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公開番号
2024125609
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-19
出願番号
2023033532
出願日
2023-03-06
発明の名称
流動タイプの砂防ソイルセメントの配合方法
出願人
株式会社本久
代理人
個人
,
個人
主分類
E02D
3/12 20060101AFI20240911BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】本発明は、流動タイプの砂防ソイルセメントの配合につき、現地発生土砂に含まれる細粒分量を分析評価し、適切な細粒分量を算出すると共に、算出された細粒分量とセメント量、さらには水量との適切な比率を算出し、また細粒分量のみならず細骨材などの分析評価によって材料分離抵抗性に優れた流動タイプの砂防ソイルセメントの配合方法を提供する。
【解決手段】本発明は、現地発生土砂の細粒分を粉体として扱い、該粉体の量と流動タイプの砂防ソイルセメントに用いられるセメントまたはセメント系固化材の量とを併せて粉体総量とし、前記粉体総量と現地発生土砂の細骨材量との比率から流動タイプの砂防ソイルセメントの配合量を算出し、次いで前記求められた流動タイプの砂防ソイルセメント量と細粒分量とに対応した各々の水量を求め、該各々の水量の総量で水の量を求めることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
現地発生土砂の細粒分を粉体として扱い、該粉体の量と流動タイプの砂防ソイルセメントに用いられるセメントまたはセメント系固化材の量とを併せて粉体総量とし、前記粉体総量と現地発生土砂の細骨材量との比率から流動タイプの砂防ソイルセメントの配合量を算出し、次いで前記求められた流動タイプの砂防ソイルセメント量と細粒分量とに対応した各々の水量を求め、該各々の水量の総量で水の量を求める、
ことを特徴とする流動タイプの砂防ソイルセメントの配合方法。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
現地発生土砂の細粒分を粉体として扱い、前記扱った粉体の量と任意に定めた流動タイプの砂防ソイルセメントに用いられるセメントまたはセメント系固化材の量とを併せて粉体総量とし、
前記粉体総量と現地発生土砂の細骨材量との比率を、流動タイプの砂防ソイルセメント生成に際し、最適比率になるよう演算して、流動タイプの砂防ソイルセメントの配合量を求める、
ことを特徴とする流動タイプの砂防ソイルセメントの配合方法。
【請求項3】
現地発生土砂の細粒分を粉体として扱い、前記扱った粉体の量と任意に定めた流動タイプの砂防ソイルセメントに用いられるセメントまたはセメント系固化材の量とを併せて粉体総量とし、
前記粉体総量と現地発生土砂の細骨材量との比率を、流動タイプの砂防ソイルセメントが材料分離抵抗性を有すべく最適比率になるよう演算して、流動タイプの砂防ソイルセメントの配合量を求め、
求められた流動タイプの砂防ソイルセメントの配合量と細粒分量とに各々対応した水分量を求め、前記各々求められた水量の総量で水の量を決定する、
ことを特徴とする流動タイプの砂防ソイルセメントの配合方法。
【請求項4】
前記流動タイプの砂防ソイルセメントの配合量の算出には、流動タイプの砂防ソイルセメントに用いられるセメントまたはセメント系固化材の量、全骨材の量、全骨材の量、細粒分の量、細粒分を抜いた骨材の量、細骨材の量、粗骨材の量、細骨材の量の算出が含まれる、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載された流動タイプの砂防ソイルセメントの配合方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流動タイプの砂防ソイルセメントの配合方法に係り、特に、流動タイプの砂防ソイルセメント生成の際に使用される現地発生土砂に含まれる細粒分量などを分析、評価して、材料分離抵抗性に優れる流動タイプの砂防ソイルセメントの配合方法に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、一般的に、コンクリート生成における材料の配合については、まず骨材を細骨材と粗骨材に分け、その混入割合を決定した上でコンクリートの配合を組み立てている。これに対し、本発明では、流動タイプの砂防ソイルセメント生成に際しては、現地発生土砂を細粒分と細骨材と粗骨材とに分け、前記分けた細粒分を粉体量に組み入れてセメントなどの配合を考えるものとした。
【0003】
流動タイプの砂防ソイルセメント生成の際の材料配合にあっては、例えば、流動タイプの砂防ソイルセメント工法の原型となるISM工法では、骨材の間隙を満たすセメントミルク量を調整することでの配合を行うことが基本となっていた。
