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公開番号2024125958
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023034121
出願日2023-03-06
発明の名称皮膚外用剤
出願人共栄化学工業株式会社
代理人
主分類A61K 8/9794 20170101AFI20240911BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】有効性と品質安定性、さらには生体安全性にすぐれたコラーゲン合成促進効果を有する組成物の提供を可能にすること。
【解決手段】米抽出物の蛋白分解酵素の加水分解物、米糠抽出物の蛋白分解酵素の加水分解物並びに大豆の蛋白分解酵素及び脂肪分解解酵素の加水分解物を有効成分として用いること。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
米抽出物の蛋白分解酵素の加水分解物、米糠抽出物の蛋白分解酵素の加水分解物並びに大豆の蛋白分解酵素及び脂肪分解解酵素の加水分解物を有効成分として含むコラーゲン合成促進剤。
続きを表示(約 95 文字)【請求項2】
米抽出物の蛋白分解酵素の加水分解物、米糠抽出物の蛋白分解酵素の加水分解物並びに大豆の蛋白分解酵素及び脂肪分解解酵素の加水分解物を有効成分として含む皮膚外用剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の植物由来成分からなり、生体安全性にすぐれた皮膚外用組成物であって、コラーゲン合成促進効果等を有するものに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、紫外線や加齢によるシワ、タルミを改善する皮膚外用剤の有効成分が求められており、例えば、真皮のコラーゲンに着目し、コラーゲン合成を促すことで、シワやたるみを改善する有効成分が提案されている。
近年、安全性の観点から、皮膚外用剤の有効成分として植物由来成分の開発が進んでおり、コラーゲン合成促進効果を有する植物由来成分も提案されているが(例えば、特許文献1,2)、効果の点で課題を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平05-221844号公報
特開2019-014669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、かかる従来技術の問題点に鑑みて、生体安全性の観点から天然物由来の新たな有効成分を見出すべく鋭意研究を行った。その結果、米抽出物の加水分解物、米糠抽出物の加水分解物及び大豆の加水分解物の組み合わせが、各単独の加水分解物よりもすぐれたコラーゲン合成促進効果を有することを見出した。
【0005】
従来、米抽出物の加水分解物、米糠抽出物の加水分解物及び大豆の加水分解物の組み合わせが、各単独の加水分解物よりもすぐれたコラーゲン合成促進効果を有することは知られていなかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、米抽出物の蛋白分解酵素の加水分解物、米糠抽出物の蛋白分解酵素の加水分解物並びに大豆の蛋白分解酵素及び脂肪分解解酵素の加水分解物を有効成分として含むコラーゲン合成促進剤である。
本発明は、米抽出物の蛋白分解酵素の加水分解物、米糠抽出物の蛋白分解酵素の加水分解物並びに大豆の蛋白分解酵素及び脂肪分解解酵素の加水分解物を有効成分として含む皮膚外用剤である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、米抽出物の蛋白分解酵素の加水分解物、米糠抽出物の蛋白分解酵素の加水分解物並びに大豆の蛋白分解酵素及び脂肪分解解酵素の加水分解物の組み合わせが、コラーゲン合成促進効果を有することにより、この組み合わせを配合したシワ及びたるみを改善する皮膚外用剤を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
本発明において用いる米及び米糠には特に制限はなく、玄米、発芽玄米、精白米、加工米又は有色素米(黒米、紫米、赤米等)、及び玄米、発芽玄米、有色素米の玄米に含まれる白糠及び/又は赤糠の使用が可能である。米の種類としては、粳米、もち米等のいずれを使用してもよい。また、加工米としては、抗アレルギー米、低蛋白米(例えば低グリテリン米)、強化米(例えばγ-アミノ酪酸米)等が挙げられる。
【0009】
本発明において、「大豆」とは、マメ科(Fabaceae)ダイズ属(Glycine)の大豆(Glycine max)であって、黒大豆、白大豆、赤大豆、緑大豆の何れでも良い。
【0010】
本発明においては、まずは、上述した米、米糠及び大豆を用いて抽出物を調製する。抽出物の調製は、米糠を、必要に応じて予め水洗い、乾燥し、又細切もしくは粉砕した上で、浸漬法、向流抽出法、水蒸気蒸留法、亜臨界抽出法、超臨界抽出法等の常法によって抽出溶媒に接触させることで行うことができる。また、当該抽出物は後述するように、加水分解処理を行う。
(【0011】以降は省略されています)

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