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公開番号2024125985
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023172360
出願日2023-10-03
発明の名称ブロー成形品の製造方法、樹脂組成物、及びペレット
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類B29C 49/06 20060101AFI20240911BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】ワックス由来成分のブロー成形品の表面への移行を防止することができるブロー成形品の製造方法。
【解決手段】少なくともワックス、熱可塑性ポリエステル及びカルボジイミド化合物を含む樹脂混合物からプリフォームを製造する工程、及び該プリフォームをブロー成形してブロー成形品を製造する工程、を有することを特徴とする、ブロー成形品の製造方法。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
少なくともワックス、熱可塑性ポリエステル及びカルボジイミド化合物を含む樹脂混合物からプリフォームを製造する工程、及び
該プリフォームをブロー成形してブロー成形品を製造する工程、
を有することを特徴とする、ブロー成形品の製造方法。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記熱可塑性ポリエステルが、ポリエチレンテレフタレート及びポリエチレンナフタレートからなる群から選択される少なくとも一種である、請求項1に記載のブロー成形品の製造方法。
【請求項3】
前記ワックスが、エステルワックスである、請求項1に記載のブロー成形品の製造方法。
【請求項4】
前記ブロー成形品が、トナーボトルである、請求項1に記載のブロー成形品の製造方法。
【請求項5】
前記ブロー成形品が延伸ブロー成形品である、請求項1に記載のブロー成形品の製造方法。
【請求項6】
前記プリフォームが、試験管形状を有し、
前記ブロー成形品を製造する工程が、
前記プリフォームを、延伸棒を用いて前記プリフォームの長手方向に延伸させる工程と、
長手方向に延伸させた前記プリフォーム内に気体を流入させて前記プリフォームの周方向に延伸させる工程と、
を有する、請求項5に記載のブロー成形品の製造方法。
【請求項7】
前記プリフォームを製造する工程が、
前記樹脂混合物を溶融混錬してペレットを形成する工程と、
該ペレットを前記プリフォームに成形するプリフォーム成形工程と、
を有する、請求項1に記載のブロー成形品の製造方法。
【請求項8】
前記プリフォーム成形工程が、前記ペレットの溶融物を射出成形する工程を含む、請求項7に記載のブロー成形品の製造方法。
【請求項9】
前記プリフォームを製造する工程が、
前記ワックス及び前記熱可塑性ポリエステルを溶融混錬して、第1のペレットを形成する工程と、
前記カルボジイミド化合物及び他の熱可塑性ポリエステルを溶融混錬して第2のペレットを形成する工程と、
該第1のペレットと該第2のペレットとを混合したペレット混合物を前記プリフォームに成形するプリフォーム成形工程と、
を有する、請求項1に記載のブロー成形品の製造方法。
【請求項10】
前記プリフォーム成形工程が、前記ペレット混合物の溶融物を射出成形する工程を含む、請求項9に記載のブロー成形品の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ブロー成形品の製造方法、樹脂組成物、及び、ペレットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真画像形成装置において、トナーなどを供給するトナーボトルは落下させたときにも割れないなどの強度が必要なため、ポリエステル樹脂であるポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」と記載する場合がある。)を射出延伸ブロー成形する成形品が多く用いられる。特許文献1は、延伸ブロー成形によるトナーボトルを開示している。
【0003】
近年、環境保護の観点から飲料用PETボトルを再度PETボトルとしてリサイクルすることは広く行われている。ここで、PETのリサイクル方法としては、特許文献3の段落[0008]、[0009]に記載されているように、ケミカルリサイクル、及びマテリアルリサイクルが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-042626号公報
特開2000-169623号公報
特開2014-198422号公報
【非特許文献】
【0005】
日刊工業新聞社 飽和ポリエステル樹脂ハンドブック 湯木和夫 編1989年12月22日 初版 P224~P225
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ケミカルリサイクルは、特許文献2に開示されているように多段階の工程を必要とし、そのための分解設備や重合設備が必要となるため、リサイクルコストが高い。また、環境負荷も大きい。
一方、マテリアルリサイクルにおいては、ボトルを洗浄する工程が一般的に行われている。しかしながら、ボトルの洗浄は、水、酸、アルカリなどを使用し複数回行われることがあり、また、乾燥工程も必要となる。そのため、ボトルの洗浄も環境負荷を増大させ得る。
【0007】
そこで、本発明者らは、環境負荷の低減の観点から、リサイクル対象のトナーボトルの洗浄を簡素化又は省略し、内部にトナーが付着したままのトナーボトルから得られるPET(以降、マテリアルリサイクルPETを略して、「MR-PET」とも記す)を用いて再びトナーボトルを作製した。そして、このようにして得たトナーボトルにトナーを収容したところ、トナーの粒子表面が変形する場合があることを見出した。変形が生じたトナー粒子は現像不良を招来することがあり、現像不良は、電子写真画像に濃度ムラを生じさせることがある。
【0008】
本開示の少なくとも一つの態様は、ワックス由来成分のブロー成形品の表面への移行を防止することができるブロー成形品の製造方法の提供に向けたものである。
本開示の少なくとも一の態様は、ブロー成形品の表面へのワックス由来成分の移行の防止に資する樹脂組成物の提供に向けたものである。
本開示の少なくとも一の態様は、ブロー成形品の表面へのワックス由来成分の移行の防
止に資するペレットの提供に向けたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の少なくとも一の態様によれば、
少なくともワックス、熱可塑性ポリエステル及びカルボジイミド化合物を含む樹脂混合物からプリフォームを製造する工程、及び
該プリフォームをブロー成形してブロー成形品を製造する工程、を有するブロー成形品の製造方法が提供される。
本開示の少なくとも一の態様によれば、ワックス、熱可塑性ポリエステル、及びカルボジイミド化合物を含む混合物の溶融混練物を含む樹脂組成物が提供される。
本開示の少なくとも一の態様によれば、ワックス、熱可塑性ポリエステル、及びカルボジイミド化合物を含む混合物の溶融混練物を含むペレットが提供される。
【発明の効果】
【0010】
本開示の少なくとも一つの態様によれば、ワックス由来成分のブロー成形品の表面への移行を防止することができるブロー成形品の製造方法を得ることができる。
また、本開示の少なくとも一の態様によれば、ブロー成形品の表面へのワックス由来成分の移行の防止に資する樹脂組成物を得ることができる。
さらに、本開示の少なくとも一の態様によれば、ブロー成形品の表面へのワックス由来成分の移行の防止に資するペレットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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