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公開番号2024125555
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033436
出願日2023-03-06
発明の名称受衝板を備える防舷装置
出願人西武ポリマ化成株式会社
代理人個人,個人
主分類E02B 3/26 20060101AFI20240911BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】接岸エネルギをひずみエネルギだけでなく位置エネルギに変換して緩衝効果を向上することができる受衝板を備える防舷装置を提供する。
【解決手段】受衝板を備える防舷装置1は、岸壁Aに設置される防舷材10と、防舷材10の先端部に設けられる受衝板20とを備える防舷装置1であって、防舷材10の先端部と受衝板20との間に設けられ上下方向の回転軸を備えて回動可能に支持するヒンジ機構30を有し、ヒンジ機構30には、接岸による受衝板20の回動にともない受衝板20を上昇させて接岸エネルギの一部を位置エネルギに変換して緩衝する回転・昇降機構40を設けて構成される。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
岸壁に設置される弾性部材の防舷材と、前記防舷材の先端部に設けられ船側が当たる受衝板とを備える防舷装置であって、
前記防舷材の先端部と前記受衝板との間に設けられ上下方向の回転軸を備え接岸角度に応じて回動可能に支持するヒンジ機構を有し、
前記ヒンジ機構には、接岸による前記受衝板の回動にともない前記受衝板を上昇させて接岸エネルギの一部を位置エネルギに変換して緩衝する回転・昇降機構を設けた、
ことを特徴とする受衝板を備える防舷装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記回転・昇降機構は、前記回転軸を中心に回動し昇降する2つの円筒体を備え、
一方の前記円筒体は、前記受衝板に取り付けられ、他方の前記円筒体は、前記防舷材に取り付けられ、
前記2つの円筒体の端面間には、互いが摺接して昇降するカム面を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の受衝板を備える防舷装置。
【請求項3】
前記受衝板と前記岸壁との間に、前記受衝板の回動位置を復元する復元機構を備える、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の受衝板を備える防舷装置。
【請求項4】
前記復元機構は、弾性体が介装された復元部と、前記受衝板と前記岸壁との間に前記復元部を連結する索条体と、で構成される、
ことを特徴とする請求項3に記載の受衝板を備える防舷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、受衝板を備える防舷装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
船舶などの接岸時の船体や岸壁の損傷を防止するため岸壁に防舷装置が設置される。防舷装置は、ゴムなどの弾性部材の防舷材とその先端部に設けられ船側と接触する受衝板とで構成され、受衝板を介して加わる船舶の接岸エネルギを防舷材で吸収するようにしている。
防舷装置が設置された岸壁に船舶が角度を持って接岸すると、例えばゴムなどの弾性部材の防舷材に均一に荷重が加わらず大きな荷重が加わる側に大きく変形が生じてしまい本来の緩衝効果を発揮し得ない場合がある。
そこで、特許文献1に開示され防舷装置では、防舷材を取付架台に対して回転可能に支持することで、船舶の接岸角度に応じて受衝板が回転し、防舷材の垂直方向にのみ圧縮が加わるようにして片側だけの変形を防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-90024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された防舷装置では、受衝板を介して垂直に加わる接岸エネルギを防舷材で吸収して緩衝するものであるが、さらなる緩衝効果の向上が望まれている。
【0005】
本発明は、かかる要望に鑑みてなされたもので、接岸エネルギをひずみエネルギだけでなく位置エネルギに変換して緩衝効果を向上することができる受衝板を備える防舷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明の受衝板を備えた防舷装置は、
岸壁に設置される弾性部材の防舷材と、前記防舷材の先端部に設けられ船側が当たる受衝板とを備える防舷装置であって、
前記防舷材の先端部と前記受衝板との間に設けられ上下方向の回転軸を備え接岸角度に応じて回動可能に支持するヒンジ機構を有し、
前記ヒンジ機構には、接岸による前記受衝板の回動にともない前記受衝板を上昇させて接岸エネルギの一部を位置エネルギに変換して緩衝する回転・昇降機構を設けた、
ことを特徴とする。
【0007】
前記回転・昇降機構は、前記回転軸を中心に回動し昇降する2つの円筒体を備え、一方の前記円筒体は、前記受衝板に取り付けられ、他方の前記円筒体は、前記防舷材に取り付けられ、前記2つの円筒体の端面間には、互いが摺接して昇降するカム面を備える、ことが好ましい。
【0008】
前記受衝板と前記岸壁との間に、前記受衝板の回動位置を復元する復元機構を備える、ことが好ましい。
【0009】
前記復元機構は、弾性体が介装された復元部と、前記受衝板と前記岸壁との間に前記復元部を連結する索条体と、で構成される、ことが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の受衝板を備える防舷装置によれば、接岸エネルギをひずみエネルギだけでなく位置エネルギに変換して緩衝効果を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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