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公開番号
2024154848
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023069000
出願日
2023-04-20
発明の名称
地下構造物用蓋、地下構造物用親子蓋および地下構造物用受枠
出願人
アクアインテック株式会社
代理人
個人
主分類
E02D
29/14 20060101AFI20241024BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】局部的な腐食を抑える工夫がなされた、地下構造物用蓋、地下構造物用親子蓋および地下構造物用受枠を提供する。
【解決手段】地下構造物用受枠3によって画定され地下構造物につながる開口H1を塞ぐ地下構造物用蓋2において、鉄製の蓋本体2Aと、蓋本体2Aの、地上に露出するおもて面211以外の部分における少なくとも一部の最外層に形成された、亜鉛・アルミニウム合金の溶射皮膜91と、を有するものである。また、電着塗装以外の塗装方法によって、溶射皮膜91上であって最外層に形成された塗膜92と、を有するものであってもよい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
地下構造物用受枠によって画定され地下構造物につながる開口を塞ぐ地下構造物用蓋において、
鉄製の蓋本体と、
前記蓋本体の、地上に露出するおもて面以外の部分における少なくとも一部の最外層に形成された、鉄よりも碑なる金属からなる金属皮膜と、を有するものであることを特徴とする地下構造物用蓋。
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【請求項2】
地下構造物用受枠によって画定され地下構造物につながる開口を塞ぐ地下構造物用蓋において、
鉄製の蓋本体と、
前記蓋本体の、地上に露出するおもて面以外の部分における少なくとも一部に形成された、鉄よりも碑なる金属からなる金属皮膜と、
電着塗装以外の塗装方法によって、前記金属皮膜上であって最外層に形成された塗膜と、を有するものであることを特徴とする地下構造物用蓋。
【請求項3】
親蓋と該親蓋に形成された親蓋開口を塞ぐ子蓋とを備え、地下構造物用受枠によって画定され地下構造物につながる開口を塞ぐ地下構造物用親子蓋において、
前記親蓋は、
鉄製の親蓋本体と、
前記親蓋本体における、地上に露出するおもて面以外の部分における少なくとも一部の最外層に形成された、鉄よりも碑なる金属からなる金属皮膜と、を有するものであることを特徴とする地下構造物用親子蓋。
【請求項4】
親蓋と該親蓋に形成された親蓋開口を塞ぐ子蓋とを備え、地下構造物用受枠によって画定され地下構造物につながる開口を塞ぐ地下構造物用親子蓋において、
前記親蓋は、
鉄製の親蓋本体と、
前記親蓋本体の、地上に露出するおもて面以外の部分における少なくとも一部に形成された、鉄よりも碑なる金属からなる金属皮膜と、
電着塗装以外の塗装方法によって、前記金属皮膜上であって最外層に形成された塗膜と、を有するものであることを特徴とする地下構造物用親子蓋。
【請求項5】
地下構造物につながる開口を画定し、地下構造物用蓋または地下構造物用親子蓋によって閉蓋されることで該開口が塞がれる地下構造物用受枠において、
鉄製の受枠本体と、
前記受枠本体における、地上に露出する上端面以外の部分における少なくとも一部の最外層に形成された、鉄よりも碑なる金属からなる金属皮膜と、を有するものであることを特徴とする地下構造物用受枠。
【請求項6】
地下構造物につながる開口を画定し、地下構造物用蓋または地下構造物用親子蓋によって閉蓋されることで該開口が塞がれる地下構造物用受枠において、
鉄製の受枠本体と、
前記受枠本体における、地上に露出する上端面以外の部分における少なくとも一部に形成された、鉄よりも碑なる金属からなる金属皮膜と、
電着塗装以外の塗装方法によって、前記金属皮膜上であって最外層に形成された塗膜と、を有するものであることを特徴とする地下構造物用受枠。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、地下構造物用受枠によって画定され地下構造物につながる開口を塞ぐ地下構造物用蓋および地下構造物用親子蓋、ならびに地下構造物につながる開口を画定する地下構造物用受枠に関する。
