TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024123504
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-12
出願番号
2023030969
出願日
2023-03-01
発明の名称
地盤改良方法
出願人
株式会社不動テトラ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E02D
3/10 20060101AFI20240905BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】砂杭の造成と同時にアンカーを施工することができ、地盤の盛り上がりや既設構造物周辺の地盤の変位を低減することができる地盤改良方法を提供する。
【解決手段】地盤Tの所定深度までケーシング10で掘削しながら前記ケーシング10を貫入し、前記ケーシング10を引き抜く際の材料砂11の排出と打ち戻しを繰り返すことで地盤T内に砂杭Sを造成して地盤改良する地盤改良方法であって、ケーシング10の掘削による削孔時に、ケーシング10内に材料砂11及び緊張材12を挿入しておき、ケーシング10の打ち戻しにより材料砂11が締固められた硬い層の部分に緊張材12の地中側の端部12bを定着し、次に、造成された砂杭Sの地上側の面Saに受圧板14を載置して、この受圧板14と緊張材12の地上側の端部12aを定着装置16で定着し、緊張材12を緊張させて受圧板14により造成された砂杭Sに圧縮応力を付与する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
地盤の所定深度までケーシングで掘削しながら前記ケーシングを貫入し、前記ケーシングを引き抜く際の材料砂の排出と打ち戻しを繰り返すことで前記地盤内に砂杭を造成して地盤改良する地盤改良方法であって、
前記ケーシングの掘削による削孔時に、前記ケーシング内に材料砂及び緊張材を挿入しておき、
前記ケーシングの打ち戻しにより前記材料砂が締固められた硬い層の部分に前記緊張材の地中側の端部を定着し、
次に、前記造成された砂杭の地上側の面に受圧板を載置して、前記受圧板と前記緊張材の地上側の端部を定着装置で定着し、
前記緊張材を緊張させて前記受圧板により前記造成された砂杭に圧縮応力を付与することを特徴とする地盤改良方法。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の地盤改良方法であって、
前記造成された砂杭の中に配置された前記緊張材と、前記緊張材の地中側の端部を定着する前記硬い層の部分である定着部と、前記緊張材の地上側の端部を定着して前記造成された砂杭に圧縮応力を与える前記受圧板とでアンカーを構成し、
前記緊張材を前記造成された砂杭の中心に配置してアンカー芯材とすることを特徴とする地盤改良方法。
【請求項3】
請求項2に記載の地盤改良方法であって、
既設構造物の周囲に前記砂杭を造成して地盤を改良する際に、前記既設構造物の周囲を囲んで覆うように前記受圧板が複数に分割された分割受圧板をそれぞれ用い、
前記分割受圧板ごとに少なくとも1つの前記アンカーを形成することを特徴とする地盤改良方法。
【請求項4】
地盤の所定深度までケーシングで掘削しながら前記ケーシングを貫入し、前記ケーシングを引き抜く際の材料砂の排出により前記地盤内に砂杭を造成して地盤改良する地盤改良方法であって、
前記ケーシングの掘削による削孔時に、前記ケーシング内に材料砂及び緊張材を挿入しておき、
前記ケーシングを引き抜く際の材料砂の排出により前記造成された砂杭の地中側の端部に前記緊張材の地中側の端部を定着し、
次に、前記造成された砂杭の地上側の面に受圧板を載置して、前記受圧板と前記緊張材の地上側の端部を定着装置で定着し、
前記緊張材を緊張させて前記受圧板により前記造成された砂杭に圧縮応力を付与することを特徴とする地盤改良方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、地盤内に砂杭を造成して地盤改良する地盤改良方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
地盤内に砂杭を造成することで周辺地盤の密度増加を図る地盤改良方法として、サンドコンパクションパイル(SCP)工法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-284146号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記サンドコンパクションパイル工法は、比較的深い深度では横方向に拡径による締固め効果を発揮するが、浅部では地上への盛り上がりや既設構造物の周辺地盤への影響が大きくなってしまう。
