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公開番号2024124896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023032873
出願日2023-03-03
発明の名称サスペンションアーム
出願人豊田鉄工株式会社
代理人個人
主分類B60G 7/00 20060101AFI20240906BHJP(車両一般)
要約【課題】空力特性を向上できるサスペンションアームを提供する。
【解決手段】ロアアーム30は、アーム本体40と、アーム本体40をインサートして成形される樹脂成形部60とを備える。アーム本体40は、底壁41と、第1側壁42A及び第2側壁42Bと、第1フランジ45Aとを有している。樹脂成形部60は、第1側壁42Aの外方側の面を被覆する第1側壁被覆部61と、第1フランジ45Aを被覆する第1フランジ被覆部62と、第1フランジ被覆部62から下方に突出するとともに第1側壁被覆部61に連なる第1突出部63とを有している。第1フランジ被覆部62には、対向方向において第1フランジ45Aの基端側に向かうほど上方に位置するように傾斜する第1傾斜面62aが設けられている。第1突出部63には、下方に向かうほど第1側壁被覆部61までの距離が徐々に小さくなるように湾曲した第1湾曲面63aが設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アーム本体と、前記アーム本体をインサートして成形される樹脂成形部と、を備えるサスペンションアームであって、
前記アーム本体は、底壁と、前記底壁から上方に突出するとともに互いに対向する第1側壁及び第2側壁と、前記第1側壁の突出方向における先端部から前記第1側壁と前記第2側壁とが対向する対向方向において前記第2側壁とは反対側に突出するフランジと、を有しており、
前記樹脂成形部は、
前記第1側壁の外方側の面を被覆する第1側壁被覆部と、
前記フランジを被覆するフランジ被覆部と、
前記フランジ被覆部から下方に突出するとともに前記第1側壁被覆部に連なる突出部と、を有しており、
前記フランジ被覆部には、前記対向方向において前記フランジの基端側に向かうほど上方に位置するように傾斜する傾斜面が設けられており、
前記突出部には、下方に向かうほど前記第1側壁被覆部までの距離が徐々に小さくなるように湾曲した湾曲面が設けられている、
サスペンションアーム。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記フランジを第1フランジとし、前記フランジ被覆部を第1フランジ被覆部とし、前記傾斜面を第1傾斜面とするとき、
前記アーム本体は、前記第2側壁の突出方向における先端部から前記対向方向において前記第1側壁とは反対側に突出する第2フランジを有しており、
前記樹脂成形部は、前記第2フランジを被覆する第2フランジ被覆部を有しており、
前記第2フランジ被覆部には、前記対向方向において前記第2フランジの先端側に向かうほど下方に位置するように傾斜する第2傾斜面が設けられている、
請求項1に記載のサスペンションアーム。
【請求項3】
前記突出部を第1突出部とし、前記湾曲面を第1湾曲面とするとき、
前記樹脂成形部は、前記第2側壁の外方側の面を被覆する第2側壁被覆部と、前記第2フランジ被覆部から下方に突出するとともに前記第2側壁被覆部に連なる第2突出部と、
を有しており、
前記第2突出部には、下方に向かうほど前記第2側壁被覆部までの距離が徐々に小さくなるように湾曲した第2湾曲面が設けられている、
請求項2に記載のサスペンションアーム。
【請求項4】
前記第2フランジ被覆部には、前記第2フランジの先端側に向かうほど上方に位置するように傾斜する第3傾斜面が設けられており、
前記第3傾斜面は、前記第2傾斜面よりも前記対向方向において前記第1側壁に近い位置に設けられている、
請求項2または請求項3に記載のサスペンションアーム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サスペンションアームに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車両は、車体と車輪とを連結するサスペンションアームを備えている。
特許文献1に記載のサスペンションアームは、本体部と、本体部に加硫接着されたカバーとを備えている。本体部は、底壁と、底壁から突出するとともに対向する一対の側壁とを有している。一対の側壁の先端部には、互いに反対側に突出するフランジが設けられている。
【0003】