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【背景技術】
【0002】
下水道や上水道、あるいは電力、ガス、通信等における地下埋設物や地下施設等の地下構造物が地上につながる箇所には、地下構造物につながる開口を画定する地下構造物用受枠と、この地下構造物用受枠に支持されることで開口を塞ぐ地下構造物用蓋が設置される場合がある。また、マンホール内のポンプその他の設備の導入や点検、整備等に用いられる、直径が900mm程度の開口を画定する大型の地下構造物用受枠と、この開口を塞ぐ地下構造物用親子蓋が設置される場合もある。地下構造物用親子蓋は、日常点検等で用いられる親蓋開口を有する大型の親蓋と、親蓋開口を塞ぐ小型の子蓋を備えたものである。
【0003】
本明細書では、地下構造物用蓋を蓋と、地下構造物用親子蓋を親子蓋と、地下構造物用受枠を受枠と略称する場合がある。また、蓋と親子蓋を蓋等と総称する場合がある。さらに、蓋等が受枠に支持され、開口が塞がれた状態(蓋等が受枠に嵌め込まれた状態)を閉蓋状態と称することがある。
【0004】
前述した地下構造物内は、下水道管路施設など、特に下水が滞留するような箇所で硫化水素等が発生し、腐食雰囲気となり易い。蓋等の裏面や受枠の露出する箇所は、腐食雰囲気に曝される厳しい環境となるため、それに耐えうる防食性能が要求される。このため、一般的に、鉄製の蓋本体や受枠本体の表面に、エポキシ樹脂やアクリル樹脂を主成分とする塗料を用いて電着塗装を施すことによって樹脂層(電着塗膜)を形成する表面処理方法が用いられている。また、本出願人は、蓋本体のおもて面における電着塗膜の厚みよりも、蓋本体における下水道管路内等の地下構造物内に露出する部分、すなわち、下水道管路内等の雰囲気に接触する部分における電着塗膜の厚みを厚くする技術について特許を取得している(特許文献1参照)。このように、表面に電着塗膜を形成すれば、傷がない通常環境であれば蓋や受枠の腐食を長期に亘って抑えることができる。さらに、電着塗膜の厚みを厚くすることによって、鉄製の蓋本体や受枠本体に到達するような傷を生じにくくすることも可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5874101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、本発明者が調査、研究を行った結果、鉄製の蓋本体等にまで達してしまう傷が電着塗膜に生じた場合には、その傷部分から孔状に深く腐食していく現象が判明した。これは、非電導の電着塗膜に囲まれた傷の部分、すなわち、導電性である鉄製の蓋本体等が露出した部分から集中的に鉄イオンが溶出して赤錆が発生し、局部的に腐食が進行していくためと考えられる。このような局部的な腐食は、破損や形状・構造の欠落等につながる虞がある。
【0007】
ここで、蓋や受枠は、屋外環境であることから運用時、施工時、維持管理時等、傷が生じてしまうリスクが多く、樹脂層の厚みを厚くしたとしても、鉄製の蓋本体等に達してしまう傷を完全に防ぐことは難しい。特に、大型重量物の親子蓋やその受枠は、重機を用いて設置せざるを得ず、その際に、鉄製の親蓋本体等に達してしまう傷が生じてしまうリスクは格段に大きくなる。
【0008】
そこで、本発明者は、鉄製の蓋本体等に達してしまう傷の発生を防止するといった従来の技術思想とは異なるアプローチを試み、本発明をなしたものである。
【0009】
本発明は前述した事情に鑑み、局部的な腐食を抑える工夫がなされた、地下構造物用蓋、地下構造物用親子蓋および地下構造物用受枠を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を解決する本発明の第1の地下構造物用蓋は、地下構造物用受枠によって画定され地下構造物につながる開口を塞ぐ地下構造物用蓋において、
鉄製の蓋本体と、
前記蓋本体の、地上に露出するおもて面以外の部分における少なくとも一部の最外層に形成された、鉄よりも碑なる金属からなる金属皮膜と、を有するものであることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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