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公開番号2024126025
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2024077486,2020535176
出願日2024-05-10,2019-01-03
発明の名称関節動作する外科用器具用の外科用ファスナ
出願人シー・アール・バード・インコーポレーテッド,C R BARD INCORPORATED
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61B 17/94 20060101AFI20240911BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】関節動作する外科用器具と一緒に使用するための外科用ファスナが開示されている。
【解決手段】外科用ファスナは、ヘッドと、ヘッドから遠位に延在するシャフトと、シャフトを貫通して、ヘッドの近位面からシャフトの遠位端部まで延在するスルーボアとを含み得る。外科用器具のファスナキャリアが、スルーボアに摺動自在に受け入れられ得、且つファスナキャリアが、十分な関節動作形態にあるとき、スルーボアは、ファスナキャリアとの2つ以下の接触点を有するようなサイズ及び形状にされ得る。別の実施形態では、ファスナは、ヘッドと、ヘッドから遠位に延在し且つ遠位先端を含むシャフトと、遠位先端の方へ傾斜する傾斜面と、ヘッド、シャフト、及び傾斜面を通過するスルーボアとを含み得る。傾斜面は、スルーボアの互いに対向する側にそれぞれ位置する2つの肩部で終端し得る。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
外科用器具のハンドルから遠位に延在するファスナキャリアであって、関節不動作形態と十分な関節動作形態との間で可動であるファスナキャリアと、
前記ファスナキャリアに提供されたファスナであって、
ヘッドと、
前記ヘッドから遠位に延在するシャフトと、
前記シャフトを貫通して、前記ヘッドの近位面から前記シャフトの遠位端部まで延在するスルーボアであって、前記ファスナキャリアは、前記スルーボアに摺動自在に受け入れられている、スルーボアと、を含むファスナと、を備える外科用器具であって、
前記スルーボアは、前記ファスナキャリアが、前記十分な関節動作形態にあるとき、前記ファスナキャリアとの2つ以下の接触点を有するようなサイズ及び形状にされている、外科用器具。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記ファスナキャリアが前記関節動作形態にあるとき、前記ファスナキャリアの遠位端部は、前記関節不動作形態に対して少なくとも45度の角度で関節動作されている、請求項1に記載の外科用器具。
【請求項3】
前記ファスナキャリアが前記関節動作形態にあるとき、前記スルーボア内にある前記ファスナキャリアの部分の曲率半径は、少なくとも30mmである、請求項1に記載の外科用器具。
【請求項4】
前記スルーボアは、横断寸法d及び長手方向寸法lを有し、並びに前記ファスナキャリアが、前記十分な関節動作形態にあるとき、前記スルーボア内にある前記ファスナキャリアの部分の曲率半径は、
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を上回る、請求項2に記載の外科用器具。
【請求項5】
前記スルーボアの遠位端部にある第1開口部は、前記スルーボアの近位端部にある第2開口部の第2横断寸法を上回る第1横断寸法を有し、及び前記第1開口部は、前記スルーボアの長手方向軸に対して角度がつけられている、請求項1に記載の外科用器具。
【請求項6】
前記ファスナは、前記ヘッドの近位面に形成され且つ前記スルーボアの中心軸から半径方向にオフセットされた凹部を含み、並びに前記凹部は、隣接するファスナの遠位先端を受け入れるように構成及び配置されている、請求項1に記載の外科用器具。
【請求項7】
外科用器具の動作方法であって、
ファスナキャリアを関節不動作形態から十分な関節動作形態へ動かすことであって、前記ファスナキャリアは、外科用器具のハンドルから遠位に延在し、前記ファスナキャリアにはファスナが提供され、前記ファスナは、ヘッドと、前記ヘッドから遠位に延在するシャフトと、前記シャフトを貫通して、前記ヘッドの近位面から前記シャフトの遠位端部まで延在するスルーボアとを含み、及び前記ファスナキャリアは、前記スルーボアに摺動自在に受け入れられていることと、
前記ファスナキャリアが、前記十分な関節動作形態にあるとき、前記スルーボアを前記ファスナキャリアと2つ以下の接触点で接触させることと、を含む方法。
【請求項8】
前記ファスナキャリアが、前記十分な関節動作形態にあるとき、前記ファスナキャリアの遠位端部は、前記関節不動作形態に対して少なくとも45度の角度に関節動作される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記ファスナキャリアが、前記十分な関節動作形態にあるとき、前記スルーボア内にある前記ファスナキャリアの部分の曲率半径は、少なくとも30mmである、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記スルーボアは、横断寸法d及び長手方向寸法lを有し、並びに前記ファスナキャリアが、前記十分な関節動作形態にあるとき、前記スルーボア内にある前記ファスナキャリアの部分の曲率半径は、
