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公開番号2024123659
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031264
出願日2023-03-01
発明の名称発光装置
出願人豊田合成株式会社
代理人弁理士法人平田国際特許事務所
主分類H01L 33/54 20100101AFI20240905BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】発光素子が液体に封止された発光装置であって、光取り出し効率を高めつつ、狭配光化を実現することのできる発光装置を提供する。
【解決手段】基板10上に実装された発光素子11と、発光素子11を覆うように基板10上に被せられたレンズ12と、基板10上の発光素子11の周囲に設けられた環状の突起16と、レンズ12の内側の空間に収容され、発光素子11を封止する封止液13と、を備え、封止液13が、前記空間において空気の層15に周囲を囲まれるように、表面張力によって基板10とレンズ12の内面の発光素子11の上方の領域121との間に形状が保たれ、封止液13の基板10に接する部分の形状が、突起16により保持され、封止液13が、下方から上方に向かって横方向に広がる、発光装置1を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
表面に配線を有する基板と、
前記基板上に実装された発光素子と、
前記発光素子を覆うように前記基板上に被せられたレンズと、
前記基板上の前記発光素子の周囲に設けられた環状の突起と、
前記レンズの内側の空間に収容され、前記発光素子を封止する封止液と、
を備え、
前記封止液が、前記空間において空気の層に周囲を囲まれるように、表面張力によって前記基板と前記レンズの内面の前記発光素子の上方の領域との間に形状が保たれ、
前記封止液の前記基板に接する部分の形状が、前記突起により保持され、
前記封止液が、下方から上方に向かって横方向に広がる、
発光装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記レンズの内面の前記発光素子の上方の領域の少なくとも一部が下方に突出し、
前記領域の突出部の下端の少なくとも一部と前記発光素子の上面が対向する、
請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記突起が前記配線の一部である、
請求項1又は2に記載の発光装置。
【請求項4】
前記封止液がフッ素オイルである、
請求項1又は2に記載の発光装置。
【請求項5】
前記封止液の粘度が0.3Pa・s以上である、
請求項1又は2に記載の発光装置。
【請求項6】
前記突起の高さが10μm以上である、
請求項1又は2に記載の発光装置。
【請求項7】
表面に配線を有する基板と、
前記基板上に実装された発光素子と、
前記発光素子を覆うように前記基板上に被せられたレンズと、
前記レンズの内側の空間に収容され、前記発光素子を封止する封止液と、
を備え、
前記封止液が、前記空間において空気の層に周囲を囲まれるように、表面張力によって前記発光素子の側面及び上面と前記レンズの内面の前記発光素子の上方の領域との間に形状が保たれ、
前記封止液が、下方から上方に向かって横方向に広がる、
発光装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発光装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、発光素子が液体中によって封止された発光モジュールが知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1の発光モジュールにおいては、パッケージの内部空間に液体が充填され、発光素子を封止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-207754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発光素子の基板がサファイアなどの空気との屈折率差が大きい材料からなる場合、その基板と周囲の空気との界面で全反射が起こる。このような場合、レンズの内側の空間にフッ素オイルなどの低屈折率の液体を充填して発光素子を封止することにより、基板の表面での全反射を緩和して光取り出し効率を向上させることができる。
【0005】
しかしながら、一方で、発光素子の基板の側面から取り出される光も増えるため、広配光化が生じてしまう。
【0006】
本発明の目的は、発光素子が液体に封止された発光装置であって、光取り出し効率を高めつつ、狭配光化を実現することのできる発光装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、上記目的を達成するために、下記の発光装置を提供する。
【0008】
[1]表面に配線を有する基板と、前記基板上に実装された発光素子と、前記発光素子を覆うように前記基板上に被せられたレンズと、前記基板上の前記発光素子の周囲に設けられた環状の突起と、前記レンズの内側の空間に収容され、前記発光素子を封止する封止液と、を備え、前記封止液が、前記空間において空気の層に周囲を囲まれるように、表面張力によって前記基板と前記レンズの内面の前記発光素子の上方の領域との間に形状が保たれ、前記封止液の前記基板に接する部分の形状が、前記突起により保持され、前記封止液が、下方から上方に向かって横方向に広がる、発光装置。
[2]前記レンズの内面の前記発光素子の上方の領域の少なくとも一部が下方に突出し、前記領域の突出部の下端の少なくとも一部と前記発光素子の上面が対向する、上記[1]に記載の発光装置。
[3]前記突起が前記配線の一部である、上記[1]又は[2]に記載の発光装置。
[4]前記封止液がフッ素オイルである、上記[1]又は[2]に記載の発光装置。
[5]前記封止液の粘度が0.3Pa・s以上である、上記[1]又は[2]に記載の発光装置。
[6]前記突起の高さが10μm以上である、上記[1]又は[2]に記載の発光装置。
[7]表面に配線を有する基板と、前記基板上に実装された発光素子と、前記発光素子を覆うように前記基板上に被せられたレンズと、前記レンズの内側の空間に収容され、前記発光素子を封止する封止液と、を備え、前記封止液が、前記空間において空気の層に周囲を囲まれるように、表面張力によって前記発光素子の側面及び上面と前記レンズの内面の前記発光素子の上方の領域との間に形状が保たれ、前記封止液が、下方から上方に向かって横方向に広がる、発光装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、発光素子が液体に封止された発光装置であって、光取り出し効率を高めつつ、狭配光化を実現することのできる発光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1(a)は、本発明の実施の形態に係る発光装置の垂直断面図である。図1(b)は、突起周辺の基板の上面図である。
図2(a)、(b)は、図1(a)に示される切断線A-Aで切断された発光装置の断面図の例である。
図3(a)~(c)は、レンズの内面の発光素子の上方の領域における形状が異なる、発光装置の変形例の垂直断面図である。
図4(a)、(b)は、レンズの内面の発光素子の上方の領域における形状が異なる、発光装置の変形例の垂直断面図である。
図5は、本発明の実施の形態に係る発光装置の変形例の垂直断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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