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公開番号2024126024
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2024061654,2022130720
出願日2024-04-05,2019-05-10
発明の名称骨髄に接近するための骨内空間接近器具及び方法
出願人テレフレックス ライフ サイエンシズ ザ セカンド リミテッド ライアビリティ カンパニー
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61B 17/34 20060101AFI20240911BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】骨内空間への接近を可能にするよう操作できるペネトレータ組立体を提供する。
【解決手段】本発明のペネトレータ組立体は、長手方向ボアと、骨及び関連骨髄に貫入することができる遠位端部とを有する可撓性外側ペネトレータを含む。ペネトレータ組立体は、骨及び関連骨髄に貫入することができる遠位端部を有する剛性内側ペネトレータをさらに含むのが良い。遠位端部を有するハブが可撓性外側ペネトレータの近位端部に連結されている。遠位端部を有するコネクタが剛性内側ペネトレータの近位端部に連結されている。コネクタの近位端部は、ドライバに解除可能に係合する。可撓性外側ペネトレータの長手方向ボアは、可撓性外側ペネトレータが挿入手技中に曲がるのを阻止し又は最小限に抑えるよう剛性内側ペネトレータを抜去可能に受け入れる。可撓性外側ペネトレータは、長手方向ボアからの剛性内側ペネトレータの抜去後に曲がる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
骨内空間への接近を可能にするよう操作できるペネトレータ組立体であって、前記ペネトレータ組立体は、
長手方向ボアと、骨及び関連骨髄に貫入することができる遠位端部とを有する可撓性外側ペネトレータと、
骨及び関連骨髄に貫入することができる遠位端部を有する剛性内側ペネトレータと、
前記可撓性外側ペネトレータの近位端部に連結された遠位端部を有するハブと、
前記剛性内側ペネトレータの近位端部に連結された遠位端部及びドライバに解除可能に係合するよう構成された近位端部を有するコネクタと、を含み、
前記可撓性外側ペネトレータの前記長手方向ボアは、前記可撓性外側ペネトレータが挿入手技中に曲がるのを阻止し又は最小限に抑えるよう前記剛性内側ペネトレータを抜去可能に受け入れるよう構成され、前記可撓性外側ペネトレータは、前記長手方向ボアからの前記剛性内側ペネトレータの抜去後に曲がるよう構成されている、ペネトレータ組立体。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記外側ペネトレータの前記遠位端部に隣接したところで前記外側ペネトレータに連結された深さ制御カラーをさらに含み、前記深さ制御カラーは、前記骨内空間中への前記内側ペネトレータ及び前記外側ペネトレータのそれ以上の貫入を阻止するために前記骨に接触することができる遠位端部を有する、請求項1記載のペネトレータ組立体。
【請求項3】
前記外側ペネトレータの前記遠位端部に固定された遠位切断スリーブをさらに含み、遠位切断スリーブは、骨及び関連骨髄に貫入することができる、請求項1記載のペネトレータ組立体。
【請求項4】
前記可撓性外側ペネトレータは、前記剛性内側ペネトレータが前記可撓性外側ペネトレータの前記長手方向ボアから抜去されたときに前記外側ペネトレータが曲がることができるようにする複数のスリットを有する、請求項1~3のうちいずれか一に記載のペネトレータ組立体。
【請求項5】
前記複数のスリットは、前記可撓性外側ペネトレータの中間区分に沿って設けられ、前記中間区分は、前記可撓性外側ペネトレータの前記遠位端部と前記近位端部との間に配置されている、請求項4記載のペネトレータ組立体。
【請求項6】
前記複数のスリットは、前記可撓性外側ペネトレータの前記中間区分の長さに沿ってパターンをなして配列されている、請求項5記載のペネトレータ組立体。
【請求項7】
前記複数のスリットの前記パターンは、1ピッチあたり3本の切れ目線を有する、請求項6記載のペネトレータ組立体。
【請求項8】
前記複数のスリットの前記パターン中の各スリットは、90゜だけ回転的に増分している、請求項7記載のペネトレータ組立体。
【請求項9】
前記複数のスリットのうちの少なくとも1つは、前記可撓性外側ペネトレータの壁に設けられた細長い切れ目である、請求項4~8のうちいずれか一に記載のペネトレータ組立体。
【請求項10】
前記複数のスリットのうちの少なくとも1つは、前記可撓性外側ペネトレータの壁に設けられた小穴である、請求項4~9のうちいずれか一に記載のペネトレータ組立体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示内容(本発明)は、一般に、骨内空間に接近するための医療装置、特に、医学的処置のために骨に貫入して関連の骨髄に接近するための骨内器具及び方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【0002】
〔関連出願の参照〕
本願は、2018年5月11日に出願された米国特許仮出願第62/670,691号の優先権主張出願であり、この米国特許仮出願を参照により引用し、その開示内容全体を本明細書の一部とする。