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を上回る、請求項7に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
[0001] 開示の実施形態は、関節動作する外科用器具と一緒に使用するための外科用ファスナに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
[0002] ヘルニアを外科的に修復するために、外科用メッシュ生地又は他のプロテーゼ修復ファブリックが使用され得る。プロテーゼ修復ファブリックは、一般に開放術式で又は腹腔鏡によって配置される。しばしば、外科用器具は、外科用器具の遠位端部からプロテーゼ修復ファブリックを通って下層組織内へと1つ以上のファスナを展開することによって、修復ファブリックを適所に固定するために使用される。しかしながら、ファスナを展開するための剛直な長尺状シャフトアセンブリを含む外科用器具は、術野内での動きの範囲が限定され得る。従って、多くの外科用器具は、長尺状シャフトアセンブリに沿って少なくとも1つの関節動作可能部分すなわち関節式部分を含み、術野内でのファスナの向き付け及び配置を容易にする。
【発明の概要】
【0003】
[0003] 一実施形態では、外科用器具は、外科用器具のハンドルから遠位に延在するファスナキャリアを含み、及びファスナキャリアは、関節が不動作にされているすなわち関節不動作形態と十分に関節が動作されているすなわち十分な関節動作形態との間で可動である。外科用器具は、さらに、ファスナキャリアに提供されたファスナを含み、及びファスナは、ヘッドと、ヘッドから遠位に延在するシャフトと、シャフトを貫通して、ヘッドの近位面からシャフトの遠位端部まで延在するスルーボアとを含む。ファスナキャリアは、スルーボアに摺動自在に受け入れられており、並びにスルーボアは、ファスナキャリアが、十分な関節動作形態にあるとき、ファスナキャリアとの2つ以下の接触点を有するようなサイズ及び形状にされている。
【0004】
[0004] 別の実施形態では、外科用器具の動作方法は、ファスナキャリアを関節不動作形態から十分な関節動作形態へ動かすことを含む。ファスナキャリアは外科用器具のハンドルから遠位に延在し、及びファスナはファスナキャリアに提供される。ファスナは、ヘッド、ヘッドから遠位に延在するシャフト、及びシャフトを貫通して、ヘッドの近位面からシャフトの遠位端部まで延在するスルーボアを含む。ファスナキャリアは、スルーボアに摺動自在に受け入れられている。方法は、さらに、ファスナキャリアが、十分な関節動作形態にあるとき、スルーボアをファスナキャリアと2つ以下の接触点で接触させることを含む。
【0005】
[0005] さらなる実施形態では、外科用ファスナは、ヘッドと、ヘッドから遠位に延在し且つ遠位先端を含むシャフトと、遠位先端の方へ傾斜する傾斜面と、ヘッド、シャフト、及び傾斜面を貫通するスルーボアとを含む。傾斜面は、スルーボアの互いに対向する側に位置する2つの肩部で終端し、及び遠位先端は、傾斜面の2つの肩部から離れるように遠位に延在する。
【0006】
[0006] さらに別の実施形態では、外科用ファスナは、ヘッドと、ヘッドから遠位に延在するシャフトと、シャフトを貫通して、ヘッドの近位面からシャフトの遠位端部まで延在するスルーボアとを含む。スルーボアは、スルーボアの近位端部に第1横断寸法、及びスルーボアの遠位端部に第2横断寸法を有し、並びに第1横断寸法は第2横断寸法よりも小さい。
【0007】
[0007] 当然のことながら、本開示はこの点に関して限定されないため、上記の概念、及び下記で説明する追加的な概念は、任意の好適な組み合わせで構成され得る。さらに、本開示の他の利点及び新規の特徴は、添付図面と併せて考慮するときに、様々な非限定的な実施形態の以下の詳細な説明から明らかになる。
【0008】
[0008] 本明細書及び参照により援用される文献が、相反する及び/又は矛盾する開示を含む場合、本明細書が支配する。参照により援用される2つ以上の文献が、互いに相反する及び/又は矛盾する開示を含む場合、後の発効日を有する文献が支配する。
【0009】
[0009] 添付図面は、縮尺通りであることを意図しない。図面では、様々な図面に示される各同一又はほぼ同一の構成要素は、同様の符号で表され得る。明瞭にするために、全ての図面において全ての構成要素に符号が付されているわけではない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
[0010]関節式外科用器具の一実施形態の概略図である。
[0011]図1の関節式外科用器具の内部部分の側面図である。
[0012]図1の外科用器具の長尺状シャフトアセンブリの分解図である。
[0013]外科用ファスナの一実施形態の斜視図である。
[0014]図4の外科用ファスナの縦断面図である。
[0015]一実施形態による、ファスナキャリアに受け入れられたファスナスタックの部分の斜視図である。
[0016]一実施形態による、ファスナキャリアが関節動作位置にある、ファスナキャリアに受け入れられたファスナスタックの部分の縦断面図である。
[0017]一実施形態によるファスナとファスナキャリアの一部分との概略図である。
[0018]一実施形態によるファスナとファスナキャリアの一部分との概略図である。
[0019]外科用ファスナの一実施形態の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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