【0004】
過去に発刊された砂防ソイルセメント便覧においてISM工法は、流動タイプの砂防ソイルセメント工法の一つとされたものの、その後、流動タイプの砂防ソイルセメントにつき明確に配合方法を定めたものは示されておらず、スランプといったコンシステンシーをもとに水量を決定する提案例が知られている程度であり、現状では、コンクリートの配合形式に準じて流動タイプの砂防ソイルセメントの配合を行っている状況となっている。
【0005】
近年、日本のいたるところで山地から生産される土砂が堆積し、該土砂の利活用が進まない状態にある。膨大に生産される土砂が増える一方で、利用する技術も進展しつつあるものの、土砂の扱いが難しいことや、品質の安定性の欠如から利活用が進まないのが現状である。
また、昨今、環境負荷低減に対する世界的な意識の向上に加えて、資材高騰に伴う現地発生土砂のニーズが増すなかで、活用を容易にする方法もない。
【0006】
よって、上記の状況に鑑み、流動タイプの砂防ソイルセメントの配合については、現地発生土砂の使用を前提とした上で、該現地発生土砂に含まれる細粒分量などを分析評価し、もって、適切な細粒分量を算出すると共に、算出された細粒分量とセメント量、さらには水量との適切な比率を算出し、また細粒分量のみならず細骨材などの分析評価によって材料分離抵抗性に優れた流動タイプの砂防ソイルセメントの配合方法の提案が要望されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-9062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記要望に対処すべく創案されたものであって、流動タイプの砂防ソイルセメントの配合につき、現地発生土砂に含まれる細粒分量を分析評価し、適切な細粒分量を算出すると共に、算出された細粒分量とセメント量、さらには水量との適切な比率を算出し、また細粒分量のみならず細骨材などの分析評価によって材料分離抵抗性に優れた流動タイプの砂防ソイルセメントの配合方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、
現地発生土砂の細粒分を粉体として扱い、該粉体の量と流動タイプの砂防ソイルセメントに用いられるセメントまたはセメント系固化材の量とを併せて粉体総量とし、前記粉体総量と現地発生土砂の細骨材量との比率から流動タイプの砂防ソイルセメントの配合量を算出し、次いで前記求められた流動タイプの砂防ソイルセメント量と細粒分量とに対応した各々の水量を求め、該各々の水量の総量で水の量を求める、
ことを特徴とし、
または、
現地発生土砂の細粒分を粉体として扱い、前記扱った粉体の量と任意に定めた流動タイプの砂防ソイルセメントに用いられるセメントまたはセメント系固化材の量とを併せて粉体総量とし、
前記粉体総量と現地発生土砂の細骨材量との比率を、流動タイプの砂防ソイルセメント生成に際し、最適比率になるよう演算して、流動タイプの砂防ソイルセメントの配合量を求める、
ことを特徴とし、
または、
現地発生土砂の細粒分を粉体として扱い、前記扱った粉体の量と任意に定めた流動タイプの砂防ソイルセメントに用いられるセメントまたはセメント系固化材の量とを併せて粉体総量とし、
前記粉体総量と現地発生土砂の細骨材量との比率を、流動タイプの砂防ソイルセメントが材料分離抵抗性を有すべく最適比率になるよう演算して、流動タイプの砂防ソイルセメントの配合量を求め、
求められた流動タイプの砂防ソイルセメントの配合量と細粒分量とに各々対応した水分量を求め、前記各々求められた水量の総量で水の量を決定する、
ことを特徴とし、
または、
前記流動タイプの砂防ソイルセメントの配合量の算出には、流動タイプの砂防ソイルセメントに用いられるセメントまたはセメント系固化材の量、全骨材の量、全骨材の量、細粒分の量、細粒分を抜いた骨材の量、細骨材の量、粗骨材の量、細骨材の量の算出が含まれる、
ことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、流動タイプの砂防ソイルセメントの配合につき、現地発生土砂に含まれる細粒分量を分析評価し、適切な細粒分量を算出すると共に、算出された細粒分量とセメント量さらには水量との適切な比率を算出して、材料分離抵抗性に優れた流動タイプの砂防ソイルセメントの配合方法を提供出来るとの優れた効果を奏する。また、細粒分量を分析評価することで、生成後のソイルセメント材の状態予測が可能となる点で品質合理性を向上させることが出来るとの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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