【背景技術】
【0003】
生命を脅かす緊急事態にある患者を治療するための重要な要素は、薬剤及び流体を循環系中に直接投与するために静脈(IV)ラインを迅速に確保することである。救急車で救急医療技師が実行するにせよ、緊急治療室で救急専門医が実行するにせよ、いずれにせよ、目的は同じ、つまり命を救う薬剤及び流体を投与するために、IVを開始することである。このような重大な緊急事態を成功裏に処置する能力は、血管接近を達成する際の手術者の腕前及び巡り合わせに大きく依存する。一部の患者ではIVを開始することは比較的容易であるが、医師、看護師及び救急医療技師は、多くの患者においてIV接近を確保するのに大きな困難を経験する場合が多い。これら患者にはこの問題を解決しようとして鋭利な針で繰り返し探り、静脈ルートを最終的に確保するために侵襲手技を必要とする場合がある。IV接近を達成する際にさらにややこしい要因は、「現場で」、例えば事故現場で、又は救急車で移送中に起こり、この場合、標的を探すことが困難であり、過度の動作により、静脈系への接近が非常に困難になる。
【0004】
慢性疾患のある患者又は高齢者の場合、容易に接近可能な静脈の利用可能性がほとんどなくなる場合かある。末梢静脈の解剖学的希少性、肥満、極端な脱水症、又は以前のIV薬使用に起因して、利用可能なIV部位がない患者もいる。これらの患者の場合、救命薬剤を投与するために適切な部位を発見することは、困難でありかつもどかしい作業になる。命を脅かす緊急事態にある多くの患者は、救命のIV治療で血管系への接近が遅れたか又は単に不可能であったために、続いて起こる合併症で死亡した。
なお、本発明に関連する従来技術として、例えば、下記の先行技術文献(特許文献1-3)に記載されているものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2018/0049727号明細書
米国特許出願公開第2010/0069786号明細書
特表2003-512884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
かかる患者に関し、骨内(IO)空間を用いて患者の血管系への直接的な導管を提供する代替方式は、IV薬剤及び流体を投与するうえで魅力的な代替手段である。骨内的に投与される薬剤は、これら薬剤が静脈内に与えられたときに入るのと同じほど迅速に患者の血液循環系に入る。しかしながら、骨内針を標的部位に適正に配置することは、決定的に重要な意味を持つ。ユーザが針を誤った場所に挿入しようとした場合、骨は、分厚すぎる場合があり、したがって、針が貫入するのに困難な場合がある。別法として、他の場所では、骨が薄すぎる場合があり、かくして針は、骨全体を完全に穿通し、かくして骨内空間を通過する場合がある。さらに、針をこの針が患者の胸部に実質的に垂直ではない場所で骨内に角度をなして配置すると、その結果として、針が折れ又は他の合併症が生じる場合がある。
【0007】
加うるに、骨中に挿入された従来型剛性カニューレは、これが何かにぶつかることによって又は患者が動いたときに偶発的に外れた状態になる場合がある。例えば、患者の上腕骨中に挿入されたかかる従来型剛性カニューレは、患者の腕が動くと、すなわち、患者が自分の腕を自分の頭上に上げたとき又は患者が挿入状態のカニューレを偶発的に叩いたときに偶然に外れた状態になる場合がある。したがって、可撓性カニューレを含むペネトレータ組立体であって、この可撓性カニューレが標的部位のところの患者の骨から偶発的に外れる恐れの発生を阻止し又は減少させるペネトレータ組立体が要望されている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記要望は、本発明にかかるペネトレータ組立体の具体化によって満たされ、このペネトレータ組立体は、骨内空間への接近を可能にするよう操作可能である。本発明の一観点によれば、ペネトレータ組立体は、長手方向ボアと、骨及び関連骨髄に貫入することができる遠位端部とを有する可撓性外側ペネトレータと、骨及び関連骨髄に貫入することができる遠位端部を有する剛性内側ペネトレータと、可撓性外側ペネトレータの近位端部に連結された遠位端部を有するハブと、剛性内側ペネトレータの近位端部に連結された遠位端部及びドライバに解除可能に係合するよう構成された近位端部を有するコネクタとを含み、可撓性外側ペネトレータの長手方向ボアは、可撓性外側ペネトレータが挿入手技中に曲がるのを阻止し又は最小限に抑えるよう剛性内側ペネトレータを抜去可能に受け入れるよう構成され、可撓性外側ペネトレータは、長手方向ボアからの剛性内側ペネトレータの抜去後に曲がるよう構成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明のもう一つの観点によれば、ペネトレータ組立体は、外側ペネトレータの遠位端部に隣接したところで外側ペネトレータに連結された深さ制御カラーをさらに含み、深さ制御カラーは、骨内空間中への内側ペネトレータ及び外側ペネトレータのそれ以上の貫入を阻止するために骨に接触することができる遠位端部を有する。
【0010】
本発明のもう一つの観点によれば、外側ペネトレータの遠位端部に固定された遠位切断スリーブをさらに含み、遠位切断スリーブは、骨及び関連骨髄に貫入することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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