カバーは、一対の側壁のうち車両前方に配置される側壁を前方から被覆する前半部を有している。前半部は、車両前方に配置される側壁に設けられたフランジを被覆している。前半部の断面形状は、概ね三角形状をなしているため、サスペンションアームの断面形状が流線型に近付く。これにより、カバーは、前方からの走行風の空気抵抗を減少させる整流部材として機能する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-56463号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1では、カバーのうちフランジを被覆する部分の形状がサスペンションアームの空力特性に与える影響について具体的に言及されていない。このため、サスペンションアームの空力特性を向上する上では、改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためのサスペンションアームは、アーム本体と、前記アーム本体をインサートして成形される樹脂成形部と、を備えるサスペンションアームであって、前記アーム本体は、底壁と、前記底壁から上方に突出するとともに互いに対向する第1側壁及び第2側壁と、前記第1側壁の突出方向における先端部から前記第1側壁と前記第2側壁とが対向する対向方向において前記第2側壁とは反対側に突出するフランジと、を有しており、前記樹脂成形部は、前記第1側壁の外方側の面を被覆する第1側壁被覆部と、前記フランジを被覆するフランジ被覆部と、前記フランジ被覆部から下方に突出するとともに前記第1側壁被覆部に連なる突出部と、を有しており、前記フランジ被覆部には、前記対向方向において前記フランジの基端側に向かうほど上方に位置するように傾斜する傾斜面が設けられており、前記突出部には、下方に向かうほど前記第1側壁被覆部までの距離が徐々に小さくなるように湾曲した湾曲面が設けられている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、サスペンションアームの一実施形態であるロアアームを示す断面図である。
図2は、図1のロアアームが適用される車両の懸架装置を示す概略図である。
図3は、図1のロアアームを示す斜視図である。
図4は、図1のロアアームを構成するアーム本体と補強部材とを分離して示す分解斜視図である。
図5は、図1のロアアームの底面を示す斜視図である。
図6は、図1のロアアームにおける第1フランジ被覆部を中心とした拡大断面図である。
図7は、図1のロアアームにおける第2フランジ被覆部を中心とした拡大断面図である。
図8は、ロアアームにおける第1傾斜面の傾斜面角度とCd値との関係を示すグラフである。
図9は、ロアアームにおける第1傾斜面の傾斜面角度とCl値との関係を示すグラフである。
図10は、ロアアームにおける第2傾斜面の傾斜面角度とCd値との関係を示すグラフである。
図11は、ロアアームにおける第2傾斜面の傾斜面角度とCl値との関係を示すグラフである。
図12は、ロアアームにおける第1湾曲面の曲率半径とCd値との関係を示すグラフである。
図13は、ロアアームにおける第1湾曲面の曲率半径とCl値との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図13を参照して、サスペンションアームを懸架装置のロアアームとして具体化した一実施形態について説明する。
(懸架装置10)
図2に示すように、懸架装置10は、車体100と車輪110との間に配置されるとともに、車体100に対して車輪110を揺動自在に支持している。懸架装置10は、路面から車輪110を介して車体100に伝達される衝撃を緩和するとともに、路面に対して車輪110を押し付けるように構成されている。
【0009】
懸架装置10は、アッパーアーム20と、ロアアーム30と、サスペンションスプリング70とを備えている。
アッパーアーム20及びロアアーム30は、車幅方向に延びている。アッパーアーム20は、ロアアーム30の上方に配置されている。アッパーアーム20及びロアアーム30は、車体100のフレーム101と、車輪110を支持する支持部材111とを連結している。
【0010】
サスペンションスプリング70は、上下方向に延びている。サスペンションスプリング70の下端部は、ロアアーム30に支持されている。
(ロアアーム30)
図3に示すように、ロアアーム30は、アーム本体40と、補強部材50と、樹脂成形部60とを有している。補強部材50は、アーム本体40に対して接合されている。樹脂成形部60は、アーム本体40及び補強部材50をインサートして成形されている。
(【0011】以降は省略されています)

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