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公開番号2024120670
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027640
出願日2023-02-24
発明の名称拡底型の鋼管杭
出願人株式会社トラバース
代理人個人
主分類E02D 5/28 20060101AFI20240829BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】製造が容易な拡底型の鋼管杭を提供する。
【解決手段】拡底型の鋼管杭1は、鉛直に延びている。この拡底型の鋼管杭1は、鉛直に延びていて、下端縁に一対の切欠き2aを有していると共に、下方に馬鹿穴2bを有している円形鋼管2と、馬鹿穴2bに対応するボルト穴31aを有し、円形鋼管2の外形よりも大きい内径の筒体31と、筒体31の下端に溶接で固定されている鋼製の底体32と、筒体31の外周に溶接で固定されている鋼製の翼体33と、筒体31の中に掛け渡されて筒体31の中に溶接で固定されている鋼材34と、を有し、鋼材34の両端が一対の切欠き2aの各々に配置されると共に、ボルト穴31aが馬鹿穴2bに対応するように円形鋼管2の下端に被せられている翼部材3と、ボルト穴31aにねじ込まれて馬鹿穴2bに達しているボルト4と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鉛直に延びている拡底型の鋼管杭であって、
鉛直に延びていて、下端縁に一対の切欠きを有していると共に、下方に馬鹿穴を有している円形鋼管と、
前記馬鹿穴に対応するボルト穴を有し、前記円形鋼管の外径よりも大きい内径の筒体と、前記筒体の下端に溶接で固定されている鋼製の底体と、前記筒体の外周に溶接で固定されている鋼製の翼体と、前記筒体の中に掛け渡されて前記筒体の中に溶接で固定されている鋼材と、を有し、前記鋼材の両端が前記一対の切欠きの各々に配置されると共に、前記ボルト穴が前記馬鹿穴に対応するように前記円形鋼管の下端に被せられている翼部材と、
前記ボルト穴にねじ込まれて前記馬鹿穴に達しているボルトと、を備えていることを特徴とする
拡底型の鋼管杭。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記鋼材は、該鋼材の両端が前記一対の切欠きの各々に配置されていることで、前記円形鋼管及び前記翼部材の相対回転を防止することを特徴とする
請求項1に記載の拡底型の鋼管杭。
【請求項3】
前記翼体は、正六角形の鋼板が半分に切断され、前記筒体の外周に固定される部分が切り抜かれている一対の翼板であることを特徴とする
請求項1又は2に記載の拡底型の鋼管杭。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、拡底型の鋼管杭に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、鉛直に延びている円形鋼管の下端に翼が固定されている拡底型の鋼管杭が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3966870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような拡底型の鋼管杭は、4m~20m程度の長さを有する円形鋼管に対して、翼を溶接で取り付ける必要があるので、製造が容易ではなかった。
【0005】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、製造が容易な拡底型の鋼管杭を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は、鉛直に延びている拡底型の鋼管杭(例えば、後述する拡底型の鋼管杭1)であって、鉛直に延びていて、下端縁に一対の切欠き(例えば、後述する切欠き2a)を有していると共に、下方に馬鹿穴(例えば、後述する馬鹿穴2b)を有している円形鋼管(例えば、後述する円形鋼管2)と、前記馬鹿穴に対応するボルト穴(例えば、後述するボルト穴31a)を有し、前記円形鋼管の外径よりも大きい内径の筒体(例えば、後述する筒体31)と、前記筒体の下端に溶接で固定されている鋼製の底体(例えば、後述する底体32)と、前記筒体の外周に溶接で固定されている鋼製の翼体(例えば、後述する翼体33)と、前記筒体の中に掛け渡されて前記筒体の中に溶接で固定されている鋼材(例えば、後述する鋼材34)と、を有し、前記鋼材の両端が前記一対の切欠きの各々に配置されると共に、前記ボルト穴が前記馬鹿穴に対応するように前記円形鋼管の下端に被せられている翼部材(例えば、後述する翼部材3)と、前記ボルト穴にねじ込まれて前記馬鹿穴に達しているボルト(例えば、後述するボルト4)と、を備えていることを特徴とする拡底型の鋼管杭である。
【0007】
本発明の拡底型の鋼管杭によれば、ボルトを用いて翼部材を円形鋼管に取り付けることができ、円形鋼管に対する溶接は不要である。また、本発明の拡底型の鋼管杭によれば、円形鋼管が有する穴が、ボルト穴ではなく馬鹿穴であるので、翼部材を円形鋼管の下端に被せる際、翼部材の筒体が有するボルト穴を円形鋼管の馬鹿穴に容易に対応させることができる。このように、本発明の拡底型の鋼管杭によれば、製造が容易である。
【0008】
(2)本発明はまた、前記鋼材は、該鋼材の両端が前記一対の切欠きの各々に配置されていることで、前記円形鋼管及び前記翼部材の相対回転を防止することを特徴とする上記(1)に記載の拡底型の鋼管杭である。
【0009】
(3)本発明はまた、前記翼体は、正六角形の鋼板が半分に切断され、前記筒体の外周に固定される部分が切り抜かれている一対の翼板(例えば、後述する翼板331)であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の拡底型の鋼管杭である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の上記(1)~(3)に記載の拡底型の鋼管杭によれば、製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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