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公開番号
2024121258
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-06
出願番号
2023028257
出願日
2023-02-27
発明の名称
スラブ構築方法
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E02D
27/00 20060101AFI20240830BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】 スラブ構築方法において、地中梁にデッキプレートをより簡単に且つ効率的に固定する。
【解決手段】 本発明のスラブ構築方法は、地中梁14を構築するコンクリートを打設する工程と、地中梁14の上端部に固定金物20を、地中梁14の上端から固定金物20の自由端部26が突出した状態で埋め込む工程と、地中梁14の上端に載置されたデッキプレート10の縁部12を固定金物の自由端部26と地中梁14との間に挟み込んで、固定金物20の自由端部26をデッキプレート10の縁部12に固定する工程と、デッキプレート10上に、スラブ構築用のコンクリートを打設する工程と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
地中梁を構築するコンクリートを打設する工程と、
前記地中梁の上端部に金物を、前記地中梁の上端から前記金物の一端部が突出した状態で埋め込む工程と、
前記地中梁の上端に載置されたデッキプレートの縁部を前記金物の前記一端部と前記地中梁との間に挟み込んで、前記金物の前記一端部を前記デッキプレートの縁部に固定する工程と、
前記デッキプレート上に、スラブ構築用のコンクリートを打設する工程と、を含むスラブ構築方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記金物の前記一端部を前記デッキプレートの縁部に固定する工程では、前記地中梁の上端から突出した前記金物の前記一端部を前記デッキプレート側に折り曲げることで、前記デッキプレートの縁部を前記金物の前記一端部と前記地中梁との間に挟み込む、請求項1に記載のスラブ構築方法。
【請求項3】
前記金物は、前記一端部にネジの挿入孔が1つ以上設けられた金属プレートからなり、
前記金物の前記一端部を前記デッキプレートの縁部に固定する工程では、前記挿入孔に挿入されたネジによって前記金物の前記一端部を前記デッキプレートの縁部に固定する、請求項1又は2に記載のスラブ構築方法。
【請求項4】
前記金物の前記一端部には、2つ以上の前記挿入孔が設けられており、
前記地中梁が水平方向に延び、且つ、前記地中梁の延出方向に沿って前記デッキプレートが複数並べて配置される場合には、前記地中梁の延出方向に沿って一定のピッチにて複数の前記金物が前記地中梁の上端部に埋め込まれ、
1本以上の前記ネジによって前記金物の前記一端部を前記デッキプレートの縁部に固定し、
1つの前記金物の前記一端部を固定する際に用いられる前記ネジの本数に応じて、前記ピッチが設定される、請求項3に記載のスラブ構築方法。
【請求項5】
前記金物のうち、前記一端部とは反対側に位置する他端部が、該他端部と隣接する部分に対して交差する方向に延出し、
前記地中梁の上端部に前記金物が埋め込められ、且つ、前記地中梁の上端に前記デッキプレートの縁部が載置された状態では、前記金物の前記他端部が、前記デッキプレートから離れる向きに延出している、請求項1又は2に記載のスラブ構築方法。
【請求項6】
前記デッキプレートの縁部が前記金物の前記一端部と前記地中梁との間に挟み込まれた状態において、前記金物の前記一端部における自由端が、前記地中梁の側端よりも外側に位置している、請求項1又は2に記載のスラブ構築方法。
【請求項7】
前記地中梁の上端部に前記金物を埋め込む工程では、前記地中梁を構築するために打設したコンクリートが硬化するまでの間に、前記地中梁の上端から前記金物の一端部が突出した状態で前記金物を前記地中梁の上端部に埋め込む、請求項1又は2に記載のスラブ構築方法。
【請求項8】
前記地中梁を構築するコンクリートを打設する前に、前記地中梁を構築するために設置された型枠の内側に前記金物を固定する工程をさらに含む、請求項1又は2に記載のスラブ構築方法。
【請求項9】
前記金物が前記地中梁の上端部に埋め込まれた時点で、前記金物において前記地中梁の上端部から突出している前記一端部は、L字状に屈曲しており、
前記金物の前記一端部のうち、水平方向に沿って延出している部分と前記地中梁の上端との間に形成される隙間に、前記デッキプレートの縁部を差し込むことで、前記デッキプレートの縁部を前記金物の前記一端部と前記地中梁との間に挟み込む、請求項1に記載のスラブ構築方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スラブ構築方法に係り、特に、デッキによって構成される型枠内にコンクリートを打設してスラブを構築する方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
地中梁に載置されたデッキプレート上にコンクリートを打設してスラブを構築する方法は、既に知られている(例えば、特許文献1参照)。この方法では、通常、地中梁の延出方向(梁軸方向)に沿って複数のデッキプレートが敷き込まれ、それぞれのデッキプレートの縁部が地中梁に載せられる。
【0003】
しかしながら、上記の方法によりスラブを構築する場合、地中梁(鉄筋コンクリート造)にデッキプレートの縁部を載せているだけでは、デッキプレートが地中梁から脱落(落下)する虞がある。このようなデッキプレートの落下を防止するため、従来は、例えば、デッキプレートを地中梁に載せた後、地中梁の上端(天端)に配置されて地中梁の梁軸方向と直交する方向の一方側又は両側へ張り出た鉄筋にデッキプレートを溶接していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-299001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の対策では溶接の手間を要し、また、溶接工の手配、及び溶接作業の時間を確保する必要があり、作業時間及び施工コストに影響を及ぼしていた。また、溶接作業中に、デッキプレートが意図せずに地中梁から外れて落下する虞もある。そのため、工期やコストの面でより有利で、且つ、より効率的にデッキプレートの落下を防止する方法が求められている。
【0006】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、スラブ構築方法において、地中梁にデッキプレートをより簡単に且つ効率的に固定することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題は、本発明のスラブ構築方法によれば、地中梁を構築するコンクリートを打設する工程と、地中梁の上端部に金物を、地中梁の上端から金物の一端部が突出した状態で埋め込む工程と、地中梁の上端に載置されたデッキプレートの縁部を金物の一端部と地中梁との間に挟み込んで、金物の一端部をデッキプレートの縁部に固定する工程と、デッキプレート上に、スラブ構築用のコンクリートを打設する工程と、を含むことにより解決される。
【0008】
上記の手順により行われるスラブ構築方法であれば、溶接の手間がなく、地中梁に載った状態のデッキプレートをより容易に、且つより円滑に固定することができる。
【0009】
また、上記のスラブ構築方法において、金物の一端部をデッキプレートの縁部に固定する工程では、地中梁の上端から突出した金物の一端部をデッキプレート側に折り曲げることで、デッキプレートの縁部を金物の一端部と地中梁との間に挟み込んでもよい。
上記の構成であれば、より容易にデッキプレートの縁部を金物の一端部と地中梁との間に挟み込むことができる。
【0010】
また、上記のスラブ構築方法において、金物は、一端部にネジの挿入孔が1つ以上設けられた金属プレートからなり、金物の一端部をデッキプレートの縁部に固定する工程では、挿入孔に挿入されたネジによって金物の一端部をデッキプレートの縁部に固定すると、好適である。
上記の構成であれば、より一層容易にデッキプレートを地中梁に固定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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