TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024120133
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-04
出願番号2023026792
出願日2023-02-23
発明の名称建設機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人広和特許事務所
主分類E02F 9/24 20060101AFI20240828BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】 柱状体が保護部材に衝突するときの衝撃を逃がすと共に、柱状体が保護部材に擦れるのを防止することにより、柱状体や保護部材の損傷を防止できるようにする。
【解決手段】 旋回フレーム5の右前位置に立設され、柱状体としての丸太から外装カバー10を保護する保護部材11は、上部旋回体3の旋回中心Oを中心とする径方向で外装カバー10よりも外側に配置され、旋回フレーム5の周囲から上側に延びた支柱部14と、支柱部14の外周側を覆う円筒体からなり、支柱部14の周囲に回転可能に設けられた回転筒部15と、を備えている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
自走可能な下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、前記上部旋回体の前側に設けられ、柱状体を把持するための作業具を備えた作業装置と、からなり、
前記上部旋回体は、
支持構造体をなす旋回フレームと、
前記旋回フレームの左側に設けられた運転席と、
前記旋回フレームの右側に設けられ、前記旋回フレームに搭載された搭載機器を覆っている外装カバーと、
前記旋回フレームの右前位置に立設され、前記柱状体から前記外装カバーを保護する保護部材と、
を備えてなる建設機械において、
前記保護部材は、
前記上部旋回体の旋回中心を中心とする径方向で前記外装カバーよりも外側に配置され、前記旋回フレームの周囲から上側に延びた支柱部と、
前記支柱部の外周側を覆う円筒体からなり、前記支柱部の周囲に回転可能に設けられた回転筒部と、
を備えていることを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の建設機械において、
前記回転筒部は、軸方向の両端が開口した円筒体からなり、
前記支柱部の上部には、前記支柱部と前記回転筒部との隙間を覆うカバー部が設けられていることを特徴とする建設機械。
【請求項3】
請求項1に記載の建設機械において、
前記回転筒部は、上側の端部が蓋体で閉塞された有蓋円筒体として形成されていることを特徴とする建設機械。
【請求項4】
請求項1に記載の建設機械において、
前記回転筒部は、上下方向で分割された複数の円筒体によって形成されていることを特徴とする建設機械。
【請求項5】
請求項1に記載の建設機械において、
前記回転筒部は、円弧状に湾曲した複数枚の円弧板を周方向に連結することにより円筒体として形成されていることを特徴とする建設機械。
【請求項6】
請求項1に記載の建設機械において、
前記旋回フレームの左前位置には、前記柱状体から前記運転席の前側部分を保護する他の保護部材が設けられていることを特徴とする建設機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、伐採した丸太等の柱状体を把持するグラップルやハーベスタを備えた油圧ショベル等の建設機械に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体の前側に設けられた作業装置と、により構成されている。
【0003】
上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、旋回フレームの左側に設けられた運転席と、旋回フレームの右側に設けられ、旋回フレームに搭載された原動機等の搭載機器を覆っている外装カバーと、を備えている。そして、標準仕様の油圧ショベルの作業装置には、掘削用のアタッチメントとしてバケットが備えられ、このバケットにより土砂等の掘削作業が行われる。
【0004】
また、油圧ショベルは、グラップル、ハーベスタ、プロセッサ等の林業用アタッチメントを作業装置のバケットに代えて装着することで、林業の現場でも使用されている。この林業の現場では、伐採した長尺な丸太を林業用アタッチメントで掴み、運搬車両(トラック等)への積込みや枝打ち等の加工を行っている。この場合、長尺な柱状体からなる丸太をグラップル等で掴んだ状態で作業装置を操作すると、上部旋回体の外装カバー等に丸太を接触させてしまう虞がある。
【0005】
