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公開番号2024115298
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-26
出願番号2023020915
出願日2023-02-14
発明の名称キャップおよび種子よけ構造
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人
主分類E02D 29/02 20060101AFI20240819BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】水抜きパイプに種子が入るのを防止するためのキャップ等を提供する。
【解決手段】キャップ1は、地盤10の側面に位置する擁壁5に通された、地盤10から排水を行う水抜きパイプ6に設けられ、水抜きパイプ6への種子の侵入を防止する。キャップ1は、筒状のキャップ本体2を有し、水抜きパイプ6の外側の端部に挿入されるキャップ本体2の一方の端部の管軸方向と、キャップ本体2の他方の端部の先端面21の向きとが異なる。当該先端面21は、水抜きパイプ6の管軸方向と異なる向きであり、且つ下方に向いている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
地盤の側面に位置する側面部材に通されて前記地盤から排水を行う水抜きパイプに設けられる、前記水抜きパイプへの種子の侵入を防止するためのキャップであって、
筒状のキャップ本体を有し、
前記キャップ本体の一方の端部の管軸方向と、前記キャップ本体の他方の端部の先端面の向きとが異なることにより、前記一方の端部を前記水抜きパイプの外側の端部に挿入または外嵌した時に、前記他方の端部の先端面を、前記水抜きパイプの管軸方向と異なる向きであり、且つ下方に向けて配置できるようにしたことを特徴とするキャップ。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記キャップ本体は、直線状の筒体の管軸方向の端部を、当該管軸方向に対して斜めに切り欠いた形状を有し、
当該端部が、前記他方の端部に対応することを特徴とする請求項1記載のキャップ。
【請求項3】
前記キャップ本体は、直線状の筒体を途中で折り曲げた形状を有することを特徴とする請求項1記載のキャップ。
【請求項4】
地盤の側面に位置する側面部材に通されて前記地盤から排水を行う水抜きパイプへの種子の侵入を防止する種子よけ構造であって、
請求項1記載のキャップの前記キャップ本体の一方の端部が、前記水抜きパイプの外側の端部に挿入または外嵌され、
前記キャップ本体の他方の端部の先端面が、前記水抜きパイプの管軸方向と異なる向きであり、且つ下方に向いていることを特徴とする種子よけ構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水抜きパイプの種子よけ用のキャップとこれを用いた水抜きパイプの種子よけ構造等に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
傾斜地に立つ構造物の保護等を目的として、図6(a)に示すように擁壁5を作って地盤10の法面崩壊を防ぐ手法がとられることがある。擁壁5には、背面の地盤10の水圧を逃がす目的で、排水用の水抜きパイプ6が通される(例えば、特許文献1参照)。また、切土や盛土等による法面にモルタル等を吹き付けて法面保護を行う場合も、同様の目的で、吹付工に水抜きパイプが通される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3664712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図6(a)に示すように樹木等の種子9が上から飛来して、これらの水抜きパイプ6に種子9が侵入すると、種子9が発芽して図6(b)に示すように幹が成長し、地盤10に張った根が盛り上がることで、擁壁5や吹付工を痛める恐れがあり、擁壁5や吹付工のクラックの発生や破壊につながる。
【0005】
これを防止するために有効と考えられる一つの方法は、水抜きパイプ6への種子9の侵入を防止することであるが、従来、水抜きパイプ6にそのような工夫を施すものはなかった。
【0006】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、水抜きパイプに種子が入るのを防止するためのキャップ等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するための第1の発明は、地盤の側面に位置する側面部材に通されて前記地盤から排水を行う水抜きパイプに設けられる、前記水抜きパイプへの種子の侵入を防止するためのキャップであって、筒状のキャップ本体を有し、前記キャップ本体の一方の端部の管軸方向と、前記キャップ本体の他方の端部の先端面の向きとが異なることにより、前記一方の端部を前記水抜きパイプの外側の端部に挿入または外嵌した時に、前記他方の端部の先端面を、前記水抜きパイプの管軸方向と異なる向きであり、且つ下方に向けて配置できるようにしたことを特徴とするキャップである。
【0008】
第1の発明のキャップは、筒状のキャップ本体の一方の端部を水抜きパイプの外側の端部に挿入または外嵌することで、キャップ本体の他方の端部の先端面の向きを水抜きパイプの管軸方向から異ならせ、先端面を下方に向けることが可能になる。このように、水抜きパイプに接続されるキャップ本体の先端面を下向きとすることで、上から飛来した種子が、先端面の開口から水抜きパイプに入るのを防止できる。
【0009】
前記キャップ本体は、例えば、直線状の筒体の管軸方向の端部を、当該管軸方向に対して斜めに切り欠いた形状を有し、当該端部が、前記他方の端部に対応する。
これにより、キャップ本体の形状が簡易化され、キャップを安価に製作できる。
【0010】
あるいは、前記キャップ本体は、直線状の筒体を途中で折り曲げた形状を有してもよい。
この場合、水抜きパイプに接続されるキャップ本体の先端面をより下方に向けることができ、先端面の開口からの種子の侵入を確実に防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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