィン共重合体はエチレン-ブテン共重合体である
シート。
【請求項5】
プロピレン単独重合体とエチレン-αオレフィン共重合体の混合物からなる基材層と、
酸素バリア性を有するバリア層と
を具備し、
前記エチレン-αオレフィン共重合体は前記プロピレン単独重合体中に分散し、300nm以上500nm以下の分散径を有する
シート。
【請求項6】
プロピレン単独重合体とエチレン-αオレフィン共重合体の混合物からなる第1基材層と、
前記混合物からなる第2基材層と、
前記第1基材層と前記第2基材層に挟まれ、酸素バリア性を有するバリア層と
を具備し、
前記エチレン-αオレフィン共重合体は前記プロピレン単独重合体中に分散し、300nm以上500nm以下の分散径を有する
シート。
【請求項7】
プロピレン単独重合体とエチレン-αオレフィン共重合体の混合物からなる基材層と、
酸素バリア性を有するバリア層と
を具備し、
前記エチレン-αオレフィン共重合体は前記プロピレン単独重合体中に分散し、300nm以上500nm以下の分散径を有する
シートが成形された容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食品等の包装に用いられる多層バリア容器に係るシート及び容器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
多層化により酸素バリア性を付与した多層バリア容器は食品等の包装用容器として用いられている。多層バリア容器は、ポリプロピレン等からなる2層の基材層によって酸素バリア性を有するバリア層を挟んだシートを成形した容器であり、被包装品の保存性に優れる(例えば特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-143050号公報
特開2008-162085号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記シートの厚みを低減させることができれば、容器作製に必要な材料の削減が可能となる。しかしながら、上記シートの厚みを単に低減すると、多層バリア容器の剛性、耐熱性及び耐衝撃性が問題となる。多層バリア容器の剛性が低下すると被包装品の充填時等に取扱性が悪化し、耐熱性が低下すると加熱殺菌工程や被包装品の調理工程等で容器に変形が生じるおそれがある。また、耐衝撃性が低下すると、落下時に破損が生じるおそれがある。
【0005】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、多層バリア容器の剛性、耐熱性及び耐衝撃性を確保しながら、厚みを低減させることが可能なシート及び容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るシートは、プロピレン単独重合体とエチレン-αオレフィン共重合体の混合物からなり、
上記エチレン-αオレフィン共重合体は上記プロピレン単独重合体中に分散し、300nm以上500nm以下の分散径を有する。
【0007】
この構成を有するシートから容器を成形することができる。プロピレン単独重合体にエチレン-αオレフィン共重合体を混合させると、エチレン-αオレフィン共重合体は粒子状に分散する。ここで、エチレン-αオレフィン共重合体の分散径を300nm以上500nm以下とすると、エチレン-αオレフィン共重合体が良好な衝撃吸収作用を有し、シートの厚みを薄くしても十分な耐衝撃性を有する容器を形成することが可能となる。
【0008】
上記プロピレン単独重合体の230℃、荷重2.16kgにおけるメルトフローレートをa、上記エチレン-αオレフィン共重合体の230℃、荷重2.16kgにおけるメルトフローレートをbとすると、a/bは0.060以上0.182以下であってもよい。
【0009】
プロピレン単独重合体のメルトフローレートに対するエチレン-αオレフィン共重合体のメルトフローレートが上記範囲にある場合、エチレン-αオレフィン共重合体の分散径が300nm以上500nmとなるため、シートの厚みを薄くしても十分な耐衝撃性を有する容器を形成することが可能となる。
【0010】
上記混合物に対する上記エチレン-αオレフィン共重合体の混合比率は10wt%以上20wt%以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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