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公開番号2024126316
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034616
出願日2023-03-07
発明の名称チョークコイル
出願人長野日本無線株式会社
代理人個人,弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01F 37/00 20060101AFI20240912BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 接着剤の硬化時間に相当する時間ロスの発生を回避し、生産効率及び量産性の向上を図るとともに、部品としての耐久性及び信頼性向上を図る。
【解決手段】 マグネットワイヤWを巻回してなるコイルユニット2を備え、このコイルユニット2を台座部4に所定の接着手段Jを用いて固定する第一固定部C1を有するチョークコイル1を構成するに際して、内部に磁性材で形成したコア3を収容し、かつ外周面5moにマグネットワイヤWを巻回するコアケース5を備えるとともに、台座部4とコアケース5間に介在することにより、台座部4とコアケース5間を位置決めする位置決め機能を備えるとともに、台座部4とコアケース5を固定する固定機能を備える第二固定部C2を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
マグネットワイヤを巻回してなるコイルユニットを備え、このコイルユニットを台座部に所定の接着手段を用いて固定する第一固定部を有するチョークコイルにおいて、内部に磁性材で形成したコアを収容し、かつ外周面に前記マグネットワイヤを巻回するコアケースを備えるとともに、前記台座部と前記コアケース間に介在することにより、前記台座部と前記コアケース間を位置決めする位置決め機能を備えるとともに、前記台座部と前記コアケースを固定する固定機能を備える第二固定部を設けたことを特徴とするチョークコイル。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記コイルユニットは、独立した一対のコイル部を有するコモンモードチョークコイルに適用することを特徴とする請求項1記載のチョークコイル。
【請求項3】
前記第二固定部は、前記台座部又は前記コアケースにおける、一方に設けた係合部と他方に設けた被係合部の組合わせにより構成することを特徴とする請求項1記載のチョークコイル。
【請求項4】
前記被係合部は、相対向する一対のスリット部を備えるとともに、前記係合部は、前記スリット部に挿入して係合する一対の係止辺を有するプレート体部により構成することを特徴とする請求項3記載のチョークコイル。
【請求項5】
前記スリット部及び前記プレート体部は、係合時に一方向への相対的なスライド変位を許容し、他方向への相対的なスライド変位における位置決め位置で係止する一対の係止機構を備えることを特徴とする請求項4記載のチョークコイル。
【請求項6】
前記プレート体部は、少なくとも前記一対のコイル部間に介在して遮蔽する遮蔽機能を有するスペーサを兼ねることを特徴とする請求項4又5記載のチョークコイル。
【請求項7】
前記プレート体部は、前記台座部に対して別体となるプレート体部材として形成することを特徴とする請求項6記載のチョークコイル。
【請求項8】
前記プレート体部は、前記台座部に連続するスペーサ部位として前記台座部に一体形成することを特徴とする請求項6記載のチョークコイル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マグネットワイヤを巻回したコイルユニットを台座部に接着して構成するチョークコイルに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、マグネットワイヤを巻回したコイルユニットを備え、このコイルユニットを台座部に対して所定の接着剤等により固定する構造を有するチョークコイル、特に、独立した一対のコイル部を備えるコモンモードチョークコイルとしては、特許文献1に記載される台座付コモンモードチョークコイル及び特許文献2に記載されるコモンモードチョークコイルが知られている。
【0003】
特許文献1の台座付コモンモードチョークコイルは、接着材を用いることなく、コモンモードチョークコイルと台座とを、その外形寸法や部品固定位置にバラツキが生じることなく簡単に固定することができる台座付コモンモードチョーコイルの提供を目的としたものであり、具体的には、リング状のコアの外周面に一対の導線を巻回して成るコモンモードチョークコイルと、コモンモードチョークコイルを保持固定する絶縁性の台座を備え、台座は、コモンモードチョークコイルが表面側に配置される基板を有し、該基板には、導線の各端部に対応させて第1の切欠及び第2の切欠と、基板の裏面に形成され、第1の切欠及び第2の切欠間を繋ぐ凹溝を設けたものである。
【0004】
また、特許文献2のコモンモードチョークコイルは、平衡伝送線路とのインピーダンスマッチングに優れたコモンモードチョークコイルの提供を目的としたものであり、具体的には、磁性体コアと、一対のコイルと、固定端子台と、マッチング抵抗等にて構成され、入力用電極パターンの間にはマッチング抵抗が電気的に接続され、入力用電極パターンと中継電極パターンの間にはマッチング抵抗が電気的に接続されており、これらは入力側マッチング抵抗回路網を形成し、出力用電極パターンの間にはマッチング抵抗が電気的に接続され、出力用電極パターンと中継電極パターンの間にはマッチング抵抗が電気的に接続されており、これらにより出力側マッチング抵抗回路網を構成したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-082178号公報
特開2002-175919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述した従来のコモンモードチョークコイル、一般的には、チョークコイルは、次のような問題点があった。
【0007】
即ち、台座部によるコイルユニットに対する支持手段は、コイルユニットから導出するマグネットワイヤの先端部を利用した端子リードが主となるため、長期間の使用や環境状況、更には外的な衝撃等の無用な応力付加によりトラブルや意図せぬ特性変化が生じる虞れがあり、機械的な支持強度を確保するとともに、長期使用に対して部品としての耐久性を確保し、さらに、信頼性をより高める観点からは、必ずしも十分とは言えず、更なる改善の余地があった。
【0008】
また、支持強度を確保する観点から固定手段として、コイルユニットと台座部間に所定の接着剤を塗布して固定強度を高める手法を採用するケースも少なくないが、接着剤の塗布工程は製造工程の最終工程となり、通常、この後は検査工程に移行する。しかし、接着剤の硬化までは一定の硬化時間を要するとともに、未硬化の状態ではコイルユニットのぐらつきにより正確な検査処理を行うことができないため、必要な硬化時間を待つ必要があり、無用な時間的ロスを生じるなど、生産効率の低下を招く無視できない要因になっていた。
【0009】
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決したチョークコイルの提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上述した課題を解決するため、マグネットワイヤWを巻回してなるコイルユニット2を備え、このコイルユニット2を台座部4に所定の接着手段Jを用いて固定する第一固定部C1を有するチョークコイル1を構成するに際して、内部に磁性材で形成したコア3を収容し、かつ外周面5moにマグネットワイヤWを巻回するコアケース5を備えるとともに、台座部4とコアケース5間に介在することにより、台座部4とコアケース5間を位置決めする位置決め機能を備えるとともに、台座部4とコアケース5を固定する固定機能を備える第二固定部C2を設けたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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