【0005】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、砂杭の造成と同時にアンカーを施工することができ、地盤の盛り上がりや既設構造物周辺の地盤の変位を低減することができる地盤改良方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る地盤改良方法は、地盤の所定深度までケーシングで掘削しながら前記ケーシングを貫入し、前記ケーシングを引き抜く際の材料砂の排出と打ち戻しを繰り返すことで前記地盤内に砂杭を造成して地盤改良する地盤改良方法であって、前記ケーシングの掘削による削孔時に、前記ケーシング内に材料砂及び緊張材を挿入しておき、前記ケーシングの打ち戻しにより前記材料砂が締固められた硬い層の部分に前記緊張材の地中側の端部を定着し、次に、前記造成された砂杭の地上側の面に受圧板を載置して、前記受圧板と前記緊張材の地上側の端部を定着装置で定着し、前記緊張材を緊張させて前記受圧板により前記造成された砂杭に圧縮応力を付与することを特徴とする。
【0007】
本発明の他の態様に係る地盤改良方法は、地盤の所定深度までケーシングで掘削しながら前記ケーシングを貫入し、前記ケーシングを引き抜く際の材料砂の排出により前記地盤内に砂杭を造成して地盤改良する地盤改良方法であって、前記ケーシングの掘削による削孔時に、前記ケーシング内に材料砂及び緊張材を挿入しておき、前記ケーシングを引き抜く際の材料砂の排出により前記造成された砂杭の地中側の端部に前記緊張材の地中側の端部を定着し、次に、前記造成された砂杭の地上側の面に受圧板を載置して、前記受圧板と前記緊張材の地上側の端部を定着装置で定着し、前記緊張材を緊張させて前記受圧板により前記造成された砂杭に圧縮応力を付与することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、砂杭の造成と同時にアンカーを施工することができ、地盤の盛り上がりや既設構造物周辺の地盤の変位を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態のケーシングによる砂杭造成前の状態を一部断面で示す側面図である。
上記ケーシングを地盤の所定深度まで貫入した状態を示す側面図である。
上記ケーシングによる砂杭造成の途中の状態を示す側面図である。
上記ケーシングによる砂杭造成の完了状態を示す側面図である。
上記砂杭造成とアンカー施工の完了状態を示す側面図である。
上記砂杭造成に用いられる砂杭造成装置の斜視図である。
本発明の第2実施形態の既設構造物の周囲における砂杭造成とアンカー施工の完了状態を示す側面図である。
上記第2実施形態の既設構造物の周囲における砂杭造成とアンカー施工の完了状態を示す平面図である。
本発明の第3実施形態のケーシングによる砂杭造成の途中の状態を示す側面図である。
上記第3実施形態の砂杭造成とアンカー施工の完了状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
大和ハウス工業株式会社
柱脚
13日前
株式会社高知丸高
仮締切構造体
15日前
株式会社エスイー
対土石流構造物
8日前
清水建設株式会社
杭圧入機
8日前
住友重機械工業株式会社
作業機械
7日前
株式会社テクアノーツ
浮桟橋の係留装置
2日前
住友重機械工業株式会社
ショベル
1日前
エバタ株式会社
地下構造物の浮上防止方法
13日前
日本ソリッド株式会社
水中汚濁防止装置の展張方法
今日
コベルコ建機株式会社
電動式作業機械
今日
株式会社田口クリエイト
バケット
13日前
ジオファーム株式会社
地盤補強工法
7日前
株式会社不動テトラ
流動化砂組成物及びその製造方法。
14日前
株式会社不二越
回転継手
13日前
株式会社笹山工業所
土壌の製造方法及び土壌の再利用方法
7日前
コベルコ建機株式会社
作業機械及び搭載物の搭載方法
今日
スエヒロシステム株式会社
長尺アンカ一体型ライナー
9日前
オリエンタル白石株式会社
仮設足場を用いた施工方法
7日前
パナソニックホームズ株式会社
住宅の構造
8日前
株式会社竹中土木
地盤改良体先端の施工中モニタリングシステム
1日前
株式会社大林組
火打ち梁及び山留め支保構造
15日前
前田建設工業株式会社
遮水性検査方法
14日前
株式会社武井工業所
コンクリート擁壁及びコンクリート擁壁の施工方法
7日前
五洋建設株式会社
粒子破砕特性を有する材料による地盤造成方法
13日前
住友重機械工業株式会社
遠隔操作式作業機械及び遠隔操作システム
8日前
オノデラ製作所株式会社
バケットユニット
7日前
株式会社小松製作所
作業機械および積荷質量算出方法
7日前
株式会社小松製作所
作業機械および積荷質量算出方法
7日前
東亜建設工業株式会社
水上の上部工の構築方法
15日前
東亜建設工業株式会社
水上の上部工の構築方法
9日前
鹿島建設株式会社
管理システム
7日前
株式会社エステック
自削孔型モニター装置及びそれを使用した地盤改良方法
13日前
ヤンマーホールディングス株式会社
操作装置および作業機械
7日前
前田建設工業株式会社
グラウチング方法、管理システム
14日前
アクアインテック株式会社
地下構造物用蓋、地下構造物用親子蓋および地下構造物用受枠
7日前
大成建設株式会社
リフトアップ式桟橋およびその移動方法
13日前
続きを見る
他の特許を見る