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公開番号2024127540
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036755
出願日2023-03-09
発明の名称作業機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類E02F 9/00 20060101AFI20240912BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】ガード板のガタつきを防止すると共に、ガード板をスムーズにスライド可能にしたシリンダカバーを備える作業機械を提供する。
【解決手段】作業機械は、車体と、車体に支持された作業装置と、シリンダチューブに対してシリンダロッドが出没することによって作業装置を動作させる油圧シリンダと、油圧シリンダを保護するシリンダカバーとを備える。シリンダカバーは、シリンダロッドの先端部に取り付けられて、シリンダロッドの出没に伴ってスライドする長尺板状のガード板と、シリンダチューブに固定されて、スライドするガード板の厚み方向の一方側の面に摺接する固定側受け部材と、ガード板を挟んで固定側受け部材と反対側において、ガード板の厚み方向に移動可能に固定側受け部材に支持されて、スライドするガード板の厚み方向の他方側の面に摺接する可動側受け部材と、可動側受け部材をガード板に付勢する付勢部材とを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、前記車体に支持された作業装置と、シリンダチューブに対してシリンダロッドが出没することによって前記作業装置を動作させる油圧シリンダと、前記油圧シリンダを保護するシリンダカバーとを備える作業機械において、
前記シリンダカバーは、
前記シリンダロッドの先端部に取り付けられて、前記シリンダロッドの出没に伴ってスライドする長尺板状のガード板と、
前記シリンダチューブに固定されて、スライドする前記ガード板の厚み方向の一方側の面に摺接する固定側受け部材と、
前記ガード板を挟んで前記固定側受け部材と反対側において、前記ガード板の厚み方向に移動可能に前記固定側受け部材に支持されて、スライドする前記ガード板の厚み方向の他方側の面に摺接する可動側受け部材と、
前記可動側受け部材を前記ガード板に付勢する付勢部材とを備えることを特徴とする作業機械。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の作業機械において、
前記付勢部材は、前記ガード板の幅方向の両側において、自然状態より伸長した状態で前記固定側受け部材及び前記可動側受け部材に接続されて、前記自然状態に復帰しようとする力で前記可動側受け部材を前記ガード板に付勢する一対のコイルバネであることを特徴とする作業機械。
【請求項3】
請求項1に記載の作業機械において、
前記固定側受け部材及び前記可動側受け部材は、
前記ガード板に摺接する摺接面と、
前記ガード板のスライド方向における前記摺接面の両側において、前記摺接面から離れるほど前記ガード板との距離が増加する向きに傾斜した一対のガイド面とを有することを特徴とする作業機械。
【請求項4】
請求項3に記載の作業機械において、
前記固定側受け部材は、前記ガード板の幅方向の両側において、前記ガード板の厚み方向に延設された長孔が形成された一対の支持部を有し、
前記可動側受け部材は、前記ガード板の厚み方向に移動可能で且つ前記ガード板の幅方向に延びる軸線周りに回転不能な状態で、一対の前記支持部それぞれの前記長孔に挿通された被支持部材を有することを特徴とする作業機械。
【請求項5】
請求項1に記載の作業機械において、
前記可動側受け部材は、前記ガード板の幅方向に直交する断面が円弧形状であって、スライドする前記ガード板に摺接する摺接面を有することを特徴とする作業機械。
【請求項6】
請求項1に記載の作業機械において、
前記可動側受け部材は、前記ガード板の幅方向に延びる軸線周りに回転可能に前記固定側受け部材に支持されて、スライドする前記ガード板に摺接して回転する円筒部材を有することを特徴とする作業機械。
【請求項7】
請求項1に記載の作業機械において、
前記可動側受け部材は、
前記ガード板の厚み方向に移動可能に前記固定側受け部材に支持される被支持部材と、
前記被支持部材に着脱可能に支持されて、スライドする前記ガード板に摺接する摺接部材とを備えることを特徴とする作業機械。
【請求項8】
請求項1に記載の作業機械において、
前記ガード板は、前記固定側受け部材に対面する面から前記固定側受け部材に向けて突出すると共に、前記ガード板のスライド方向に延設された補強リブを有することを特徴とする作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シリンダカバーを備える作業機械に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、車体と、油圧シリンダの伸縮によって動作するフロント作業機とを備える作業機械が知られている。このような作業機械において、剥き出しになった油圧シリンダが作業現場の土砂、岩、その他の障害物に接触すると、油圧シリンダが変形して伸縮できなくなったり、オイルシールを傷つけてオイル漏れを生じる可能性がある。
【0003】
このような課題を解決するために、特許文献1には、シリンダロッドに取り付けられた平板状のガード部材と、シリンダチューブに取り付けられてガード部材を収納するスライドガイドとを備えるシリンダ保護装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許4038197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のシリンダ保護装置において、スライドガイドとガード部材との隙間を広くし過ぎると、作業機械の振動などによってガード部材がガタつく。一方、スライドガイドとガード部材との隙間を狭くし過ぎると、ガード部材のスムーズなスライドが阻害される。
【0006】
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、ガード板のガタつきを防止すると共に、ガード板をスムーズにスライド可能にしたシリンダカバーを備える作業機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、車体と、前記車体に支持された作業装置と、シリンダチューブに対してシリンダロッドが出没することによって前記作業装置を動作させる油圧シリンダと、前記油圧シリンダを保護するシリンダカバーとを備える作業機械において、前記シリンダカバーは、前記シリンダロッドの先端部に取り付けられて、前記シリンダロッドの出没に伴ってスライドする長尺板状のガード板と、前記シリンダチューブに固定されて、スライドする前記ガード板の厚み方向の一方側の面に摺接する固定側受け部材と、前記ガード板を挟んで前記固定側受け部材と反対側において、前記ガード板の厚み方向に移動可能に前記固定側受け部材に支持されて、スライドする前記ガード板の厚み方向の他方側の面に摺接する可動側受け部材と、前記可動側受け部材を前記ガード板に付勢する付勢部材とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ガード板のガタつきを防止すると共に、ガード板をスムーズにスライド可能にしたシリンダカバーを備える作業機械を得ることができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
作業機械の側面図である。
アームシリンダ及びシリンダカバーの斜視図である。
シリンダカバーの分解斜視図である。
シリンダカバーのガード板の幅方向に直交する断面図である。
シリンダカバーのガード板のスライド方向に直交する断面図である。
変形例1に係る支持ピンを示す図である。
変形例2に係る摺接ブロックを示す図である。
変形例3に係る摺接ブロックを示す図である。
変形例4に係る付勢部材を含むシリンダカバーの横断面図である。
変形例4に係る付勢部材を含むシリンダカバーの縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る作業機械1の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、作業機械1は、図1の例に限定されず、油圧ショベル、ホイールローダ、クレーン車など、油圧シリンダの伸縮によって動作する作業装置を備えるものであればよい。また、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、作業機械1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
(【0011】以降は省略されています)

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