このために、オペレータは、外装カバー等に丸太を接触させないように、注意して作業装置を操作する必要があり、作業効率が悪くなる虞がある。そこで、林業等の現場で用いられる油圧ショベルには、柱状体からなる丸太から外装カバーを保護する保護部材を備えたものがある(特許文献1)。
【0006】
この特許文献1の保護部材は、運転席に座ったオペレータから目視し難い外装カバーの右前位置を保護できるように、旋回フレームの右前位置に立設されている。また、保護部材は、上側に延びた棒状体と、この棒状体の外周側を覆うように弾性を有するゴム材料、ポリカーボネート等の高分子材料からなるカバー部材と、を備えている。これにより、丸太が保護部材に衝突しても、カバー部材の弾性力によって外装カバーや丸太の損傷を防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-41310号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1の保護部材は、高分子材料を用いて形成しているから、鉄材料を用いて形成した場合に比較して、製造コストが嵩むという問題がある。また、特許文献1の保護部材は、カバー部材に弾性力を持たせることで、丸太が衝突したときの衝撃を緩和するようにしている。しかし、保護部材に丸太が衝突するときの角度や勢いによっては、商品となる丸太や保護部材が損傷する虞がある。しかも、丸太は、保護部材に擦れるだけでも損傷することがある。
【0009】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、柱状体が保護部材に衝突するときの衝撃を逃がすと共に、柱状体が保護部材に擦れるのを防止することにより、柱状体や保護部材の損傷を防止できるようにした建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明による建設機械は、自走可能な下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、前記上部旋回体の前側に設けられ、柱状体を把持するための作業具を備えた作業装置と、からなり、前記上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、前記旋回フレームの左側に設けられた運転席と、前記旋回フレームの右側に設けられ、前記旋回フレームに搭載された搭載機器を覆っている外装カバーと、前記旋回フレームの右前位置に立設され、前記柱状体から前記外装カバーを保護する保護部材と、を備えてなる建設機械において、前記保護部材は、前記上部旋回体の旋回中心を中心とする径方向で前記外装カバーよりも外側に配置され、前記旋回フレームの周囲から上側に延びた支柱部と、前記支柱部の外周側を覆う円筒体からなり、前記支柱部の周囲に回転可能に設けられた回転筒部と、を備えている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

大和ハウス工業株式会社
柱脚
9日前
日鉄建材株式会社
土砂捕捉柵
23日前
日鉄建材株式会社
土砂捕捉柵
23日前
株式会社高知丸高
仮締切構造体
11日前
日本ソリッド株式会社
防舷材の保護方法
17日前
大和ハウス工業株式会社
バケット
23日前
株式会社エスイー
対土石流構造物
4日前
日立建機株式会社
作業機械
16日前
日立建機株式会社
作業機械
23日前
日立建機株式会社
建設機械
24日前
住友重機械工業株式会社
作業機械
3日前
清水建設株式会社
杭圧入機
4日前
株式会社テノックス
共回り監視装置
19日前
株式会社西原鉄工所
コンクリートブロック
19日前
エバタ株式会社
地下構造物の浮上防止方法
9日前
株式会社テノックス
深層混合処理工法
19日前
西部電機株式会社
水門開閉装置
16日前
株式会社日立建機ティエラ
作業機械
23日前
株式会社日立建機ティエラ
建設機械
23日前
炎重工株式会社
桟橋及び移動体システム
23日前
C技研株式会社
切削装置
19日前
鹿島建設株式会社
運搬機構および管体の搬送方法
17日前
コベルコ建機株式会社
作業機械の制御装置
24日前
日立建機株式会社
建設機械
24日前
日立建機株式会社
建設機械
24日前
日立建機株式会社
建設機械
24日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
24日前
ヤンマーホールディングス株式会社
建設機械
24日前
日鉄建材株式会社
梁部材の取付構造及び土砂捕捉柵
23日前
株式会社田口クリエイト
バケット
9日前
日立建機株式会社
作業車両
23日前
日立建機株式会社
作業機械
24日前
日立建機株式会社
作業機械
24日前
日立建機株式会社
作業機械
23日前
日立建機株式会社
作業車両
23日前
日立建機株式会社
作業機械
23日前
続きを見る