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公開番号2024114127
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023019636
出願日2023-02-13
発明の名称作業機械
出願人ヤンマーホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/22 20060101AFI20240816BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】作業機の姿勢に拘わらず、作業機に掛かる負荷を抑制することができる作業機械を提供する。
【解決手段】
作業機械1は、所定の第1回動方向に回動可能に構成され、第1回動方向と交差する前後上下等の第2回動方向に回動可能なブーム20、アーム21及びアタッチメント22等の複数の作業具を有する作業機4と、作業機4の姿勢として第1回動方向の回動量を検知するオフセット姿勢検知部43等の検知部と、検知部の検知結果に基づいて、作業機4の動作として、作業具の第2回動方向の回動動作を制御する制御部5と、を備える。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項１】
作業機械であって、
所定の第１回動方向に回動可能に構成され、前記第１回動方向と交差する第２回動方向に回動可能な複数の作業具を有する作業機と、
前記作業機の姿勢として前記第１回動方向の回動量を検知する検知部と、
前記検知部の検知結果に基づいて、前記作業機の動作として、前記作業具の前記第２回動方向の回動動作を制御する制御部と、を備えることを特徴とする作業機械。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記制御部は、前記作業機の前記第１回動方向への回動量に応じて、前記作業具の前記第２回動方向への動作制御量を変化させることを特徴とする請求項１に記載の作業機械。
【請求項３】
前記作業機を駆動する油圧アクチュエータと、
前記油圧アクチュエータへと作動油を供給する油圧機器と、を更に備え、
前記制御部は、前記油圧機器によって前記油圧アクチュエータへと供給される前記作動油の供給量を変化させることで前記作業機の動作を制御することを特徴とする請求項１に記載の作業機械。
【請求項４】
前記油圧機器を駆動する原動機を更に備え、
前記油圧機器は、前記原動機の発生した動力により駆動されて、前記油圧アクチュエータへと供給される前記作動油を吐出する油圧ポンプを有し、
前記油圧ポンプは、前記原動機の動作量に応じて前記作動油の吐出量を変化可能に構成され、
前記制御部は、前記原動機の動作量を制御して前記油圧ポンプによる前記作動油の吐出量を変化させることで前記作動油の供給量を変化させることを特徴とする請求項３に記載の作業機械。
【請求項５】
前記油圧機器は、
前記油圧アクチュエータへと供給される前記作動油を吐出する油圧ポンプと、
前記油圧アクチュエータと前記油圧ポンプとの間に設けられ、前記油圧ポンプからの前記作動油を前記油圧アクチュエータへと供給する開口を備える第１制御弁と、を有し、
前記制御部は、前記開口の開口面積を変化させることで前記作動油の供給量を変化させることを特徴とする請求項３に記載の作業機械。
【請求項６】
前記油圧機器は、前記油圧アクチュエータへと供給される前記作動油を吐出する油圧ポンプを有し、
前記油圧ポンプは、斜板の角度に応じて前記作動油の吐出量を変更可能な可変容量油圧ポンプであり、
前記制御部は、前記斜板の角度を変化させて前記作動油の吐出量を変更することで前記作動油の供給量を変化させることを特徴とする請求項３に記載の作業機械。
【請求項７】
前記油圧機器は、前記油圧アクチュエータへと供給される前記作動油の供給圧力を所定の圧力閾値未満に規制する第２制御弁を有し、
前記制御部は、前記第２制御弁による前記作動油の圧力閾値を制御することで前記作動油の供給量を変化させることを特徴とする請求項３に記載の作業機械。
【請求項８】
前記検知部の検知結果を報知する報知部を更に備えることを特徴とする請求項１に記載の作業機械。
【請求項９】
前記報知部は、前記制御部による制御内容を報知することを特徴とする請求項８に記載の作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、作業機を備える作業機械に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、油圧ショベル等の作業機械は、ブーム、アーム及びバケット等の作業具で構成される作業機を備えていて、バケットによる掘削作業等を行うことができる。作業機械は、作業具を駆動する油圧アクチュエータを備え、油圧アクチュエータに対して油圧ポンプから作動油を供給することで、作業具の駆動を制御する。
【０００３】
例えば、特許文献１に開示される油圧ショベルにおいて、クレーン作業時ポンプ制御手段は、ブーム上昇検出手段によりブームの上昇側操作が検出され、且つ、走行検出手段により走行操作が検出された場合に、クレーン作業時における油圧ポンプの吐出流量を、荷重検出手段により検出される吊り荷の荷重に応じて増加せしめる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００９－２５６０５８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、作業機械には、ブーム等の作業具を、掘削作業等のために上下方向や前後方向に動作させるだけでなく、狭い場所での作業を行うために、左右方向にオフセット動作やスイング動作させる超小旋回機がある。しかしながら、このような作業機械は、オフセット動作やスイング動作により作業機の姿勢を変化させた状態で、掘削作業等を行うと、オフセット機構やスイング機構に掛かる負荷や、ブーム等の作業具の支点に掛かる負荷が大きくなり、作業機が故障するおそれがある。
【０００６】
本発明は、作業機の姿勢に拘わらず、作業機に掛かる負荷を抑制することができる作業機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決するために、本発明の作業機械は、所定の第１回動方向に回動可能に構成され、前記第１回動方向と交差する第２回動方向に回動可能な複数の作業具を有する作業機と、前記作業機の姿勢として前記第１回動方向の回動量を検知する検知部と、前記検知部の検知結果に基づいて、前記作業機の動作として、前記作業具の前記第２回動方向の回動動作を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、作業機の姿勢に拘わらず、作業機に掛かる負荷を抑制することができる作業機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の実施形態に係る作業機械を模式的に示す左側面図である。
本発明の実施形態に係る作業機械を模式的に示す正面図である。
本発明の実施形態に係る作業機械について、運転部を省略して作業機を模式的に示す左側面図である。
本発明の実施形態に係る作業機械について、ブレードを省略して作業機を模式的に示す平面図である。
本発明の実施形態に係る作業機械の電気的構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態に係る作業機械において、作業機のオフセット動作の一例を示す平面図である。
本発明の実施形態に係る作業機械において、作業機のオフセット動作の一例を示す平面図である。
本発明の実施形態に係る作業機械において、オフセット動作に応じた作業機の制御の一例を示すグラフである。
本発明の実施形態に係る作業機械において、オフセット動作に応じた作業機の制御の一例を示すグラフである。
本発明の実施形態に係る作業機械において、オフセット動作に応じた作業機の制御の一例を示すグラフである。
本発明の実施形態に係る作業機械において、表示部に表示される表示画面の例を模式的に示す正面図である。
本発明の他の実施形態に係る作業機械を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本発明の実施形態として作業機械１について説明する。先ず、作業機械１の全体の構成について図を参照して説明する。図１は、作業機械１を模式的に示す左側面図であり、図２は、作業機械１を模式的に示す正面図である。各図において、Ｕ、Ｌｏ、Ｌ、Ｒ、Ｆｒ、Ｒｒは、それぞれ上、下、左、右、前、後を示す。
（【００１１】以降は省略されています）

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